自己否定/劣等感から抜け出す為のヒント(2)

自己否定/劣等感から抜け出す為のヒント(2)

<前回からの続き>

自己否定や劣等感が強い人は、

(過去に)否定されたり、比べられて価値下げされたり等といった
記憶や感覚、感情、認知等が
無意識(大脳辺縁系や脳幹)の中に貯蔵されています。


そして、
それらによって(理性的な判断や制御を行う)前頭前野が乗っ取られた状態
が続いていると言えるでしょう。


だとすれば、
まずはその乗っ取り状態を解除してゆく必要があります。


その為には、
自分を俯瞰で見る(客観視する)事ができる様になり、
否定されたり傷つけられた(過去の)自分に対して、
共感し、慰め、肯定し、勇気づけてゆくという作業が必要になると思います。






<自己否定/劣等感から抜け出す為のヒント>




②自分へ慈悲の心を向ける

・否定されたり傷つけられたりした記憶を思い出す


・もしそれが自分の大切な人(親友/恋人/配偶者/我が子等)なら、
 どう感じるか?を想像する

 例:「可哀相」「酷い目に遭ったよね!・・・そいつら許せない!」
   等々


・その否定されたり傷つけられた為に自己否定が強い大切な人を
 どうすればそこから救い出せるか?を考える

 例:「あなたは悪くない!何の罪もないよ。
    否定してきたそいつらが最低だよ」
    と目を真っすぐに見て肩を叩きながら、何度も繰り返してあげる
   等々

・その大切な人に、どうしてあげれば勇気づけたり励ましたりできるか?
 を考える

 例:「だからあなたは悪く無い!あなたは他人を否定したり
    意図的に傷つける事はしてこなかったよね!
    だから今後あなたを否定する人に出逢ったら、
    ”あ~、この人はダメな人だわ”と思っていいし、
    真に受けなくてもいいよ!」と笑顔で頷きながら言ってあげる
   等々

・それを(胸の中に居る)”否定されてきた過去の自分”に対しても
 納得するまで、やってあげる。
 加えて、前回の「①」で見つけた自己イメージに関しての
 ポジティブな面も利用し、肯定してあげる

<次回へ続く>