我慢する事について⑨それでも我慢しないといけない時は?(2)

我慢する事について⑨それでも我慢しないといけない時は?(2)

<前回からの続き>

人等の哺乳類を含めた動物が我慢できるのは、

「我慢する事の不快」<「その先に待っている快・報酬」
と感じた場合、

または
「我慢する事の不快」<「その先に待っている不快・罰」
と感じた場合、

のいずれかであると考えられます。


今回は
前者の「報酬系を利用して我慢する」ヒントをお書きしたいと思います。


※注意:今回お書きする方法は、前回お書きした「ネガな感情のケア」
 ができてから、になります。

 もし、それができていないとその先の報酬を得ようとする力は
 発揮できないでしょう。

 多くのポジティブ思考的な「輝かしい未来をイメージする」方法は、
 安心・安全の実感があってこそ有効だと考えられます






<それでも我慢しないといけない時は?>




(2)報酬系を利用する

「我慢したその先に、どんな素晴らしい未来が待っているか?」
想像してみて、

できる限り沢山、詳細に書き出してみましょう。



その一つ一つを頭の中で映像化し、

「今、自分がそれを体験してる」かの様に
(未来のその時々の)周りの音や声、視線に入るもの、感触、匂い・味等を
ありありと五感で感じてみましょう。




そうして、
「気持ちいい」とか「幸せ」とか「楽しい」とか「ワクワクする」

等のポジティブな感覚や感情が出てくれば、
それを言葉に出して、暫くそれに浸りましょう



その感覚を持ったまま
今の我慢してやらなきゃいけない事に取り掛かりましょう。


※注:未来の「快刺激」が遠すぎる様であれば、
   短期的な快刺激も用意しましょう。

   例えば、「こんなしんどいのに、今日我慢して課題を終えたら、
   今晩は好きなスイーツを食べまくってやるぞ!」等々




次回は、この続きである
「(3)防衛反応を利用する」についてお書きしたいと思います。



<次回へ続く>