死にたい気持ちを慈しむ
死にたい気持ちを慈しむ
今回は、
 前回の続きで、
 「死にたい気持ちに乗っ取られない為には」
 の2つめのヒントをお書きしたいと思います。
<死にたい気持ちに乗っ取られない為には
  ②慈しむ>
(1)最初に”死にたい気持ち”ちゃんが
   生まれた時の事を思い出す
例:「小学校低学年の頃かな?あの時は毎晩お父さんが
     お酒を飲んではお母さんに暴力を振るっていた・・・。
     私はお母さんと弟を守ろうとしてお父さんを睨むと
     ”なんだその目は!”と私まで殴られた。
 
     だから毎日毎日どうする事もできない無力感と絶望
     を感じていた。
 
     毎晩寝る時に「あ~明日が来なければいいのになあ~。
     朝起きて死んでたら楽になるのに、と思っていた。」
(2)今のあなたが、その時のあなたと死にたい気持ちちゃん
   に会ったとすればどう感じるか?
例:「あの時の私は、可愛そうだなあ。
           なんにも悪くないのに苦しんで。
 
     それに、あんな小さな子がお母さんや弟を守る事
           なんて無理だったから守れなかった事で
           自分を責める必要は無いよな。
     逆に、本当に優しくて勇気がある子だよな。
 
     死にたい気持ちちゃんは、そんなあの子を
           絶望から救おうとしてくれたんだよね。
     あの地獄を乗り切れたのは、あなたのお陰だよ。
 
     でも、今はそんな地獄から逃げる事も戦う事も
           できる大人になったんだよ。
     だから、もう大丈夫だからゆっくり休んでね。」
 (3)上の「(2)」で感じた事を 
       胸の中に感じる過去のあなたと死にたい気持ちちゃんに
    胸に手を当てたり撫でながら何度も言ってあげる
※お独りでは難しい場合はお気軽にご連絡下さい

