心理療法に於ける喪失と再生
心理療法に於ける喪失と再生
子供時代に求めても親から得られなかったもの。
或いは、他者に求め続けても得られなかったもの。
もはや得られる事ができないものを「いつかは得られる筈だ」と求め続ける事
が執着であり、それが苦しみになる。
執着を絶ち切る事は「諦める」事であり、非常に辛い。
だから執着を手放せない。
執着を手放す事=諦める事は、深い喪失感を伴う。
だから愛する人と死別した時に行う「喪の作業」(グリーフワーク)と
同じ過程が必要になる。
そしてその作業が終われば、今度は自分を再生して行く事が必要だ。
つまり、他者に求めていたものを自分から得る様に方向付けを
しなければいけない。
ところが自分自身から得るには、今はまだ自分が脆弱過ぎると感じる
のであれば、自分を勇気づけて強くしてあげる必要がある(自我強化)。
そして、幼き頃の脆弱な自分を育める程自我が強くなってこそ、
初めてインナーチャイルドを癒す事ができるだろう。
インナーチャイルドヒーリング等は、幼き我が子の弱さも拙さも苦しみも
悲しみも「ありのまま」を受け入れる程強くなった自分を自覚する事で、
他者に求めていたものを自分から得られる様にする為の第一歩を担う、
といった、その過程の中でこそ活かされるものであり、
それ以上でもそれ以下でもないと思う。
つまり、生まれたばかりの赤ちゃんを母親としての自覚が何とかできた時に
受け入れてあげる過程みたいなものだ。
そして、そこから育児(再生)の道はスタートする。
母親は育児によってより自信がつき、強くなり、
子供もたっぷりの愛情を受けて健やかに育つ。
母子ともに成長してゆく事だろう。
こういった喪の作業や自我強化、再生の各過程に寄り添い、
後は時として母親を勇気づけしながら、母親の子への愛情を信じて母親に託す、
というのがある意味セラピストの仕事なのかも知れない。
(勿論、これはある種のクライアントさんに対してだけ当てはまる方法
だとは思いますが・・・)
#アダルトチルドレンのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
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