嫉妬した相手や憧れの人に劣等感を抱く人
嫉妬した相手や憧れの人に劣等感を抱く人
<前回からの続き>
<嫉妬した相手や憧れの人に劣等感を抱く人>
「嫉妬した相手や憧れの人には自分は絶対に追いつけない」
と感じる人もいらっしゃいます。
これはある意味”諦め”であり、これも自然な感情ですので、
それ自体を否定する必要は無いと思います。
ここで、
「私はあの人とは違う」とか「俺は俺!」等と
割り切れたら良いのですが、
中には、
「あの人と比べて私はここもダメ、あそこも劣っている・・・。
本当に私はダメ人間だ」
等と自己否定から劣等感を抱く人もいらっしゃいます。
これは、
「不快を感じさせる相手をやっつけよう!」
とか
「不快を無くす為に自分を変えて行こう!」
等といった、
交感神経系のある意味パワフルな闘争/逃走反応とは違い、
背側迷走神経系の凍り付き反応によるものと思われます。
そうなると、
誰を見ても”劣等感”に苛まれ続け、(凍りついて)動きの無い状態が続き、
病んでしまう事も多いでしょう。
この様なタイプの人は、快/不快に極めて敏感で、
「不快を感じるのは、全て自分のせいだ!」
という考え方が身についてしまっているからだと思います。
そしてそれは恐らく
被虐待的な環境で育った為に敏感になり、
おまけに否定され続けたトラウマがあるか、
或いは、
生まれつき極めて敏感な人が、「自分はダメだ」「自分には価値が無い」
と感じる出来事によってプチトラウマとなっているか、
のいずれかである可能性が高いでしょう。
※そういった自己否定/劣等感から抜け出す為のヒントは
後述したいと思います。
次回は「自己憐憫」についてお書きします。
<次回へ続く>