我慢する事について③我慢を強要する人
我慢する事について③我慢を強要する人
<前回からの続き>
前回お書きした様に、私は
「我慢は美徳だ」等と決して他者から強いられるものではなく、
極端な例を除けば、自分の選択によってなされるもの
だと思います。
そして、
「我慢は美徳だ」と他者に我慢を強いる人達には
時として権力者や支配者側の意図を感じてしまいます。
極端な例で言いますと、
「御国の為に散って来い!そうすればお前は英雄だ!」(強い快による洗脳)
「もし逃げようものなら、国の恥、非国民だ!
お前の家族全員がそういう目に遭うぞ!」
等と特攻隊員を送り出した人達。(強い不快による洗脳)
身近な例で言うと、
自分の出世や昇給、栄誉の事を一番に考えて、部下に残業を強いてきた上司、
自分の子育てを評価されたいのと自分の将来の不安を払拭する為に、
我が子に勉強を強いてきた親、等々。
私は我慢を強いる事は一概には否定しませんが、
それは相手の成長や幸せを願う時にのみ肯定でき、
自分の快の為や不快を避ける為といった自分側のメリット/デメリット
の為だけに他者を巻き込んで、
同意も無しに我慢を強いる事には賛成できません。
<次回に続く>