カウンセリングで大切なポイント⑥根本原因の説明と得心

カウンセリングで大切なポイント⑥根本原因の説明と得心

<前回からの続き>




<カウンセリングで大切なポイント⑥根本原因の説明と得心>

前回の「⑤」によって
CLさんの今のお悩みや症状の根本原因が推測できれば、

それを心理教育的に分かり易く説明し、
腑に落として頂く必要があると思います。


何故ならば、
例えば認知行動療法等の、意識⇒無意識(身体感覚や感情等)といった
トップダウン的な療法の場合は勿論の事、

身体感覚や感情から入る無意識⇒意識といったボトムアップ的な療法でさえ、
(無意識ではなく意識の)抵抗が生じる可能性があるからです。


例えば、
「〇〇の事を考えると、どんな感覚を感じますか?」
とか
「今ままさにその事が起きてると想像すると、どんな気持ちになるでしょう?」
等と介入していっても、

CLさんが内心「え?!、なんでそんな事しなきゃいけないの?」等と
感じていると、うまく行かない事が多いでしょう。


ですから、
意識の抵抗を減じる為にも、納得してもらうに越した事はないと思います。

<次回へ続く>