多重人格障害(解離性同一症)の治療法①カウンセリング(7)SP達に本来の役割に戻ってもらう
多重人格障害(解離性同一症)の治療法①カウンセリング(7)SP達に本来の役割に戻ってもらう
前回までのやり方で、
SP(サブパーソナリティ=交代人格)達を理解・共感して、
思いやりを向ける事が出来る様になって、
更に
基本人格(前頭前野)が
SP達に乗っ取られる(解離する)事が減ってゆき、
インナーチャイルドのケアが進んだら、
SP達が本来の役割に戻れる様に働き掛けましょう。
<多重人格障害(解離性同一症)の治療法
①カウンセリング
(7)SP達に本来の役割に戻ってもらう>
●SP達の今迄の役割と本当の欲求を把握する
SPが出て来た時に気づき、
すかさずその子が果たしてきた役割と欲求を
聞いてみましょう。
例1(SP=怒りちゃん):
(京香)
「あっ!”怒りちゃん”が出て来た・・・。
怒りちゃんは、今迄どういったやり方で
幼い京香ちゃんを助けてくれていたの?」
(怒り)
「今度あいつらが京香を傷つけようとしたら、
あいつらをぶっ飛ばして、
京香が傷つかない様に守ってきたんだよ!」
(京香)
「本当に有難う!お陰で今迄生きてこられたわ!
これからは、あなたの負担が減る様に
私が京香を守っていっていこうと思うの。
もしそうなって、
あなたが24時間体制で京香ちゃんの警護を
しなくて済むようになったとしたら、
あなたは何がしたい?」
(怒り)
「そうなったとしても、
俺は京香を傷つける奴をぶん殴る事しかできない・・・
俺は喧嘩が大好きだからさ!」
例2(SP=淋しんぼちゃん):
(京香)
「何だか急に淋しくなってきちゃった・・・
あっ!淋しんぼちゃんだわ!
淋しんぼちゃん、あなたはどういう形で
幼い京香ちゃんを助けてくれてきたの?」
(淋しんぼ)
「京香は家族の誰からもかまってもらえなくて、
それが当たり前になってしまい、
”淋しい”って気持ちも麻痺してた。
だから私が、”あんたは本当は淋しいんだよ!
一人は辛いよね、だから友達を作らない?!”
って何度も誘ってあげて来たんだ」
(京香)
「本当に有難う!
お陰で今も少ないけど友達が居てくれるんだわ!
これからは、あなたの負担が減る様に
私が京香の寂しさを埋めていこうと思うの。
もしそうなって、
あなたが京香ちゃんのお守から自由になれれば、
あなたは何がしたい?」
(淋しんぼ)
「う~ん、そうだな・・・
もっと沢山の人と会って、
一人でいいから”親友”が欲しいな。
それと、一緒に居てくれる彼氏的な人ができたらなあ」
●SP達に今後の役割を与えてゆく
SP達に今後の役割を与えてゆきましょう。
例1(SP=怒りちゃん):
(京香)
「怒りちゃんは頼もしいな!
さっき言った様に、幼い京香ちゃんは
私が守ってゆくから、
怒りちゃんは自由にしてていいよ!
でも将来、変な人に絡まれたり、
学校やバイト先でイジメやパワハラに遭った時には、
火事の時に緊急出動する消防士さんの様に、
私たちを守ってくれないかな?」
(怒り)
「OK!そうなった時には俺に任せとけ!」
例2(SP=淋しんぼちゃん):
(京香)
「淋しんぼちゃん、今後京香ちゃんが元気になって、
”親友が欲しい!”とか”彼氏が欲しい!”
ってなった時には協力してくれない?」
(淋しんぼ)
「わかったわ!
怖がりの京香ちゃんが、
他人と関われる行動ができる様に、
思い切り淋しがらせてあげるわ!」
等々。

