人生で大切な8つの事④自分の(後天的な)性格傾向を知る(2)
人生で大切な8つの事④自分の(後天的な)性格傾向を知る(2)
<前回からの続き>
今回は前回から引き続き、
「自分の(後天的な)性格傾向を知る」について
更に詳しくお書きします。
<④自分の(後天的な)性格傾向を知る(2)>
前回お書きした様に、
特に(多くの場合は生まれつき)刺激に対する敏感さが強い人にとっては、
”不快刺激”からもたらされる不快な感覚⇒感情は耐え難いほど強く感じる
筈です。
そして、
もし耐え難い程の不快刺激を感じると、不快な感覚や感情を避ける為に、
以下の様な「防衛的な思考」⇒「防衛的な感情」⇒「防衛的な行動」
といった防衛反応が起動するでしょう。
A.不快刺激
「自分の思い通りにならない」「自分がミスや失敗をする」
「相手に負ける」等々。
↓
B.不快感覚
「モヤモヤする」「胸がバクバクする」「身体が固くなる」
「頭が真っ白になる」「お腹が重たくなる」「顔が火照ってくる」等々。
↓
C.不快感情
「とにかく”嫌!”」「とにかく不快」等々。
↓
D.(不快を避ける為の)防衛的な思考
「思い通りに行かないのはこいつのせいだ!」
「ミスをする自分は許せない!完璧にしなきゃ」
「この娘は私に喧嘩売ってるの?!やっつけないと」等々。
↓
E.(不快を避ける為の)防衛的な感情
「怒り」、「自責」、「恥」、「恐怖」、等々。
↓
F.(不快を避ける為の)防衛的な行動
「闘争(モラハラ、マウントを取る等)」
「回避(完璧主義等の回避行動)」
「凍り付き(抑うつ、引きこもり、相手への服従等)」
ここで、
「A」~「C」は生まれつきの敏感さとすれば、
変える事は非常に難しいと思いますが、
「D」~「F」の防衛反応に関しては、
後天的に見に着けていったパターン、つまり(後天的な)性格傾向ですので、
それを変える為には、まず自分がどんなパターンで防衛してるのか?
分析してゆく事が大切だと思います。
例:
「私は物心ついた時から気にしいで、すぐ不安になる様な”敏感な子”だった。
今振り返ると、お母さんは完璧主義者で、
私がミスをしたり、やらなきゃいけない事をやってないと、
よく怒られた・・・
今でも鬼の形相をしたお母さんの顔が浮かんでくる事もある。
きっと敏感な私はお母さんの怒りにも強く反応して、
その不快を避ける為に”ミスをする自分は許せない!完璧にしなきゃ”
と思い込み、
常にできない自分を恥じて自分を罰し、
回避行動として、完璧にする事を目標にやり続けてるんだわ。」
等々。
上の例の様に
自分の(後天的な)性格傾向を分析してみましょう。
そして、
分析できれば変える必要のある部分は変えてゆきましょう。
次回はそのヒントをお書きしたいと思います。
<次回へ続く>