カウンセリングで大切なポイント⑦働きかけるポイントを決める(2)

カウンセリングで大切なポイント⑦働きかけるポイントを決める(2)

<前回からの続き>




<⑦悩み/症状の解消の為に働きかけるポイントを決める(2)>

前回の例の様に、

CLさんの今のお悩みや症状の根本原因が推測できれば
働きかける(介入)ポイントを決めてゆきます


この例では、


①変えられない部分のノーマライズ

このCLさんの自己調整不全は、
恐らく遺伝的なものだと考えられますので、
そこはノーマライズしてゆきます。

②内的作業モデルを作る


自己客観視⇒自己調整の能力を高めてゆき
内的作業モデルを作り、覚醒状態を耐性の窓の範囲に収める様にする

③スキーマと行動に働きかけてゆく

このCLさんの場合は、

内的作業モデルを作り自己調整ができる様になって初めて、
スキーマ等の認知や行動に働きかける事が有効となるでしょう。

④耐性の窓を拡げてゆく



  
※早期トラウマや発達性トラウマを抱えていると想像されるCLさんには
 この他に、トラウマの解消も必要になる場合もあります

<次回へ続く>