人間関係の悩み⑧自他への思いやり

人間関係の悩み⑧自他への思いやり

<前回からの続き>

前回は、
不安イライラモヤモヤ等の神経系や感情の防衛反応に対して、
「防衛反応を”自分”と切り離し」「防衛反応を慈しむ」
が大切だとお書きしました。


その事に関連して、
今回は「自他への思いやり」についてお書きしたいと思います。




<自分への思いやりと相手への思いやり>

よく
「ありのままの自分を愛しなさい」(Self comapassion)

とか
「ありのままの相手を愛しなさい」(comapassion)
と言われますが、

それはどういう意味なのでしょうか?


私の理解では

(例えば前回までの例で言うと)
普通は嫌ってしまうであろう自分の中の「不安」「イライラ」「モヤモヤ」
(「死にたい」とか「憎しみ」でさえ)等の防衛反応達に対して、

”可愛い我が子達”だと思って
どんな自分の”部分”も否定したり邪魔だと思わずに
思いやりを持ってケアしてあげる事だと思います。


もし、
可愛い我が子達の中で
「私はお母さんから愛されてない」と感じる子が居たとして、

その子の感情に蓋をしたまま
他の”出来の良い兄弟姉妹達”だけに愛情を注ぐと
その子は反発したり、落ち込んだりしてしまうでしょう。


同じ様に
「自分の中の子供達」

「相手の中の子供達」に対しても自分の好き嫌いで判断してしまうと、
嫌われたり憎まれてしまった子は、きっと傷つくでしょう。


ですから、
まず自分の中の全ての子達に思いやりを持ってあげて
相手の中の全ての子達にも同じ様に思いやりを持ってあげる事
が大切だと思います。




※お独りでは難しい場合はお気軽にご連絡下さい

<次回へ続く>