依存性パーソナリティ障害の特徴
依存性パーソナリティ障害の特徴
<前回からの続き>
今回は、
「依存性パーソナリティ障害」の特徴
ついてお書きしたいと思います。
<依存性パーソナリティ障害とは?>
依存性パーソナリティ障害の人は
自分で自分の面倒をみる事ができると考えておらず、
服従することで他者に自分の世話をしてもらおうと
過度の要求をする事を特徴とします。
(つまり、他者の支援無しでは自分独りでは生きてゆけない、と感じている)
自立(自分で責任を負う事)への怖れから、家族や恋人等に依存し、
日常的な判断(例えば「何を着て」「どんな仕事に就き」「誰と付き合うか?」等)
をその相手に委ねて責任を負ってもらおうとします。
そして、
その依存対象となる人への執着が強く、
その相手に見捨てられる事を怖れるが故に、過度に服従します。
(相手の言いなりになり、身体的・性的・情緒的虐待に耐え続ける事もある)
更に、
依存する相手を失った場合は、代わりの相手をすぐに見つけられないと
うつ状態になる危険性がある。
◎DSМの診断基準(以下の項目の5つ以上の該当による)
※依存性パーソナリティ障害の診断を下すには、
本人が自分にかまってほしいという欲求を持続的かつ過剰にもち、
服従的でまとわりつくような行動をとっていることを確認する必要があり、
症状が成人期早期までに始まっている必要もあります。
・他者からの過剰な量の助言や安心なしに日常的判断を下すことが困難である
・生活のほとんどの重要な側面について他者に責任を負ってもらう必要がある
・支援や承認を失うことを恐れることから、他者との意見の不一致を
なかなか口にできない
・自分の判断力や能力に自信がないあまり(意欲や気力がないためではなく)
一人で計画を始めることに困難がある
・他者からの支援を得るために、進んで多大な労力を払う(例えば、
不快な課題をこなす)
・自分の面倒を見ることができないことを恐れるあまり、
一人でいるときに居心地悪く感じたり、無力感を感じたりする
・親密な関係が終わったときに、世話と支援をしてくれる人と
新たな関係を築く差し迫った必要を感じる
・一人にされて自分の面倒をみることになる恐れにとりつかれている
<依存性パーソナリティ障害の例>
「一般企業の事務職のA子さん。
学生時代は部活の先輩の保護が無くなる事を怖れ、
先輩の使いっ走りの様な存在だった。
会社でも上司の支援を失う恐れから、
言われた仕事は何でも抱え込み、毎日残業の連続。
付き合って3年の彼氏には”ねえ、今日は傘持っていった方がいいかな?”
とか
”どんな服を着ていったらいい?”
とか
”あなたと会えない時間は何をすればいい?”
等と一つも自分で決められずに、いちいち彼に判断を仰ぐ。
面倒くさくなった彼は次第にA子さんに暴力を振るう様になってきたが、
依存相手を失う事への恐れから、A子さんは彼に反発するどころか、
益々彼に服従するようになってきている。」
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
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