他人の事ばかり優先して自分の事を後回しにしてしまう人へ

他人の事ばかり優先して自分の事を後回しにしてしまう人へ

うちのルームにご相談に来られる方の多くは
「自分の事を後回しにしても他人の事を優先」される心優しき人達です。

そういった方は
「この人は何を考えてるんだろう?どんな気持ちなんだろう?」
「この人は何を欲してるんだろう?私に何をして欲しいんだろう?」
と絶えず相手の考え、気持ち、欲求、期待に目を向け続けていると思います。

これは我々カウンセラーと同じ視点だと感じますし、
他人を思いやる素晴らしいものだと思います。

特に日本では古来自分の事だけ考えていたら、
村(共同体)は成り立たなかったでしょうし、
お互いがお互いの事を想い助け合うという”相互扶助”が大切だったと思います。

所が今や村社会(共同体)は崩壊し、欧米的な個人主義が浸透して来ています。

そうなると、昔の様に「お互いを優先し合う」という事がなくなって来てる
のではないでしょうか?

譬えて言うと昔の日本では、あなたが周囲の人にプレゼントを渡す事だけ
考えていても、他の周りの人達もそうだから、あなたにもプレゼントは
沢山与えられるので、あなたの手元からプレゼントがなくなる事はなかった
でしょう。
(※もしあなたが相手からのプレゼントを拒否しようにも
  お節介おばさん(笑)が強引にでも渡してくれたでしょう)

でも今の時代では、あなたがプレゼントを渡し続けても
あなたにプレゼントを渡す人は極端に減っているのかも知れません。
(勿論お節介おばさんなんて絶滅危惧種みたいなものでしょう)

そうなると、プレゼントを渡そうにも手持ちがなくなって行き詰ってしまう
でしょう。

つまり、昔の日本では「他人の事ばかり優先する人」でも枯渇する事はなかった
けれども、今の日本では行き詰る率が増えているのではないか?と思います。

バランス思考ではないですが、何事も極端に傾き過ぎると
しんどくなっちゃう時代なのかも知れません。

(なのに相変わらず教育は「他人を敬いなさい」「他人の気持ちを考えなさい」
 等と昔は必要だったけど、今は「自己中人間」にしか通用しない考え方を
 その正反対の生徒にも適用しようとしている(笑))

では、どうすればいいのでしょうか?

僕が思うに、自己中人間(極端に自分軸に偏ってる人)は
「この人は何を考えてるんだろう?どんな気持ちなんだろう?」
「この人は何を欲してるんだろう?私に何をして欲しいんだろう?」
と、相手の思考や感情、欲求に目を向ける為の自問をしながら
他人と接して行けば偏りが改善されバランスが取れると思います。

逆に「自分の事を常に後回しにする人(極端に他人軸に偏ってる人)は
「私は今何を考えてるのだろう?私は今どんな気持ちなんだろう?」
「私は今何を欲しているんだろう?私はこの人に何をして欲しいんだろう?」
と自問し、相手ではなく自分の思考や感情、欲求に意識を向ける事を練習
してゆくと偏りが改善されてゆくと思います。

※因みに「自分が何をしたいかわからない」という方の多くは
 「私は何をしたいんだろう?何が欲しいんだろう?」といった
 自分に意識を向ける自問をしてこなかったからだと思います。

もしもあなたが「極端な自己中人間」(失礼!(笑))か
「極端な他人中心主義」ならば、一度試してみませんか?

 

#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#共依存,アダルトチルドレンのカウンセリングについては、こちら

 

 

断れない人へ

 

「友達に食事を誘われて、気乗りしないけど断れずに行って、
 疲れてしまった」

「周りの人からの頼みを断れずに引き受け続けて”何で私にだけ!”
 と腹が立ってしんどくなった」

人からお願いされたり、頼まれたり誘われても断れずに
何でも引き受けてしまう人は往々にして
逆に人に「頼み事やお願い事ができない人」が多い様に感じます。

もしあなたがそうなら、
「断れずに何でも引き受ける」=相手に与える
「相手に頼み事やお願いができない」=相手から受け取れない
となってしまい、あなたの中の「愛情」は入って来ずに出て行く一方
になり、やがて枯れ果ててしまうでしょう。

そして相手は増々あなたから受け取ろうとしたり、
そんなあなたから「受け取りたい」という人が周りに増えてしまい、
あなたは増々枯れ果ててしまうかも知れません。

それを防ぐには「(愛情を)受け取る」に意識を傾けて
意識の偏りを防ぐ事が大切だと思います。

それと同時に、これ以上の愛情の流失を防ぐために
「相手に与えない」、即ち「断る事」も必要だと思います。

でも「断り慣れ」していない人は最初は凄く抵抗があると思います。

そういった方は、まず相手からお願いされたり頼まれたり、誘われた場合に、
反射的に「はい」と返事をする代わりに「ちょっとだけ待って」とか
「少し考えるから」等と言ってみる練習から入りませんか?

そしてそれが言えたら、「考える」のではなく
「相手が喜ぶか否か?」に関係なく
「自分がしたいかしたくないか?」と自分の気持ちを感じてみませんか?

そうして「嫌だ」と感じたり、「違和感」を感じれば
思い切って断る練習をしてみませんか?

