統合失調症④急性期の症状の特徴~具体例

統合失調症④急性期の症状の特徴~具体例

<前回からの続き>

今回は
「統合失調症」の急性期に多く見られる”症状”についてお書きします。






(2)急性期に多く見られる症状

幻覚(特に幻聴や幻視)や妄想自我障害をはじめとする
”陽性症状”が強くなる



”意味”を見出さないとその混乱から脱出できないので、
脳はそれらに意味付けをしてゆく

たとえば、
「あのバイクの音や通りすがりの人の咳は、きっと私を馬鹿にしてるからだ!」

「でもみんなが私の事を知ってるのは何故か?・・・
 私の知らないネット上で、私のプライベートな情報が拡散してるのかも?
 ・・・いやきっとそうだ!」

 等と疑惑が確信に変わる
  
この段階で”病識”は無くなってゆく
 (これは全て事実だ!絶対に~に違いない!)



幻覚の例(幻聴):



「自分への悪口が聞こえる」



「〇〇しろ!と常に命令する声が聞こえる」



「隣人が誰かに自分の事を”今、SNSを見てます”等と逐一報告してる
  のが聞こえる」



「誰かが話しかけてくるので、それに応えて会話してるんです!」



「私が何かを考えると同時に誰かがその考えを
  そっくりそのまま言ってきます」

幻覚の例(幻視):



「壁の模様が動き出して、意味のある絵や文字に変わってゆく」



「どこに居ても壁や天井のシミに”死”という文字が浮かび上がる」



「血管が皮膚の下でミミズの様にウネウネと動くんです!」



妄想の例:



・被害妄想「電磁波で攻撃をされている」



・迫害妄想「ホームで電車を待ってると後ろから突き落とされる」



・関係妄想「近所の人が全員自分を馬鹿にして笑っている」



・注察妄想「いつ覗いても、家の外に私を見張っている車が停まっている」



・追跡妄想「出かけるといつも誰かに後をつけられている」



・誇大妄想「私は神だ!自分は特別な存在だ!」

更には、
自分と他人の境界がわからなくなって、
誰かにコントロールされているような感覚(自我障害)
が見られることもよくあります。



自我障害の例:



・思考吹入「他人の考えが勝手に入ってきて、その人の考えを吹き込まれる」



・思考奪取「自分が考えている事が他人に抜き取られてしまう」



・考想伝播「自分の頭の中で考えてる事が相手にわかってしまう」



・作為体験「他人に操られている」






次回は
「統合失調症」「休息期」に多く見られる”症状”についてお書きします。

<次回へ続く> 

#統合失調症のカウンセリングについては、
  こちらにお書きしてますので、ご参照ください

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。