メンタルの疾患を根本的に治すには?

メンタルの疾患を根本的に治すには?

<前回からの続き>

前回お書きした様に、私は

「ほぼ全てのメンタル疾患に共通の原因は
 扁桃体の過剰な(防衛)反応によるもの」

と考えています。

もしそうだとすれば、

メンタルの疾患を根本的に治す為には、
この”扁桃体の過剰な(防衛)反応”をいかに抑える事ができるか?
にかかっていると思います。



今回はそのヒントをお書きしたいと思います。









<メンタル疾患を根本的に治す為のヒント>






①安全・安心を感じられる関係性を第三者と築く

「ポリヴェーガル理論」で言われている様に、

交感神経系による闘争/逃走反応、背側迷走神経系による凍り付き反応
といった過度の防衛反応を抑える為には
腹側迷走神経系の働きが必要になります。



その為の第一歩としては、

「安全・安心を感じられる相手との場」が必要となるでしょう。



但し、
クライアントさんお独りでは、そういった関係性を作れない場合が多い
と思いますので、

そういった関係性を築いてくれるカウンセラーや医師を探す必要
があります。






②トラウマのケア

特にフラッシュバック(凍り付き反応)を伴う様な大きなトラウマ(PTSD等)
に苦しんでいる方はトラウマのケアが必要となります。



方法としては、

「EМDR」、「ソマティック・エクスペリエンシング」、
「センサリーモーターサイコセラピー」、「ハコミセラピー」等の

認知や思考ではなく、身体感覚等から入ってゆくボトムアップのセラピー
が必要だと思います。






③外在化と前頭前野による意識的なケア

被虐待的な家庭環境に育った場合や感覚過敏によって、
無数の”プチトラウマ”に苦しんでいる「発達性トラウマ障害」
「複雑性PTSDと呼ばれる状態にある方は、

意識の場である前頭前野・左脳が無意識の場である辺縁系・右脳の
潜在記憶から来る感覚・感情・思考に圧倒されて制御不可能の状態にある
と言えるでしょう。



だとすれば、
無数のプチトラウマを受けた”部分”や

いまだに
「戦う/逃げる/凍り付く」といった防衛反応を起こしている”部分”に
前頭前野・左脳が乗っ取られる事無く、ケアして行く事が大切です。



その為には無意識側の”部分”を外在化して、
前頭前野・左脳から切り離した上で意識的にケアしてゆく必要があります。



方法としては、
「内的家族システム療法」、「自我状態療法」、「パーツセラピー」
等が有効です。

<次回へ続く>

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。