インナーチャイルドを癒すには?(3)

インナーチャイルドを癒すには?(3)

<前回からの続き>






<インナーチルドレンを癒すヒント(3)>

③無意識下のチルドレンに等しく共感し愛情を向ける



いよいよ自分の中の無意識に存在する子供のSP達と向き合います。

この子達は、例えば
「不安になる」「パニックになる」「黙り込んでしまう」
「自分を責める」「自分にダメ出しをする」「キレる」「逃げる」
「死にたくなる」「自傷する」「強迫行為をする」「人や物に依存する」
等、

「自分に苦悩をもたらす存在」として。
どうしてもこの子達の存在を否定してしまうと思います。



ここで、忘れてはいけない事は、どんな子でもその時には
必要があって生まれた「チルドレン」(子供のSP達)だったという事です。



例えば
大切な我が子が、不安やパニックになったり、黙り込んだり
自分を責めたり、ダメ出ししたり、キレたり、逃げたり、
”死にたい”と言ったり、自傷したり、強迫行為をしたり、
人や物に依存してるとすれば、

そんな我が子を否定して見放すでしょうか?



きっと、
その理由を知ろうとして、共感的に接して行かれるのではないでしょうか?



それと同じように、
無意識下から子供のSPが出てくれば、前述の「①」の方法を駆使して、
親のSPが子供のSPに圧倒されない様に注意しながら、
共感的に接してゆく事が役に立つでしょう。



例:(以下、”親のSP”と”子のSP”との対話)

彼氏にLINEを送ったのに、いつまで経っても返信が来ず、
イライラが襲ってきた女性



「イライラしてきた!・・・って言うか、”イライラちゃん”が出て来た」

(イライラちゃんは私の体のどの辺りに居るのかな?)



親「みぞおちの辺りに居そう・・・」

(その子は何歳くらいかな?)



「小学生くらいの私?」

(何故イライラしてるのか?聴いてみよう!)



「(みぞおちに手を当てて)イライラちゃん、出て来てくれて有難う!
  どうしてイライラしてるの?」



「だって、すぐにLINEを返してくれないから・・・」



「そっか、それでイライラしてるんだね!」



「あの人がすぐに返事をくれないのは何故だと思ってるの?



「私の事、興味ないからだと感じるから・・・」



「あなたの事に興味が無いと思うとどんな気持ちになる?」



「寂しい!辛い!」



「それは寂しいよね!辛いよね!」

 とみぞおちの辺りを撫でながら共感してゆく。



  

<次回へ続く>

 

#アダルトチルドレンのカウンセリングについては、
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