そして、断る事ができた時に次の様に考えてみて下さい。

「私は今あの人の申し出を断ったけれど、 あの人の事が嫌いなのかな?」
と。

そうすれば
「私は今回は断ったけれど、別にあの人の事が嫌いになった訳ではない」
と気が付くかも知れません。

もしそう感じたのであれば、相手もあなたと同じ様に
あなたが相手にお願い事をして万が一断ったとしても、
あなたが嫌いだから断った訳ではなく
相手も断る自由がある事にも気が付けるかも知れません。

それに気が付く事で、「断られたらどうしよう?」の怖れが減り、
「(愛情を)受け取る為に相手にお願い事をする」=受け取る事
がよりスムーズにできる様になると思います。

つまり、愛情の流失を少なくし、逆に流入を増やす事ができる様になって、
あなたの中の「枯渇しそうな愛情」が満たされてゆくと思います。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#人間関係の悩みのカウンセリングについては、こちら

 

 

思った事が言えない人へ

 

「こんな事言ったら、相手が悪く捉えるんじゃないかしら・・・」

「相手を怒らせたり、気分を害したらどうしよう?」

と、中々思った事を口にできずに、その結果コミュニケーションが
うまく取れずに悩んでおられる方もいらっしゃると思います。

もしあなたがそういった悩みを抱えておられるのなら、
少しずつ訓練をしてみませんか?

<思った事を言う訓練>

①家族でも友人でも、まだ一番「思った事が言えそうな人」を選ぶ

②その人に
 「私は思ったが言えないの。だからその練習に協力してもらえたら助かるわ。
 でも万が一気分を害した時があれば、遠慮せずに言ってね」と伝えておく。
 (※口頭で言えない場合は、メールや手紙で伝える)

③相手の考え方や意見、趣味等、常日頃から「自分とは違うな」と思ってる事
 を箇条書きで書き出す。

④それを下記の文章で相手に伝える”独りロールプレイ” を 実際に口に出して行う。
 例:「あなたは○○が好きだと言ってたよね。それでね、私は△△が好き
  なんだけど、どう思う?」等、「でも」「しかし」の代わりに
  「それでね」という接続詞を使う事。

⑤その「自分の思ってる事」を実際に相手に言ったとしたら相手がどう感じるか?
 を予想して、それぞれの項目ごとにその予想を書いてみる。
 例:「悪くとって不機嫌になる」、「悲しむ」、「否定される」等。
  
⑥実際にその相手に会って、相手が喜びそうな、「思ってもない事」を言う。
(※例えば「今日のジャケット、きれいな色ね」等)

⑦「思ってもない事」を言った後に、「④」で練習した相手に対して
思った事を率直に言う
例:「あなたは○○が好きだと言ってたよね。
  それでね、私は△△が好きなんだけど、どう思う?」等

⑧相手に感想を聞き、「⑤」で予想した結果通りになったか否か
 を答え合わせする

⑨”予想通り”悪い結果になった場合は、
 相手に「どんな風に言ったら、まだマシだった?」と聞いてみて
 その回答を赤字で書く。

⑩徐々に、その相手に準備しなくてもその場で「思った事」を
 一つでも言う様にしてゆき、それが出来る様になれば
 その次の相手、また次、と言う相手の人数も徐々に増やしてゆく。

それでも「思った事が言えない」場合はお気軽にご相談下さい。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

 

 

自己中、我儘になってはいけないと思ってる人へ

 

うちのルームに相談に来られる人に
「あなたは自己中、我儘って言葉は嫌いですよね?」とお聞きすると
まず間違いなく「はい」とお答えになります。

世の中の風潮としても「自己中人間」、「あの人って我儘ね」とか
「空気を読めない奴」等と、あたかもそれが悪い事の様に言われています。

それは恐らく自分自身が自己中、我儘な人の被害を受けたのか
「自己中、我儘にならない様に戒めて来た」人達が創り拡がったものだと思います。

僕は、以前の記事にも書きましたが、クライアントさんによっては
もっと「自己中、我儘になる」様にお勧めしています。
というのも、物事には「中庸」という考え方があって
何でも極端に走ってしまうとうまく行かないと考えるからです。

例えば、普段から「自己中、我儘」の度が過ぎていて周囲の人を傷つけたり、
迷惑を掛けていても一向に気にしない人・・・。
(この様な人はまず相談に来ないですが(笑))

こういった人には、極端に走らない様に「自己中、我儘になるな!」
というのは当てはまるでしょう。

でも「鬱になって周りに迷惑を掛けてる自分はダメな人間だ」とか
「過食を止められない自分は、なんて弱い人間なんだろう」等と、
他人への配慮過多や客観的に過度の自己批判をし続けると、
その苦しみから中々抜け出す事が難しくなるでしょう。

※「自己中、我儘」の定義を「他人への配慮の欠落」「客観的に自省する能力の欠如」
 と仮に定めると、その正反対ですね。

そして、そういった人が「自己中、我儘になってはいけない」と思い込んでると
増々極端な「配慮過多」や「自己批判」のループに絡め捕られてしまいます。

ですから、そういった人には
「もっと我儘、自己中になって、他人の事なんてどうでもいいと思って行動したり
鬱や過食になって何が悪い!と開き直って下さい(自分を責めないで下さい)」
等とお伝えする事がよくあります。

そして「自己中、我儘」をワザと行って頂く事で、極端に傾いていた思考や行動が
「中庸」に戻れば楽になる人も多くいらっしゃいます。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。