人生で大切な8つの事⑦心の安全基地を持つ(2)
人生で大切な8つの事⑦心の安全基地を持つ(2)
<前回からの続き>
今回は、引き続き私が思う
「人生で大切な事」の7つ目について、
今も昔も心の安全基地や安心感を与えてくれる人が居ない方に向けて
お書きします。
<⑦心の安全基地を持つ(2)>
不幸にも幼い頃に安定型の愛着が形成されずに
「安全基地」を得る事ができず、
しかも今現在も安心を与えてくれる人が居ない方
も少なからずいらっしゃるでしょう。
そうした場合は、
安全基地となり得る様な「安心感」や「安全であるという感覚・認識」
を与えてくれる他者を探しましょう。
例えば、
パートナー、カウンセラー、ドクター、師・メンター、等。
もしそういった人が見つからなかった場合は、
まずは
神仏・祖先・”推し?”等で代用したり、
動植物、物(ぬいぐるみ、お守り、形見、音楽、絵画)
や
空間・場所(自然、カフェ、家のベッド、書斎、テント等)、
或いは
イメージの力を駆使して、過去の安心できる場所や人と居る事を想像したり、
瞑想等で安心感を得るのも良いと思います。
そういった事も含めて安全基地となり得るものを見つけましょう。
そして例えば、
ご先祖様や”推し”の写真やご本尊に悩みを打ち明けたり、
懺悔して許してもらったり、慰めてもらったりして
感情の協働調整を行いましょう。
更には、それと並行して
「今は亡き最愛のあの人だったらどう言ってくれるだろうか?」
等と想像して、
自分の中にその存在を取り込んで(内在化)、
自分自身が自分の安全基地になってゆく事(感情の自己調整)
も必要だと思います。
前掲の「ポリヴェーガル理論」に依れば、
安心感を感じて、初めて他者との社会交流システムが起動する
と言う事ですので、
まずは上記の方法で安心感を得られたら、
”代用”のものに感謝して、徐々に他者との交流に意識を向けてゆき、
”安心できる居場所”を探してゆくのも良いでしょう。
<次回へ続く>