自己否定/劣等感から抜け出す為のヒント(1)
自己否定/劣等感から抜け出す為のヒント(1)
<前回からの続き>
<自己否定/劣等感から抜け出す為のヒント>
①自己イメージに関してのポジティブな面を探す
自己否定や劣等感に苛まれている人は
被虐待的な環境で育った為か、
或いはもって生まれた敏感さ故に、ちょっとした出来事が
自己否定につながる様なプチトラウマとなったと推測されます。
そして、
いずれにせよまた否定されるのでは?といった恐怖・脅威
や
「自分はダメ人間だ」「自分には価値が無い」等と
身動きできない状態、つまり恐怖に対しての”凍り付き”
という防衛反応が継続してしまっていると考えられます。
これは、
「ポリヴェーガル理論」で言う所の背側迷走神経系による「凍り付き反応」
の状態です。
だとすれば、この状態のまま、
「思考や認知、行動を変えよう」
とか
「ポジティブ思考で行こう!」
等と決意したとしても、恐らくうまく行かないでしょう。
そうではなく、
まずは心身の治癒や社会的な交流に不可欠な腹側迷走神経系を起動させる
必要があります。
その為の第一歩として、
自分自身のポジティブな面に意識を向けてみましょう。
・今迄に他人に褒められたり、認められた場面を
できるだけ沢山思い出してゆく
(書き出してみても良いでしょう)
・今迄に「そこまで自分はダメでは無いのでは?」
とか
「私もそこそこ頑張ったじゃん」等と
自分を(否定でなく)肯定的に捉えられる場面を
できるだけ沢山思い出してゆく
(書き出してみても良いでしょう)
・(そういった記憶が全くない場合は)
「私の事を”ダメ人間だ”と思わない人は誰だろう?
と想像してみる
(家族/親戚の誰か?昔の友人?先輩/恩師?”推し”のアイドル?神/仏?)
その人に、
「私はダメ人間です!」と言ったとしたら、何て反論するだろうか?
を考えてみましょう
(それを書き出してみても良いでしょう)
その”材料”が少しでも調達できたら、
次回のヒント(2)へ進みましょう
※万が一「肯定的な場面も肯定してくれる人も全く思いつかない」という人は
まずはそれを見出してくれて、腹側迷走神経系の起動に導いてくれる様な
人(カウンセラー等)に頼ってみましょう
<次回へ続く>