金メダル内村航平選手のメンタルの秘密~原因分析を放棄する

金メダル内村航平選手のメンタルの秘密~原因分析を放棄する

ロンドンオリンピックで体操個人総合の金メダルを取った内村選手。

でもその前の団体戦で鉄棒やあん馬で落下して”不調”と見られていました。
記者の「不調の原因は何ですか?」という質問に対して「わからないですね」
と答えていましたが「”わからない”と言って原因分析を放棄した事」が
個人総合の金メダルへの大きなポイントになったと私は思います。

時間が何日もあって修正が効くのであれば原因分析は有効なのかも知れません。
でも日にちが無い時に原因分析する事の無意味さ、もっと言えば”弊害”を
無意識的に彼はわかっていたのかもしれません

この”原因分析の弊害”というのは、失敗の原因に目を向けて原因を探し続
けるという事ですから意識を常に「失敗にフォーカスし続ける」事になります。
そうすると”引き寄せの法則”じゃないですが、無意識に失敗がインプット
されて、益々失敗し易い状況に陥ります

例えば営業マン等は毎日上司から「原因分析して悪い所を修正して、明日の
指針を考えろ!」等と毎日日報を書かされるはずです。

でも、それでうまく言ってる人はいいですが「どこが悪いんだろう?」と原因を
探って行くと落ち込んで来ますからそんなしんどい作業が続けられず、適当に
ごまかす様になって来ます。(勿論成績が上がるわけありません)逆に真面目
にやればやるほど抑うつ状態に陥る人もいるでしょう。

そしてこれは所謂”メンタルの病気”にも当てはまります
原因分析しても、本当の原因なんて殆どわかりません
じゃあ、色んな所で原因分析してきて治らないのであれば「そんな弊害のある
事は止めましょう!という事なんです。
(症例によっては原因分析に基づいた治療で良くなる事もありますし、私も
 する時もありますので100%否定してるわけではありませんが・・・)

では、原因分析の代わりに何をすれば良いのか?ですが、多分内村選手は、
オリンピック選手なら誰でもやってるイメージトレーニングを行ったはずです。

自分が成功してる姿、金メダル取った時の周りの様子や自分の感情を繰り返し
イメージしていたはずです。

ならば同様に原因分析で行き詰ってる営業マン、ビジネスマンなら、それを
止めて、代わりに上手く行く為の方法や上手く行った後のイメージをすれば
いいんです。

そして原因分析的な治療で行き詰まってる”メンタルの病気”だと診断された
人も少しでも辛さを無くすヒント(”調子が良い日”にヒントが隠れています)
や良くなった後のイメージの方に常にフォーカスする事の方がいいんです。

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。