自分を犠牲にしてまで相手に尽くす人へ①

自分を犠牲にしてまで相手に尽くす人へ①

「彼氏がまたギャンブルで借金して困ってる。

 ”助けてあげなきゃ!”とまたお金を渡したけど、
 私の生活費も底をついてる。今月の家賃を払えるかなあ~。」

「兄も姉も認知症の母親をみてくれない・・・。

 私が帰りに毎日実家へ行ってるけど2学期から娘が不登校になった。

 夫は仕事で忙しく頼りにならない。私一人ではもう限界・・・。」

とっても人に対して優しくて愛情にあふれ、
人の苦しみを我が事の様に共感できる方も多くいらっしゃると思います。



そんな方の中で、他人や身内の悩みや苦しみをお独りで背負いこみ過ぎて
潰れそうになってお越しになる方も多いです。

一言で言ってしまえば「共依存」という事になるのでしょうが、

ご本人達は、その優しさを止めようと思っても止める事ができずに
苦しんでおられます。

今回からは、

「何故自分を犠牲にしてまで人に尽くし、
 自分が苦しくてもやめられないのか?」

「どうすれば、そこから脱却できるのか?」

のヒントをお書きしてゆきたいと思います。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#HSPの人のカウンセリングについては、こちら

#アダルトチルドレン,共依存のカウンセリングについては、こちら

 

 

自分を犠牲にしてまで相手に尽くす人へ②

 

「彼氏がまたギャンブルで借金して困ってる。
 ”助けてあげなきゃ!”とまたお金を渡したけど、
 私の生活費も底をついてる。家賃を払えるかなあ~。」



「兄も姉も認知症の母親をみてくれない・・・。
 私が仕事終わりに毎日実家へ行ってるけど2学期から娘が不登校になった。

 夫は仕事で忙しいし頼りにならない。私一人ではもう限界・・・。」

今回は、

優しく愛情溢れた方が
「自分を犠牲にしてまで人に尽くし、自分が苦しくてもやめられない」

即ち、共依存と言われる状態から何故抜け出せないのか?
についてお書きしたいと思います。

あなたがもし
「自分が苦しくても(人を助ける事が)やめられない」のであれば、
そこには4つの理由が考えられると思います。

即ち、

①持って生まれた共感力の高さ



②(一つの事、一人の人への)集中力が高い



③オキシトシン(愛情ホルモン)の働き



④ドーパミンの働き



の4つです。

簡単に申しますと、

①生まれつきミラーニューロンが発達していて共感能力が高い



②どんな事があっても、誰に諭されようが、
 その相手への援助・奉仕に集中し続ける



③愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌も盛んで、愛情に溢れている



④相手や社会的承認によってのみ、ドーパミンを得

→もしそうだとすれば、

「①」の部分は変わらないですし、
共感力の高さはとっても大切な資質だと思いますので、
変える必要もないと思います。



「②」、「③」、「④」についても
その能力を使って、社会・人類に貢献してきた
素晴らしい人達も大勢いらっしゃると思います。

ただもしあなたが今苦しいのであれば、

「②」の集中力の高さによって、

「③」と「④」を向けるベクトルやパターンが
固定化してしまっているからなのかも知れません。

その事について、次回詳しく述べたいと思います。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#HSPの人のカウンセリングについては、こちら

#アダルトチルドレン,共依存のカウンセリングについては、こちら

 

 

自分を犠牲にしてまで相手に尽くす人へ③

 

前回、
優しく愛情溢れた方が、

「自分を犠牲にしてまで人に尽くし、自分が苦しくてもやめられない」

即ち、共依存と言われる状態から何故抜け出せないのか?
の考えられる理由として、

①持って生まれた共感力の高さ



②(一つの事、一人の人への)集中力が高い



③オキシトシン(愛情ホルモン)の働き



④ドーパミンの働き



4つがあるのではないか?という私の考えをお書きしました。






今回は、そうであると仮定して、

何故共依存的な状態から抜け出せないのか?
を具体的な例を挙げてご説明したいと思います。

例;(本人が生活に困窮しても、
   彼氏の借金を肩代わりし続ける事がやめられない女性)

「彼氏がまたギャンブルで借金して困ってる。
 ”助けてあげなきゃ!”とまたお金を渡したけど、
 私の生活費も底をついてる。今月の家賃を払えるかなあ~。」



→(考察)

