辛い嫌な記憶を書き換える

辛い嫌な記憶を書き換える

先日来られたクライアントさんは、今の生き辛さの元は子供時代から繰り返された
辛い経験が原因だと確信され、色々な所で催眠(ヒプノ)セラピーを受けられた
らしい。

催眠で、自分では忘れていた様なごく幼い頃の事を想い出して、
「なるほど!こんな事があったから今のこの生き辛くなる様な考え方が
できたんだな」と合点がいったそうです。

ただ「嫌な記憶は思い出せたけど、それを書き換えてくれる所が余りなかった」
という事で、うちにお越し下さいました。

勿論無意識にある(抑圧された)「嫌な記憶」を意識に上げるだけでも
治療的な効果はある人もいると思います。(フロイトの理論の様に)

ただ、それだけでは変化せずに相変わらず今の生き辛くさせる思考や習慣、
トラウマチックな記憶から解放されない人もいます。

では、何が違うのでしょうか?

僕が思うに、その記憶の”意味付け”が変わるか否か?
がポイントだと考えます。

例えば上司に叱られるといつも委縮し、身体が硬直し、何も言い返せないで
「俺はなんてダメな人間なんだ」と激しく自分を責めてしまう男性がいるとします。

その男性は幼い頃厳しい父親に酷く怒鳴られた事があり、
その時には身体が硬直し、言い返せなかった事を思い出しました。

その時に「あれは俺が幼かった頃の事だ。今なら親父に言い返せるし、
親父はその後俺が事故にあった時は真っ先に駆けつけてくれたし、無事を喜んで
くれた。不器用な親父だから怒鳴る事も精一杯の愛情表現だったのかもな。
その親父もめっきり年老いて弱くなった。今度また実家に顔を見せに行こうかな?」

等と自分で”意味づけ”を変える事ができれば記憶を書き換える必要もない
と思います。

ところが、今でも父親が恐くて何も言い返せないとか憎くて憎くて顔も合わせ
たくないという状態なら、自分で意味づけを変える事は難しいかも知れません。

その場合は、我が師である矢野惣一先生がNLPのフォビオ(恐怖症治療)を
発展させた「ビデオ再現法」が役に立つ事があります。

この「ビデオ再現法」は簡単に言うと、嫌な記憶をビデオで観てる様に思い出し、
急速に巻き戻し、好ましい記憶で上書してゆくという方法です。

但しその記憶があまりにトラウマチックであったり、その時の自分にはその体験を
変えるだけの力があるとはどうしても信じられない場合もあるでしょう。

そういった場合は、(これも矢野先生から教わった)
「大人の自分が子供の時の自分を助けるワーク」が役に立つと思います。

これはその記憶の場面に今の大人の自分が入って行って(イメージの中で)
その時の自分を助ける、というものです。

ところが、今の自分にもそれを変えるだけの力があるとは思えないという人
はどうなるのでしょうか?

そんな時には怒り(怒りにはとてつもないパワーがあります)を使って頂いたり、
自我を強化して頂く事がまず必要なのではないかと考え、それに沿ったセラピー
を差し上げます。

更に、それが日常生活で元の記憶に基づいた状態に戻ってしまわない様に
(汎化させる)行動を変えて行って頂く課題に取り組んで頂いたりもします。

ここまでをまとめると、

①現在の状態に影響を与えている嫌な記憶が書き換わる為には
 「意味づけが変わる」必要がある

②その記憶を書き換えるだけの”力”(自信)が無いと思い込んでいる人には
 自我強化をしながら、イメージや言葉・動作によって書き換えて頂く必要がある

③それが定着(汎化)される必要がある

欧米で流行中のナラティブセラピー等も、問題に彩られたその人の人生の物語を
問題に対抗してきた物語に、いわば”書き換えて”ゆくものです。

その場合は”新しい”物語を語る”事によって意味づけは当然変わるでしょうし、
問題を外在化(自分の中に問題がある訳ではない)する事で、自我の弱体化を防ぎ
問題に対抗して来た自分の物語を語る事によって、自我強化を図ってゆく。
更に、観察者(第三者)にその新しい物語りを承認してもらう事と、
その新しい物語に基づく未来をも語ってもらう事で更なる自我強化+汎化させる、
といった、ほぼ完璧に先程の3つの要点を押さえているものだと思います。

 

#PTSD/トラウマのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#アダルトチルドレン,共依存のカウンセリングについては、こちら

 

 

何故後悔をひきずる(手放せない)のか?

