嫉妬した相手を下げようとする人

嫉妬した相手を下げようとする人

<前回からの続き>

今回は、

同じ”嫉妬”でも、

「嫉妬した相手を下げようとする人」

「嫉妬した相手に追いつこうとする人」

違いを考察してみます。






①嫉妬した相手を下げようとする人




”嫉妬”自体は自然な感情ですので、

その感情をネガティブに捉えたり、抑圧してしまう必要は無いと思います。


ただ、

「同じレベルのライバルに自分が負けている」
と感じる事は誰しも不快でしょう。


特に、

”自分の快/不快”に極めて敏感で、

尚且つ、
自分を客観的に評価するという”想像力”が弱い人で、

しかも、
相手の快/不快(を想像できない為)に鈍感であったり、
相手への共感力や思いやりが弱い人は、
(自分を省みて客観的に評価できない為に)

「何で私が変わらなきゃいけないのよ!
 私が不快を感じるのはあいつのせいだ!」
と考え、

(足を引っ張られた相手の快/不快に無頓着であったり、
 相手への思いやりに欠ける為に)
「あいつに嫌がらせして、ギャフンと言わせてやる!」

等と、
嫉妬の炎をメラメラと燃やす事になるでしょう。
(前述の「A子」の例)






②嫉妬した相手に追いつこうとする人




逆に、

前述の「B子」の例の様に、

”自分の快/不快”に極めて敏感で、
「同じレベルのライバルに自分が負けている」といった
強い不快を感じる(ここまでは「A子」と同じです)が、

自分を客観的に評価するという”想像力”が備わっていて

しかも、
相手の快/不快にも敏感で、相手への共感力や思いやりが強い人(ここは
「A子」と違う所です)は、

自分の足りない部分をちゃんと評価して相手を価値下げせず、
逆に憧れを持って、追いつこうとする訳です。




次回は

「嫉妬した相手や憧れの人に劣等感を抱く人」
についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>