後悔や恨みを手放せない人
後悔や恨みを手放せない人
「なんであの時あんな事をしてしまったんだろう?・・・」
「何故あの時、本当の気持ちを言えなかったんだろう?・・・」
人は誰でも多かれ少なかれ、後悔に苛まれる事があると思います。
私が思うに、後悔とは
①自分が行った(或いは行わなかった)言動が、自分や周りの人にとって
不利益や損失、不快感等をもたらす結果となった
②だから、二度とそういった”損”をしない様に、
これを学びとして以後気を付けなさい、という戒めの意味がある
例えば、
初めて蜂を食べてしまったカエルは、痛い思いをしたと思います。
そのカエルはそれを学びとして、蜂を食べなくなるでしょう。
そして痛い思いをせずに今後は安心して餌を食べる事ができるでしょう。
ところが、
後悔を引きずり続ける人は
③その不快感情に囚われてしまい、学びとして消化できていない
④そうなると、過去に集中し続け、今を生きる事ができなくなる
という状態に陥っているのではないでしょうか?
だとすれば、
何故過去の痛い思いを学びとして消化できずに
過去に囚われ続けるのでしょうか?
(これも私の推測ですが)それは恐らく、
”今”や”未来”に集中する事を避ける為ではないでしょうか?
どういう事かと申しますと、
例えば、
「何故あの時、会社を辞めてしまったんだろう?・・・。」
と後悔してる人が居るとします。
皆さんはこのフレーズを聞いただけで、
この人は今、幸せだと思いますか?
・・・
そうですね!恐らく今、現実に行き詰って
幸せな未来も描けなくなってしまってるのでは?と想像できます。
自分には今の現実を変える力が無いと思ってしまい、
「今の自分を守る為に、過去の自分のせいにしている」
とも言えるでしょう。
同様に、
今苦しんでいる自分を守る為に「他人のせい」にして恨み続ける人もいます。
つまり、それほど今の自分は窮地に立ってる訳です。
そんな時に、
「いつまでも後悔してたって仕方がないよ!前に進みなさい!」
とか
「他人のせいにするな!もう許してやれよ」
なんて言われても、
今の自分ではその責任を背負う事が苦しいので
「過去の自分」や「他人」のせいにしている訳ですから、
おいそれとは「後悔」や「恨み」を手放す事は難しいでしょう。
それでも、
「後悔」や「恨み」から抜け出したい人はどうすれば良いのでしょうか?
そのヒントを次回お書きしたいと思います。
#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
後悔や恨みを手放すには?
前回、
「後悔や恨みを持ち続けている人は、恐らく今現実に行き詰って
幸せな未来も描けなくなってしまってる状態だと想像できる。
そして
自分には今の現実を変える力が無いと思ってしまい、
今の自分を守る為に、過去の自分や他人のせいにしている
と考えられる。」
とお書きしました。
もしそうであるならば、
どうすれば後悔や恨みを手放せるのでしょうか?
今回はそのヒントをお書きしたいと思います。
<後悔や恨みを手放す為のヒント>
①今の自分の苦しみに目を向ける
「今、何が苦しいのか?」「どの様に行き詰ってるのか?」
「何がうまく行っていないのか?」等を、
自分の感情も含めてできるだけ沢山書き出してみましょう。
例:「最初の会社を辞めて以来、転職ばかり繰り返してしまっている。
今の会社でも浮いてしまい、会社に行き辛くなってしまっている。
また辞めてしまうと自分には未来が無いと感じて絶望感に襲われる。
そしてそんな自分が情けない」
②”理想の親”として自分に共感してあげる
「もし自分に子供が居て、その子が成長して今の自分と全く同じ状況で
全く同じ悩みを抱えているとすれば?」と想像してみましょう。
そして”理想の親”の立場で、
「①」で書いた”我が子”の苦しみへの共感を書いてみましょう。
(できれば「①」は紙の左半分に、「②」は右半分に書くのが良い
と思います)
例:「今の会社でも浮いてしまったと感じてるから、行くのが辛いよね。
未来が無いと感じたら、そりゃ絶望するし情けなくも感じちゃうよね。
苦しかったね・・・」と”我が子”にハグするイメージ等。
③”理想の親”として自分を擁護してあげる
引き続き”理想の親”として、”我が子”を擁護する言葉を
(これもできれば紙の右側に)書いてあげましょう。
例:「最初の会社を辞めた時は、自信もあったしスキルアップしたい
というあんたの思いがあったものね!
それは間違ってなかったと思うよ。
その後の転職先はブラック企業っぽかったり、
パワハラちっくな部長についてしまったり、
辞めた方が良かったと思うよ。
だって、あのまま居たらあんたはうつや病気になってたかも知れない。
私は、あんたが元気で居てくれさえすれば幸せだよ。」等。
④”理想の親”として自分を勇気(力)づけてあげる
更に引き続き”理想の親”として、”我が子”を勇気(力)づける言葉を
(これもできれば紙の右側に)書いてあげましょう。
例:「そんな中、あんたは何度も心が折れそうになりながらも、
”親に心配かけまい”と、ニートにならずに
辞めても必ず転職先を見つけてきたよね!
今の会社だって、”休みたい”気持ちと毎朝戦いながらも
手を抜かず頑張ってるよね!優しいね!偉いね!
あんたは昔からそういうところがあった。
例えば小学校の時には・・・」等
⑤”理想の親”として自分を一押ししてあげる
最後に”理想の親”として、”我が子”を一押しする言葉を
(これもできれば紙の右側に)書いてあげましょう。
例:「あんたが転職しようが、給料が下がろうが、同期の人達に
遅れをとろうが、そんな事はどうでもいいの。
兎に角、あんたが元気で幸せならば私はそれで充分。
ところで、あんたの幸せって何なの?
それに近づく為に今できる小さな一歩って何?
私も応援してあげるから!」
⑥「①」~「⑤」をできれば毎日繰り返す
「後悔」や「恨み」が持続し続けるという事は、
脳にその神経回路が形成されている筈です。
それと同様に、
今の苦境を抜け出す為の新しい神経回路を作る必要があります。
その為には「同じ思考を繰り返す」必要があります。
※お独りでは難しい場合はお気軽にご相談下さい。
#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
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