 

「あの時私は何故彼にあんな事を言って(して)しまったのだろう」

「あの時私は何故あんな間違った判断をしてしまったんだろう」

そうやって、過去の後悔をずっと引きずって前へ進めない人もいらっしゃいます。

こういった人は頭(意識)では「後悔しても仕方がない」と思っても、
無意識の中に「責め続けなければならない理由」があるのだと思います。

ですから他人が「過去は変えられないからいい加減に後悔を手放しなさい」
とアドバイスしたところで、手放す事はできないでしょう。

では「責め続けなければならない理由」とは一体何なのでしょう?

それは例えば「自分は失敗してしまう」とか「失敗したものは許されない」
等の無意識の”中核にある信念”を持っている場合・・・。

そこから「失敗しては(間違っては)いけない」とか「完璧でなければならない」
という”派生的な信念”が産まれます。

そして判断を間違えた(失敗した)場合は「失敗してはいけない」のに
失敗してしまった・・・。
「失敗したものは許されない」・・・という無意識の信念に従って
自分を責め続ける必要がある訳です。

では何故、敢えてわざわざ自分を責め続ける必要があるのでしょう?

それは「無意識の信念に従っておけば安全だ」という自分の中の
(無意識の)”暗黙のルール”があるからです。

それでは、こういった”無意識の信念”や”暗黙のルール”は
どの様にして作られたのでしょうか?

それは例えば、子供時代に自分が失敗した時に親や周囲の人から厳しく叱られたり
罰を受けて育った場合・・・。

成功ではなく、悉く失敗に焦点を当て続けられると
「自分は失敗してしまう」という信念が出来上がってもおかしくありません。

そして失敗の度にきつい叱責や罰を受け続けると
「失敗したものは許されない」という信念もできる事が多いでしょう。

もしそうなら、なんせまだ子供ですから自分の失敗を罰する親等に対して
「そんな事ないわ!私は成功もしてるのよ!凄いのよ!」等と反抗したり、
叱責や罰に抵抗すれば、もしかすると「もう愛してもらえなくなるかも?」
という恐怖が湧いて来ます。

ですから「愛情を失う事の恐怖」より反抗や抵抗する事無く
それらの”信念”を受け入れる事の方がまだマシ(安全)な訳です。

こうして”暗黙のルール”が作られると推測されます。

その様にして、幼い頃に無意識に刷り込まれた”信念”や”ルール”は
大人になってからも自分の思考や行動を操ってしまう事が多いです。

そうして「ここがチャンスだ!この事を後悔し続けて自分を責め続ければ、
”信念”が強化できて、”安全”が確保できるんだ!」と
後悔を”手放さない”様にする訳です。

※因みに後悔は一般的に自分を責める事ですが、中には意識では(表面上は)
 そうしながら、実は無意識的には相手を責める為に利用している場合もあります。

 どういう事かと言うと、例えば「こうなったのもあいつのせいだ!」と
 直接責める事ができないので、自分を責め続ける事で、その”失敗”を
 生じさせた相手を無識下で責め続けたり、その”信念”や”ルール”を
 植え付ける環境の元となった相手(親等)を無意識的に責め続けている場合も
 あると思います。

 或いは、自分を責め続ける事によって他者からの同情や愛情を得ようとする
 無意識の”作戦”の場合もあるでしょう。

  更には「失敗をした時の自分」ではなく、その”信念”や”ルール”に
 屈服してしまった子供時代の自分を実は責めている場合もあると思います。

いずれにしても、もしあなたがここに書いた事が「そうかも?」と思われた
のであれば、その”信念”や”ルール”の変更をしてゆく事ができます。
お手伝いが必要な方はお気軽にご連絡下さい。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

 

 

執着を絶つという事

 

「もう一度彼と、よりを戻したい」と別れた彼に執着してしまう女性。

「お母さんにもっと愛されたかった」と成人してからも母への執着を
絶つ事ができず場合によっては過食やうつ等の”症状”を使って
親から離れられない子供・・・。

愛する人との別れが執着となり、いつまでも苦しんでしまったり、
求めても得られない愛情に必死でしがみついてしまう。

こういった苦しみは仏教で言えば「愛別離苦」、「求不得苦」と呼ぶ
のだと思います。

そして、このどちらも「執着」から来ている苦だと思います。

それでは、こういった執着を絶つにはどうすれば良いのでしょうか?

