どうすれば恐怖/不安を克服できるのか?①

どうすれば恐怖/不安を克服できるのか?①

<前回からの続き>

今回からは、
「どうすれば恐怖/不安を克服できるのか?」
について、脳科学的な知見を交えてお書きしてゆきたいと思います。

まず最初にお断りしておくべき事として、
恐怖/不安の克服には、「正しいやり方」「根気強く」行う必要がある、
という事です。



と言いますのは、

例えば、電車に乗って、何度かパニック発作が起きた

電車に乗る事を考える度に恐怖が襲ってくる、

それ以来、電車に乗る事を避けている、

といった場合は、
「電車に乗る事や乗るのを考える事」(感覚刺激)
+
「恐怖を感じて胸がドキドキする」(嫌悪刺激)

電車に乗る事=恐怖/パニックが起きる

といった「恐怖学習」による「恐怖記憶」が形成されている訳です。



そして、
「電車」=「怖い」というイメージを繰り返す事で、
脳内の神経細胞の結合や神経伝達物質の伝達が強化されてゆきます。
(これを「長期増強」と言います)



これを覆してゆくためには、

「電車」=「何も起こらない」といった「消去学習」によって、
脳内の神経細胞の結合や神経伝達物質の伝達を弱めて行く作業が必要です。
(これを「長期抑圧」と言います)



ですから、長期的に”増強”された恐怖を抑圧(=減少)させてゆく為にも
時間がかかる訳です。



但し、
脳の神経細胞には「シナプスの可塑性」というものがあって、
時間はかかっても変化させてゆく事が可能である事が証明されていますので、
ご安心下さい。

※恐怖や不安を感じながらの根気強い訓練が必要ですので、
 できればカウンセラーとご一緒に進めて行かれる事がベストだと思います。

<次回へ続く>

 

#不安障害のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#強迫性障害のカウンセリングについては、こちら

#恐怖症のカウンセリングについては、こちら

#社交不安障害のカウンセリングについては、こちら

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。