他人と自分を正確に比べる③他人と比べて”マシ”な部分を伸ばす
他人と自分を正確に比べる③他人と比べて”マシ”な部分を伸ばす
前回お書きしたやり方で、
「他人を評価する部分を拡げ」
「評価する相手を拡げ」、
他人と自分を正確に比べる事ができてくれば、
今度は
他人と比べて自分の”マシ”な部分を伸ばしてゆきましょう。
<ちゃんと他人と比べるには?③>
③他人と比べて”マシ”な部分を伸ばす
(1)他人と比べて”マシ”な部分に意識を向ける
例1(顔が可愛くないと思い込んでいる人):
「私はA子よりも首も細いし、色白の様な気がする。
クラスの中でも、色白さはトップ5、
首の細さはトップ10に入ってるかな? 」等。
※他人と比べてまだ”マシ”だと思える部分を
書き出してゆくのも良いでしょう
(2)他人と比べて”マシ”な部分を伸ばす事に意識を向ける
例1(顔が可愛くないと思い込んでいる人):
「首の細さと色白を活かせる様な
ブラウスの色とデザインを考えてみようかな?
首と肌の色を強調する為に、
髪をもう少しショートにしてみようかな?」
例2(暗くてコミュ障と思い込んでいる人):
「私はたわいのない会話なんかのコミュニケーションは苦手だけど、
好きな映画やアニメの話題は部活の中でも結構知ってる方だし、
話題が合う子とは結構話ができる。
それに感受性の鋭さも、クラスの中でも上位の方だと思う。
それらの”マシ”な部分を伸ばすには?・・・
まず、好きな映画やアニメにもっと詳しくなって、
みんなが知らない情報も仕入れて行こう。
それと、感受性の鋭さに磨きをかける為に、
”私がどう思うか?どう思われるか?”ではなく、
”私が(相手や対象を)どう感じるか?”を常に意識しよう。」等。
例3(頭が悪いと思い込んでいる人):
「音楽の成績はクラスの上位だし、英語も話す事と聴く事は
英語の先生よりも上手いかも知れないなあ。
だったら、吹奏楽部のサックスをもっと練習して、
英会話ももっと勉強しようかな?」等。
※自分の短所や劣っている所を改善してゆく、
という方法もありますが、
とても敏感で、しかも集中力(こだわり)が強い人は、
短所や劣っている所ばかりに集中し続け、
結局は劣等感や自己否定を強めてしまう事になる可能性
もありますのでご注意を。
(例:醜形恐怖に陥っている人が、一ケ所整形しても、
すぐに他の”醜い”と感じる所が気になってしまう)
<次回へ続く>