まず最初に、「愛別離苦」にしても「求不得苦」にしても、
「どうしようもない悲しみ・痛み」であったり「やりきれない寂しさ」を
感じる筈です。

そして、執着を絶つ為にはまずはそれらの感情や痛みを感じ切る事
が大切だと思います。

執着に共通しているのは、折角自分自身が痛みや感情を感じているのに、
それには気づきこそすれ目もくれず常に絶対に戻って来ない相手や、
得る事が無理な相手や事物といった、外側の対象に縛られ続けるという事
だと思います。

それはまるで母親が、子供に暴言を吐いた父親に延々と文句を言い続け、
そばで傷ついて泣いている我が子には目もくれずに放ったらかしてる状態
の様だと思います。

ですから、まず相手や外側の対象ではなく、
自分の内側の感情や痛みの方に目を向ける必要があると思います。

ーあたかも、自分の胸の中で泣いている我が子にただ寄り添い、
 共感してあげるように・・・。

但しそれには順序があると思います。

もしあなたがそうやって無視して放っておいた子供の母親だったら
どうしますか?

「いい加減泣き止みなさい!さっさと宿題しなさい!」と
無理に前を向かせますか?

或いは放っておいた事は棚に上げて、慌てて「辛かったね」と
言うでしょうか?

違いますよね?まず「放っておいてごめんなさい。」
「お父さんにばかり文句を言い続けてあなたの事を省みなかった私を
許してくれる?」から入るのではないでしょうか?

自分の感情も同様だと思います。

もし無理やり前を向かせようとしていたのであれば
「ごめんなさい。許して下さい」からだと思います。

次に「辛かったね。悲しかったね・・・」と共感して行って、
寄り添ってあげる。

更に

「本当はどんな気持ちをわかってもらいたかった?」
「本当はどうしてほしかった?どうしたかった?何を言いたかった?」
「本当はどんな関係になりたかった?」

といった矢野心理学の真骨頂である未完了のfeel,do,beを感じて行き
悲しみの核心に触れてゆく事で、より感じ切る事が可能になっていくでしょう。

そして「そんな辛い中をよく頑張ってれたよね。私が無視したり、
無理強いしたのに、文句を言わずに居続けてくれたよね。有難う」
と感謝する。

それから「今度お父さんがあんな事言ったら、私はまっ先にあなたを守るわ。
あなたは今度お父さんが酷い事言ったらどうしたい?」と、
それをお互いの学びにしてゆく・・・。

自分の感情を感じ切り、そこから次の策を学んで成長の糧にしてゆく。
それが出来て初めて人は歩き出す事が出来ると思います。

※勿論、どんな場合でも執着を完全に断ち切れる訳ではないでしょう。
 執着が残っていても前へ進む事ができればいい訳ですし、
 特に最愛の人との死別は、悲しみを感じ切って、
 執着を「愛」という形に変えて寄り添って行く事が大切だと思います。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

 

 

「諦め」から始まる事

 

「あの時、ああしておけば良かったのに・・・」
と後悔を引き摺る人。

「もっと容姿端麗で生まれたかった・・・」
と自分の容姿を呪う人。
「こんな暗い性格でさえなければ・・・」
と自分の性格を責める人。

「育った家庭環境がもっと良ければ・・・」
と子供時代の家庭環境を嘆き続けれる人。

よく「他人と過去は変えられない」といいますが
加えて自分が持って産まれたものも変える事は難しいものだと思います。

そんな時、周りの人からも「仕方がないと諦めなさい」と言われる
かも知れませんが、そう簡単に諦められないから人は苦悩する訳です。

これを”執着”と言います。

お釈迦さんも「生老病死」の「苦」を克服しようと出家されましたが、
それを克服なさったのでしょうか?

勿論、お釈迦さんでも「生老病死」を克服された訳ではなく、
「それはそういうものだ」と諦めた(=執着を絶った)から
苦から解放されたのではないでしょうか?

