何故勝ち負けにこだわり過ぎて苦しむ(める)のか?(1)
何故勝ち負けにこだわり過ぎて苦しむ(める)のか?(1)
前回、
「勝ち負けへの拘りが強い人は、
ドーパミン(報酬系)+アドレナリンシステム(やる気)や
ノルアドレナリンシステム(負けん気)が強く働く傾向がある人である」
「勝ち負けに拘る事自体は勝利という目標に向けての努力へのやる気
を引き出し成長や自信に繋がる、とても素晴らしいものである」
という私の考えをお書きしました。
ところが、
「負けた分を取り返そうとギャンブルにのめり込んで、
莫大な借金を抱えてしまう人」
「ライバルに勝ちたい!と卑怯・姑息な手段を使って、
周りから顰蹙を買ってしまっている人」
「文句を言ったら、逆切れして倍返ししてくる決して”負けない”夫」
・・・。
そういった、
勝ち負けに拘るあまりに自分が苦しくなってしまったり、
周りが迷惑を被ったり、人間関係が破綻する方向に行ってしまっている方
もいらっしゃるのは事実です。
今回からは、
「何故勝ち負けにこだわり過ぎて苦しむ(める)のか?」の原因
を私の推測に基づいて3回に分けてお書きしたいと思います。
<何故勝ち負けにこだわり過ぎて苦しむ(める)のか?(1)>
①快・不快刺激に対する敏感さを有している
恐らく持って生まれて、刺激(特に快・不快)に対する敏感さを有している。
そうなると、幼い頃から自分にとっての快刺激を最優先し、
不快刺激を避ける傾向がとても強いでしょう。
②拘り(自分の思い通りにしたい)の強さを有している
誰しも「自分の思い通りにならない」事は不快に感じると思いますが、
快・不快刺激に対する敏感さが非常に強いと
「思い通りにしたい」という拘りも当然強くなると思われます。
③自分と他人の”差異”に敏感である
「勝ち負け」や「相手より上か下か?」「支配?被支配?」
といった自分と相手の”差異”に敏感である人は、
”思い通りにしたい”という拘りの強さはそこに固定され、
勝ち負けに拘る様になる事が多いと思います。
④不快刺激に対しての反応が逃走よりも闘争を選ぶ傾向が強い
同じ様に勝ち負けに拘る様になった人の中でも、
”逃走”を選ぶ事が多い人と”闘争”を選ぶ事が多い人に分かれると思います。
例えば
「部活の試合で勝ちたい」と思って頑張ったけど、負けてしまった場合。
Aさんは「私って何やってもダメだな~。ショックで部活へ行けない
・・・」
と部活を休んでしまったとします。
一方Bさんは「クソ!悔しい!今度こそ絶対に勝ってやる!」と
益々練習に熱が入ったとします。
ここで、
Aさんの「思い通りにしたい」とうい拘りは「勝負から逃げたい」
という逃走の方向にベクトルが向いています。
ところがBさんの「思い通りにしたい」という拘りの強さは
「勝ちたい・負けたくない」という闘争の方向にベクトルが向いています。
私の推測では、この2人の違いは、
「安定化システム」の違いにあるのでは?と思います。
私が考える、その「安定化システム」の違いとは?・・・
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
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