何故雑談が苦手なのか?②感覚過敏によるもの

何故雑談が苦手なのか?②感覚過敏によるもの

<前回からの続き>


今回は

「雑談が苦手になっている原因」の二番目として考えられる
「感覚過敏」によるものについてお書きします。

前回お書きした様に、
自由な会話・雑談には決まったパターンはほぼ無いと言えるでしょう。

ですから、

(1)相手の言っている話の内容に集中する

(2)それを把握しておいて、相手が「何を言いたいのか?」を要約する

(3)次に相手が「どういう答えを望んでいるのか?」
 「どういう答えなら会話がうまく進むのか?を想像する

(4)頭の中で導き出したその”答え”を要約して発話する

といった事を瞬時にしていかないといけない訳です

ところが、

生まれつき「感覚過敏」があると、
上の「(1)」「(2)の部分で躓く事があると思います。

例えば、

自分にとっての快/不快に極端に敏感な人なら、
興味の無い話題(=不快)は頭に入って来ないでしょうし、

逆に
興味を魅かれた部分(=快)やわからない部分(=不快)に引っ掛かって、
頭の中で想像を膨らませるか、不快を避けてすっきりする為に、
”答え”を探し続けて想像を巡らせてゆく事もあるでしょう。

そしてそうしている間に、会話について行けなくなるでしょう。

更に
五感が極端に敏感な人は、
相手の「表情」「目つき」「姿勢」「動き」「声色」「周りの音や声」
「その場の匂いや温度、雰囲気」等、

とてもたくさんの情報を拾ってしまい、話の内容に集中できない、
という事が起こり得るでしょう。

(上記の様に、五感からの刺激の中で”快”や”不快”を感じるものがあれば、
それに集中して、頭の中の想像の世界に入ってゆく事もあると思います)




次回は、
「雑談が苦手になっている原因」の3つ目についての推察をお書きします。

<次回へ続く>