この「諦める」(=執着を絶つ)事に関して極端な例で言いますと、
例えば乙武さんの様に生まれつき肉体にハンディキャップを持って
生まれて来た方がいるとします。

最初は本人も親も「五体満足で生まれていたら・・・」とか
「何故僕には手足が無いんだ!何て不幸なんだ!」と
何度も思われた事でしょう。

「神様朝起きた時にはどうか手や足が生えますように・・・」
と祈って眠りに就き、朝起きた時には変わらない現実に失望してしまう。

「どうかこれが悪い夢でありますように・・・」
と祈り続けてもその夢が覚めない事に愕然としてしまう。

これは、言ってみればギアをバックに入れて
アクセルをふかし続けても前に進めないという状態です。

前に進む為にはギアを一旦「ニュートラル」に戻す必要があります。

この「ギアをニュートラルに戻す」事を「諦める」と言うのだと思います。

僕の師匠の矢野惣一先生が「”諦める”とは”明らかにして認める”という事だ」
と仰っていました。

つまり「ギアをここに入れ続けても進めない」という事を明らかにして、
その事実を認める・・・。

だから一旦ギアをニュートラルに戻す、という事ができるのだと思います。

所がここで問題なのは、ニュートラルに戻したままでそこに居続けてしまう事
だと思います。

ニュートラルのままだとアクセルを踏んでも車は当然動きません。

先程の例で言うと、
「どうせ僕は肉体にハンディを背負っているから何もできないんだ」
と思い続ける事に当たると思います。

この状態は「諦める」から「投げやり」になった状態だと言えるでしょう。

よく
「どんな自分もそのまま受け容れましょう」とか
「執着を手放しましょう」と教えられ、
ニュートラルに戻したはいいけど、どこにもギアを入れずに
そこに留まり続ける人がいます。

それでは前へ進めません。
言わば「投げやり」の状態です。

では、どうすれば良いのか?

それは「何の為に諦めたのか?」を考えてみる事がまず大切だと思います。

それは「投げやり」になる為ではなく、ギアを他の所へ入れる為、
つまり方向転換をする為ではなかったでしょうか?

先程の例で言うと、
「五体満足に戻るのは諦めたけど、
じゃあ、どうしたらこの身体で幸せに生きて行けるのか?」
を考えて、
「じゃあ、字を書く為にはどこを使えば良いのか?」
とか
「日常性格で不自由しない為にはどういう工夫を施して行けばいいのか?」
「この身体で、或いは自分が持ってる他の能力でできる仕事は何だろうか?」

等と考えて別の部分を伸ばして行くという行動をする、という事です。

つまり
「ギアをニュートラルに戻したら、ローやセカンドに入れてみて、
とりあえずアクセルを踏んでみる事」で前進して行ける訳です。

さあ、ギアを一旦ニュートラルに戻して
「これはこれとして、どうすれば前に進めるかな?」
「どうすれば幸せになれるだろうか?」
と方向転換してみませんか?

但し、徐々に徐々にです。

だっていきなり「トップ」に入れたらエンストしちゃいますから(笑)。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

 

過去への執着から学び成長してゆく

 

「あの人のせいで私は不幸になった・・・」

「あの時、あんな事さえしなければ・・・」

相手を恨み続ける事で心の中で相手に復讐をし続けたり、
後悔をし続ける事で自分を責め続ける・・・。

ー どちらも「執着」から逃れられずに「今を生きる」事ができない。
だから今の自分が苦しくなる。

そういった「執着」の為に苦しんでおられる方も多いのではないでしょうか?

では何故「執着」し続けて「今を生きる」事が妨げられてしまうのでしょうか?

その「執着」の原因は主に2つあると僕は思います。

ー それは「本当は○○して欲しかった」、「本当は○○したかった」、
 「本当は○○と言って欲しかった」、「本当は○○と言いたかった」、
 「本当は○○という気持ちをわかって欲しかった」、
 「本当は○○という気持ちを伝えたかった」、等といった
 「心残り」が完了されていないというのがまず1点だと思います。

そしてその「心残り」は無意識の中で”言葉になる前の状態”で存在し続ける
でしょう。

次に2点目ですが、

「その出来事から意味を見出したり、学びが終わっていない」から
「執着」し続ける、という事が考えられます。

この事は例えば学生なら、ある科目の勉強を怠って
テストで赤点を取ってしまった・・・。

そこでその科目の補講を何度も受けさせられ、担当教師から何度も叱られ、
合格するまで何度も追試を受けさせられる、という事に似ているのかも
知れません。

その間はその科目に頭が占領され、教師の憎たらしい顔が浮かび
夢にまで出て来るかも知れません。(笑)
そんな状態なら、恋人を作ったり、「卒業した後のバラ色の人生」等も
思い浮かべる余裕等もないかも知れません。

つまり「今を生きられない」状態ですね。

それでは、どうすればその「執着」から脱する事ができるのでしょうか?

その方法をお書きしたいと思います。

<執着から脱する方法>

①その出来事に関する「心残り」を言葉や文字にする

→「心残り」は言語化されない為に無意識に存在していますので、
 言葉や文字にして言語化しましょう。
 そしてその中で伝えられる部分は可能であればその”相手”に伝えましょう

②自分が今迄、出来事の中から学んで来た事を確認する

→例えば、あなたの長所はどんな所でしょうか?
 その長所は、どんな出来事を通して身に付き、育んで来ましたか?

