演技性パーソナリティ障害を寛解に導くヒント

演技性パーソナリティ障害を寛解に導くヒント

<前回からの続き>


 

今回は前回お書きした「演技性パーソナリティ障害の原因」を基に
その寛解に向けてのヒントをお書きします。






<演技性パーソナリティ障害を寛解に導くヒント>

①快刺激の方向性を変える為の下準備

(1)過去の帰結を書き出す



今迄、相手の注目を浴びようとやって来た言動・役割演技、

或いは外見を飾る事は、最終的にはどういった結果になったか?
を書き出してゆく



例:「あの時は、その瞬間はみんなに注目されて気持ち良かった。
   けど、結局みんなから相手にされなくなって、寂しくなって
   あの職場を辞めた。

   また、あの時は・・・」等々。




(2)未来の成り行き・帰結を推測する



「5年、10年と年齢を重ねて自分の容姿も変わり、
 それに連れ、周囲の周囲の人達の年齢層も高くなった時に、
 自分の考え方や振舞が今と変わらなければ、最悪どうなっちゃう?」

と自問し、その”答え”を書き出す



例:「周りの人から無視されたり、嘲笑されたりされるかも?・・・
   そして私の周りには誰も居なくなり、凄い孤独感を感じるかも・・」

この出来事の整理⇒結論付けや未来の成り行き・帰結を類推して書き出す
 といった作業には前頭前野や頭頂葉が働きます。
 それを繰り返す事で、自我強化と方向性を変える為のモチベーション
 を創り出す事が狙いです






②快刺激の方向性を変える

(1)方向性を大きく変える



相手の注目を集める事での快刺激を反則として、
それ以外の自分にとっての快刺激をできるだけ沢山書き出す



例:「彼氏を作ってラブラブになりたい、
   親友を作って一緒に旅行に行きたい、
   美味しいものを食べ尽くしたい、ヨガを習ってみたい」
  等々。

それを片っ端からやってゆく

(2)方向性を小さく変える



他人から注目を浴びる事への欲求を満たす為に、
今迄のやり方とは違って、手間と時間がかかっても、
より永続性のある方法を考えて書き出す



例:「本気でアイドルや女優・声優を目指す、
   ファッションや化粧・ネイルを真剣に勉強する、
   ユーチューバーやインスタグラマーとしての成功を目指す」
   等々。



目標が定まれば、
それに向けて、”今”しなければいけない事を書き出してゆき、
できる事から始めてゆく






※お独りでは難しい場合はお気軽にご連絡下さい

<次回へ続く>

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。