「防衛的な完璧主義」から抜け出すヒント(上)

「防衛的な完璧主義」から抜け出すヒント(上)

<前回からの続き>

今回からは

前回で定義した「防衛的な完璧主義」から抜け出す為のヒント
をお書きしてゆきたいと思います。






(防衛的な)完璧主義から抜け出すヒント(上)




①自己否定の緩和

(1)自分の容姿や性格、能力等で、気になる所を細かく分ける

 例:自分の容姿が気になる(細かく分けると)顔、首、胸、
   ウエスト周り、脚、姿勢・・・等々。

   

(2)その中で特に否定が強い部分を更に細かく分けてピックアップする

 例:(細かく分けると)一重のまぶたが嫌、と
   ウエスト周り(細かく分けると)太い、くびれてない所が嫌



(3)その部分の否定に対しての反論や言い訳を用意する

 例:「一重まぶたも、ウエストがくびれてないのもお母さん側の遺伝
    だし、私のせいじゃない。

    ウエストが太くなったのも、高2で勉強に専念する為に
    部活をやめさせられたから仕方がないし・・・」等々。




②自己肯定への足掛かりを見つける




(1)自分の容姿や性格、能力等の中で、肯定できる、若しくは
 否定的に感じない部分をできるだけ沢山ピックアップする

 例:「鼻がスッとしてるのは少しは気に入ってるし、
    困っている友達を放っておけないお人好しの性格も悪くない、

    好きなダンスは結構自信があるし、
    我ながら頑張り屋さんだとも思う。」等々。

(2)その部分に少しでも肯定的なイメージを加える

 例:「鼻の形だけで言うと憧れているアイドルの人と似ている。
    鼻筋が通ってるのは、私のお爺ちゃんと似てるから、
    お爺ちゃんに感謝しなきゃ!

    友達みんなから好かれているのは、私のお節介な性格のお陰
    だとすれば、その性格にも友達にも感謝しなくちゃ。

    ダンスを頑張っている自分の事は褒めてあげたいな。」等々。

<次回へ続く>