③今「執着」している出来事から学べる事、気付ける事を考える

→その出来事から学びや気付きがあるとすれば、それは何でしょう?
 次に同じ様な状況に陥った時には、今度はあなたは何を言い、
 どんな行動をしますか?
 よかったら、それをやってみませんか?

つまり(僕が思うに)「まだ”心残り”を吐き出せてないよ!」、
「まだ、学んでないよ!気付けよ!」という無意識の声が
「執着」を生み出しているのかも知れません。

(中には、何も学ばずにその出来事を忘れようとしたり、封じ込めてしまう人
 もいらっしゃるでしょう。

  でも、ご安心下さい(笑)。そういった人は学ばない限り
 「これでもか」という位、何度も同じシチュエーションが起きるでしょう。

 でもそれは決して「罰」や「カルマ」ではなく、何とか進級させようとして
 何度も補講や追試を受けさせる先生の「愛の鞭」に似ているのかも知れません)

ただあなたが「補講や追試はもう沢山!」と感じるのであれば、
「心残り」を解消し、「学び」や「気づき」を得る事が大切だと思います。

そうすれば「今を生き」て前へ進む事ができる様になると思います。

※もしこの方法でも難しい場合はお気軽にご相談下さい。

 

#自責・自己嫌悪(否定)・後悔の解消の為のカウンセリング
については、こちらにお書きしてますので、ご参照ください

 

 

「今、ここ」に留まる~過去と未来から自由になる

 

「過去に自分が犯してしまった取り返しのつかない事を引きずって、後悔の 念に
押しつぶされそうです」

「そんな自分にはロクな未来がやって来ないと思うと身動きできなくなって
しまいます」

ー そんな悩みに取りつかれてしまって、苦しい思いをしておあられる方も
  いらっしゃると思います。

悩みは思考によって生じます。

しかも「過去に対する悔い」と「未来に対する不安」に捉われて
”執着してしまう事”によって悩みが固定され動けなくなります。

そして動かないから現実が変わるはずもなく、悩みの無限ループにはまり込みます。

要するに過去や未来に思考が”行きっぱなし”(=執着)で、
しかも何も現在にフィードバックされてない状態だから苦しいんです。

しかもそれを続けると、常に「意識が今にいない」状態で、「地に足がついていない」
ので現実感がなくなったり、苦しみから抜け出す行動がとれない訳です。

「何でも自分の思った通り選択できる事」が人間にとっての”自由”です。

でも思考に縛られて何も選択できないのだとしたら、自由を奪われている状態
です。

そして、選択できない事は「行動できない」事に繋がります。

「行動する事」が唯一、その人の人生を変えて行く方法です。

勿論、悩む事も時には大切ですが、悩みが固定化されて苦しいのに
「行動して現実を変えてゆく」という選択ができないのなら、
そこから抜け出す方法を考えてみませんか?

その為には一旦、過去や未来から悔いや不安を拾い出してきて、
あなたを行動から遠ざけて、苦しみの渦に引っ張りこんでる思考から離れる為に
「今に集中する」必要があると思います。

その為には、以下の方法が役に立つでしょう

①過去への執着を手放す

→過去を無かった事にせずしっかり見据えて、但し「後悔しっ放し」は執着ですので
 それをする代わりに、過去の過ち・失敗を踏まえて二度とそれを繰り返さない様に
 今後はどう考えて、何を実行してゆくか?を書き出しましょう

人生に「過ちや失敗=後悔」という解釈を持ち込む代わりに、
「全ては成功へのフィードバック」だという解釈を与えて、過去の意味づけを変えてゆきませんか?

それができれば過去を切り捨てる事無く、しかも過去に執着する事もなく
「過去を活かして今を生きる」事が可能になるでしょう。

②将来の不安を手放す

→将来の不安も、ただ感じるだけでなくそれを真っ直ぐみつめて
 「その不安が実現しない為に、今できる事は何か?」と考えてみて下さい。

そしてそれを書き出してみます。

これも「将来の不安」から「今の生き方」にフィードバックして役立てる
という事になります。

③過去や未来から得たものを「今、ここ」で実行する

→「①」、「②」で書き出した事の中で、実行しやすいものから(何でもいいから)
 「今、ここ」に意識を集中して行動に移す、
 つまり過去や未来から、「今をより良く生きる為のヒントを貰って、
 今の現実生活をどうしてゆくか?」を考えて実行する事です。

→※思考の軸はあくまで現在(今、ここ)です。

さあ、最初の一歩目の行動が決まれば、立ち上がって足が地面に付いている感覚
をしっかり感じながら、一歩目を踏み出してみませんか?

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。