「①」の持って生まれた共感力の高さから

「彼が困ってる。電気も水道も止まりそうらしい。

 飲食する事もできずに、真っ暗な部屋に独りで居ると
 どれだけ孤独で惨めな気持ちになるだろう?
 私だったら自暴自棄になっちゃうかも?・・・。

 私が彼を助けてあげなくちゃ!」

と、相手(彼)の気持ちを我事の様に感じる、本人の優しさが感じられます。

ただこの女性の場合は、
「②」の(一つの事、一人の人への)集中力が高い為に、

「”私”が何とかしてあげなきゃ!」

「今すぐ”お金”を何とかしてあげにきゃ!」

「でないと”飢え死にしちゃう”かも?・・・」

といった考え方に囚われてしまっています。



冷静に考えれば、

「彼の親族や友人・知人・職場の人に助けを求めたら?」

「仮に電気や水道が止まっても、日銭が稼げたり、
 賄いが出るバイトもあるんじゃないの?・・・」

「取りあえず、水と食料を送ろう!」

といった考え方もできると思います。



ところが他の考え方や可能性への視点が欠落していて、

「”私しか”彼を助けられない」

「(彼が言う通り)”お金を渡すしか”ない」

等と言った”私と彼”、”お金を渡して助ける”
という事に集中し続けていると言えると思います。



そして、

「この人は私にとって特別な存在」

「彼にとっても私は特別な存在に違いない」

といった、愛着(執着?)が生じているのは、

「③」のオキシトシン(愛情ホルモン)の働きによるものだと考えられますので、

この女性は、オキシトシンの分泌が豊富な愛情深い人であると考えられます。



さらに、

(お金を渡すと彼が)
「頼れるのはお前だけだよ!助かった。本当に有難う!」
と言ってくれる言葉によって、

他者(彼)からの承認によって
快感物質である「ドーパミン」が放出されるとも考えられます。



そしてそれが続きパターン化してしまうと、その快感を脳が求めてしまい、
同じ事を繰り返してしまってやめられなくなる、即ち「依存」が形成
されるのではないでしょうか?



もしそうだとすれば、どうすればその「依存」から脱却できるのでしょうか?

その「脱却のヒント」を次回お書きしたいと思います。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#HSPの人のカウンセリングについては、こちら

#アダルトチルドレン,共依存のカウンセリングについては、こちら

 

 

自分を犠牲にしてまで相手に尽くす人へ④

 

前回までに、

「自分を犠牲にしてまで相手を助ける事を止められない」

所謂「共依存」とも言われる状態に何故陥るのか?、

そして、
何故そこから抜け出せなくなるのか?についてお書きしました。

今回からは、

「どうすればそこから脱却できるのか?」
のヒントをお書きしたいと思います。






まず、そういった状態に陥る人の典型的な特徴として、



①生まれつきミラーニューロンが発達していて共感能力が高い



②どんな事があっても、誰に諭されようが、
 その相手への援助・奉仕に集中し続ける



③愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌も盛んで、愛情に溢れている



④相手や社会的承認によってのみドーパミンを得る



といった4つの特性や傾向を持ち合わせてるのではないか?
とお書きしました。

そして、

「①」の共感力の高さは変える必要はないが、

「②」の集中力の高さによって「③」と「④」を向ける
ベクトルやパターンが固定化してしまっている為に
そういった「共依存」状態が維持されてしまっていると考えられる

とお書きしました。



もしそうだとすれば、そこから脱却するには、
以下の方法を試してみるのが効果的だと考えられます。

<共依存的な状態から脱却する方法>



A:あなたのその素晴らしい共感力を今迄とは違う対象に集中させる



 例: その相手へお金を渡す以外の方法に集中させたり、
    その相手以外(自分自身や他の周りの人)に集中させる

B:(愛情ホルモンである)オキシトシン
  (快感物質である)ドーパミン今迄とは違う対象や方法で得る

それでは、

次回はその「脱却方法」を例を挙げてより詳しくお書きしたいと思います。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#HSPの人のカウンセリングについては、こちら

#アダルトチルドレン,共依存のカウンセリングについては、こちら

 

 

自分を犠牲にしてまで相手に尽くす人へ⑤

 

