発達障害の本当の原因を探る④ASDの特性はなぜ出現するのか?(2)

発達障害の本当の原因を探る④ASDの特性はなぜ出現するのか?(2)

<前回からの続き>

 

今回は前回の続きである、
ASD(自閉スペクトラム症)の診断基準「C」「D」
関して、その特性出現のメカニズム
を考察したいと思います。

 

診断基準C:
症状は発達早期の段階で必ず出現するが、
後になって明らかになるものもある。


診断基準D:
症状は社会や職業その他の重要な機能に
重大な障害を引き起こしている

 

<特性出現のメカニズム>

⇒成長するにつれて、自分の考えや気持ちの
 自己主張を余儀なくされてゆくでしょうし、
 高度な対人交流も要求されてゆきます。

 でも、
 強度の感覚過敏から防衛的になっているままですと、

 周囲の人との”違い”が次第に明確になってゆく
 と思います。

 その為に、
 特に対人交流の面で「協調性が無い奴」
 とか
 「何を考えてるかわからない奴」

 「変わった奴」等といったレッテルを貼られたり・・・
 といった、

 他者からの”攻撃”を敏感に察知して、
 益々防衛的になって
 感覚過敏もより
研ぎ澄まされてゆく

 といった事も起き得るでしょう。
 (中には他者からの”攻撃”に対して、
 被害妄想的になる方もいらっしゃいます) 

 逆に
 自己主張ができずに相手に従順に従う余り、
 いいように利用されたりする等、 

 仕事や家庭等の社会生活に
 支障をきたしてしまう事も出て来るでしょう。

そして、
これらの”感覚過敏から来る極度の防衛反応”
がもたらすと考えられる
(ASDと関連すると思われる)
主な「二次的な障害」を下記に挙げてみたいと思います。

①「妄想性障害」
  (防衛反応:”戦う”、”回避”)

②「うつ」
  (防衛反応:”回避”、”凍り付く”)

③「社交不安障害/対人恐怖」
  (防衛反応:”回避”、”凍り付く/服従”)

④「不登校/引きこもり」
  (防衛反応:”回避”)

⑤「不安障害」
  (防衛反応:”回避”、”凍り付く”)

⑥「強迫性障害」
  (防衛反応:”回避”、”戦う”)

⑦「パニック障害」
  (防衛反応:”回避”と”凍り付く”
  が同時に生じた場合)


⑧「パーソナリティ障害」
  (防衛反応:”回避”,”戦う”,”凍り付く=服従”
  ※特にBPD
の場合は
           ”戦う”と”凍り付く/服従”を繰り返す)


⑨「PTSD」
  (防衛反応:”戦う/逃げる”が”凍り付く”に
  抑え込まれている状態)


➉「モラハラ/パワハラ/DV」
  (防衛反応:”戦う)

⑪「依存症(共依存や摂食障害含む」
  (防衛反応:”回避”)

⑫「自傷行為/(家庭内暴力等の)他害行為」
  (防衛反応:”回避”⇒”戦う”)

⑬「チック/吃音/場面緘黙」
  (防衛反応:”回避”※後ろの2つは+”凍り付く”)

等々。

※同じ強度の感覚過敏を持っている人で、
 ASDというよりもHSPの特性に近い人も
 極度の防衛反応から、
 同様の二次的な障害に見舞われる事があります

 (ASDとHSPの違いは後述します) 

<次回へ続く>

 

#発達障害のカウンセリングについては、こちらをご参照下さい

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。

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