「他人は変えられない。自分が変わりなさい」というアドバイス
「他人は変えられない。自分が変わりなさい」というアドバイス
主婦「主人のキャバクラ通いに困っています。離婚も考えています」
アドバイザー「他人(主人)なんて変わらないから、あなたが変わりなさい!
ご主人が家の方がいいなあ、と思える様にご主人の好きな料理を愛情込めて
作ったり、化粧をしたり、細かい気配りをしたり・・・」
アルコール等の”依存症”の主人や彼氏を持ってる奥さんや彼女、
不登校や”問題行動”を起こす子供の親、
イジメやモラハラ、パワハラ等の人間関係で苦しんでる人達・・・。
こういった人達はえてして「他人なんて変わらないんだから、あなたがまず
変わりなさい」というアドバイスを受ける事があるかも知れません。
でも不思議なんですね。だってアドバイザーの人は「他人を変える事なんてできない」
と信じてるのに、他人である相談者を変えようとしてる(笑)→大きな矛盾だと
思います。
勿論、そういったアドバイスにも一理はあると思います。
自分の性格や考え方のパターンを変える事さえ難しいのに、他人のそれを
変える事はもっと難しいのは確かだと思います。
では、こういった人間関係の問題がある場合は何を変えればいいのか?
ですが、それは「自分と相手との間の主に言動によるコミュニケーション
のパターンを変える」という事です。
※この際”問題の原因”には目を瞑って下さい(笑)問題の原因が何であれ、
普通は自然消滅する事が多いのです。でも問題がず~っと維持されてるという事は、
それを自分と相手の間で維持してるコミュニケーションのパターンがあると考えます。
そのコミュニケーションのパターンを変えるヒントとしては、
①自分がその”問題”を解決しようとどんな努力(言動)をしているか?
のパターンを洗い出す
→例:先ほどの主婦の場合=「もうキャバクラへは行かないで!」と言ったり
主人が遅く帰って来た時に「どこに行って来たの!」と怒鳴る、
主人の上着のポケットの中や携帯履歴を調べる・・等。
②その”問題を解決しようとする努力”とは全く違う言動を考えてみる
→例:「キャバクラへ行ってストレスを解消して来てね」と言う。
主人が遅く帰って来た時に「ご苦労様」と言って笑顔でハグする・・・等
③それらの中で、その新しい言動を実行した時の主人の反応を想像してみて
問題を維持していたコミュニケーションのパターンが崩れそうなものを
試しに実行する
④試してみてうまく行きそうなら続けて、うまく行かなければ「次の作戦」
を試してみる
これを続けて行けばパターンを崩せる「当たり!」が発見できるはずです。
そしてこの場合は、あなたの性格や思考を無理に変える必要はありません。
つまり、「そんな事言うのは嫌だな」と思ったまま、演技して言動だけを
多少無理にでも変えればいいのです。(気持ちがこもってなくても全然
構いませんが、できれば演技だと見破られない様にしましょう(笑))
ただ、万が一言動を変える事による”パターン崩し”ができない場合は
”思考のパターン”崩しが必要なのかも知れません。
その様な場合は我々専門家にお任せ下さい。
他人を変えるには?
「他人を変える事はできない。だからまず自分が変わる事!」・・・
よく耳にされる言葉だと思います。
僕はこの言葉には続きがあると思います。
ー即ち、
「人間関係はコミュニケーションの仕方によってその関係性が維持される」
→「だから、自分側のコミュニケーションの仕方を変えれば関係性そのもの
も変化し、相手も変わらざるを得ない」
つまり
「自分が変われば、相手を変える事ができる」という事です。
但し、
「自分を変える事が難しいから苦労しているんだ!」
という声が聞こえてきそうです(笑)。
勿論、元々の自分の性格や長年培って来た信念を変える事は容易ではない
と思います。
ただ、自分のそういった部分を全く変える事無く「”フリ”をしてみる」事は、
ずっとハードルが低くなるはずです。
それだったら、何も「心」や「性格」や「信念」を変える必要がありません
ので、楽ですよね?
なんせ”フリ”をするだけですから(笑)。
例えば、夫婦喧嘩が絶えない家庭があったとして、
そのせいかどうかはわかりませんが、子供が不登校になっていたとします。
しかも、相手(子供)を変えようと色々手を尽くしても改善されない場合は、
例えば子供の前でだけ夫婦が仲が良い”フリ”をしてみる
のも良いかも知れません。
そこには別に枯れ果ててそうな愛情を無理にを絞り出す必要もいらない訳です。
(なんせ”フリ”ですから(笑))
でも、そういった演技をするだけで、親と子の関係性が変わり、
子は変わらざるを得ない・・・。
(※但し、それによって不登校が改善されるか否かは
やってみないとわかりませんが・・・)
或いは、夫が鬱や依存症に襲われていて、その妻が「何とか治してあげたい」と
パートを休み病院やカウンセラーを探し廻り、
甲斐甲斐しく夫に寄り添い続けている夫婦があるとします。
この場合も、相手(夫)を変える為に自分(妻)は”フリ”をしてみる
のもいいかも知れません。
どんな”フリ”かと言いますと、
例えば「夫がもう治った」として妻は振る舞う訳です。
ー今迄妻は夫の為にお金と時間と気持ちを集中させて来たはずです。
それが、
「夫が治っちゃったら、夫に注いでいたパワーをどこに注ぐかな?」
を考えてみて、「夫はもう大丈夫!」という”フリ”をして
妻は別の所へパワーを注ぐ訳です。
そうすると、夫も変わらざるを得ないでしょう。
(※但し、それによって夫は治っちゃうかどうかはやってみないと
わかりません)
ここまでごちゃごちゃ書きましたが、僕が申し上げたい事は
「相手を変える為に自分が変わった”フリ”をしましょう!」という事です。
#夫婦親子,家族問題の家族療法については、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
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