前回、

「共依存的な状態から脱却する方法」として、



A:あなたのその素晴らしい共感力を今迄とは違う対象に集中させる



B:(愛情ホルモンである)オキシトシンや、
  (快感物質である)ドーパミンを今迄とは違う対象や方法で得る 



といった方法が有効であると思うとお書きしました。

今回と次回で、その方法をより詳しくお書きしたいと思います。






<共依存的な状態から脱却する方法>

A:あなたのその素晴らしい共感力を今迄(”お金”、”相手”)
とは違う対象に集中させる



(1)その相手へお金を渡す以外の方法に(共感力を)集中させる



   ・頻繁に連絡して、相手の辛さに
    (会いに行かずに電話やLINEで)共感する

   ・相手がお金が無いのであれば、生活を切り詰めたり
    ネットのフリマや親や友人・知人から借りる、
    或いはお金の管理をさせたり、あなたが相手のお金の管理をする、
    等の方法を一緒に考える

   ・お金ではなくて食事を作ってあげたり、飲み物や食料を
    持って行ったり、送ってあげる 


 
     
  (2)その相手以外(自分自身や他の周りの人)に(共感力を)集中させる



   ・自分自身を楽しめませたり、ワクワクさせる様な事を書き出して、
    それに時間とお金を使う

   ・家族や友人・知人を喜ばせる事、役に立つ事を考えて
    それを実行してゆく

   ・ペットを飼ったり、植物を育てたりしてそれに愛情を注いでゆく

   ・社会奉仕やボランティア等に興味があれば、
    そういった活動に参加したり、募金やチャリティーをやってみる

・・・等々。

次回は、

「共依存的な状態から脱却する方法」の

「B:(愛情ホルモンである)オキシトシンや
   (快感物質である)ドーパミンを今迄とは違う対象や方法で得る」

について具体的にお書きしたいと思います。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#HSPの人のカウンセリングについては、こちら

#アダルトチルドレン,共依存のカウンセリングについては、こちら

 

 

自分を犠牲にしてまで相手に尽くす人へ⑥

 

前回、

「共依存的な状態から脱却する方法」として有効だと考えられるのは、

A:あなたのその素晴らしい共感力を今迄とは違う対象に集中させる

B:(愛情ホルモンである)オキシトシンや(快感物質である)ドーパミンを 
  今迄とは違う対象や方法で得る

の2つであると考えられるとお書きしました。

前回では、
そのうちの「A]についてお書きしましたが、

今回は「B」について詳しくお書きします。






<共依存的な状態から脱却する方法>

B:(愛情ホルモンである)オキシトシンや(快感物質である)ドーパミンを 
  今迄とは違う対象や方法で得る

(1)(愛情ホルモンである)オキシトシンが分泌される対象を変える



  ・感動する様なドラマや本、アニメ、DVD、映画等を観る時間を増やす
   (対象=ドラマや映画の登場人物)



  ・運動したり、自分で自分をマッサージしてあげる
   (対象=自分)


   
  ・大きな鏡の前で、鏡に中の自分に慰めや労いの言葉を口に出してあげて、
   自分を自分で抱きしめてあげる
   (対象=自分)



  ・家族や友人と電話やオンラインで話をする
   (対象=家族や友人)



  ・ペットを飼ったり、植物を育てる
   (対象=ペットや植物)

(2)(快感物質である)ドーパミンを今迄とは違う対象や方法で得る



  ・美味しいものを食べたり、買い物したり、趣味や興味がある事に
   没頭する時間を増やす
   (対象=自分)



  ・「その相手を助ける必要が無くなったとすれば、
    何をしたい? 何を得たい? どうなりたい?」を考えて、

   その答えを目標にして、それに向けて努力してゆき、
   少しでも進捗が見られたら自分へのささやかなご褒美を用意する
   (対象=自分)



  ・”その相手”以外の家族や友人が喜んでくれそう(助かりそう)
   な事をしてあげる
   (対象=家族や友人)



  ・今居る場(会社・学校等)で、周りの役に立つ事を積極的に行ってゆく
   (対象=会社や学校等の所属集団)



  ・ボランティアをしたり、寄付や募金をする
   (対象=社会)

いかがでしたでしょうか?

今回迄、自分を犠牲にしてまで相手に尽くす人へ向けてお書きして来ましたが、

その苦しみから抜け出せない方は、

<共依存的な状態から脱却する方法>の「A」、「B」を色々試してみられて、
効果があるものだけを続けられるのが良いかと思います。



それでもまだ苦しい場合は、いつでもご連絡下さい。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#HSPの人のカウンセリングについては、こちら

#アダルトチルドレン,共依存のカウンセリングについては、こちら

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。