過去の後悔・心の傷を引きずっている人へ
過去の後悔・心の傷を引きずっている人へ
目次
(1)ОLのA子さんの例
「何故あの時、彼氏にあんな事言ってしまったんだろう?・・・
あんな事言わなければ、別れずに済んだのに・・・(涙)
3年も前の事だけど、今も四六時中その事ばかり考えてしまい
仕事も手につかない。」
(2)大学生のB男君の例
「何故進路選択の時、理系を選んでしまったんだろう?・・・
大学に入ってみて授業はつまんないし、実験ばかりで遊ぶ暇も無い。
本当に俺は浅はかでバカだった・・・もう大学通う気にもなれない。」
誰しも過去の自分の選択を後悔したり、
その事を思い出すと自分を否定したり後悔したり、
怒りが沸いきたり、心の傷がうずいたりする事があると思います。
ただ、
多くの場合は「日にちぐすり」で段々その記憶も薄れ、
思い出す頻度も減ってゆき、
そのうちにいつもの日常に戻ってゆけるのではないでしょうか?
ところが、
上の「A子さん」や「B男君」の例の様に
その過去の後悔を呼び起こす場面が片時も頭から離れずに
うつうつとなり続けて、元の日常に戻れない方もいらっしゃいます。
では、
何故いつまで経っても後悔を引きずり続けるのでしょうか?
次回からはその理由と対処法を私なりの考えで
お書きしてゆきたいと思います。
#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
後悔・傷つく事の意味・大切さ
前回お書きした「A子さん」や「B男君」の例の様に
何年経っても過去の後悔を引きすり続けて、現在(今)の生活に
支障が出てきてしまっている方もいらっしゃいます。
では、
後悔を引きずる事の(本当の)意味とは何なのでしょうか?
そして、
引きずらない人と引きずる人では一体何がどう違うのでしょうか?
・・・その辺りを今回から私の考えに基づいてお書きしたいと思います。
まず私が考える”後悔の意味”とは、
「過去の失敗を基に二度とそうしない為には、今からどういう事に
気を付けて行けば良いのか?を学び、実行してゆきなさい」
という教示であると思います。
例えば、
カエルが蜂を食べた時に、蜂に刺されて痛い思いをしたならば、
「何であの時、蜂を食べちゃったんだろう?・・・」ではなく、
「これからは蜂を食べないでおこう!」になる筈です。
つまり、
過去の後悔を学びとして、自分が幸せに生きる為には
今から何を心がけて行けば良いのか?の「幸せのヒント」を
後悔が繰り返し教えてくれていると言えるでしょう。
ところが、
今後の幸せのヒントを繰り返し教えても、
その学びを今に落とし込めないでいる人には
「あの時あんなに傷ついたでしょ?何でそれを学びとして
これからどうすべきか?を考えようとしないの?!」
と忠告し続ける訳です。
そういう意味で言うと、
「A子さん」や「B男君」は過去の後悔(教訓)を今に落とし込めていない
と言えるでしょう。
でも世の中には、過去の後悔を殆ど引きずらない人もいらっしゃる様です。
では「引きずる人」と「引きずらない人」は何が違うのでしょうか?
その辺りを次回お書きしたいと思います。
#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
後悔を引きずる人と引きずらない人の違い
今回は
同じ様に過去に失敗をしたり、痛い目に遭っても
それを引きずる人と引きずらない人の違いを
私なりの観点からお書きしたいと思います。
私の考えでは、
その違いは不快刺激や感覚に対する感受性の違いだと思います。
例えば、
前述の「A子さん」の場合は、
彼氏と別れた事(不快刺激)がショック過ぎていつまでも
そのトラウマから脱する事ができずにいると言えるでしょうし、
「B男君」の場合は、
今の勉強のつまらなさや遊ぶ暇も無い事による不快刺激が大きすぎて、
現実に向き合う力が保てないと言えるでしょう。
そして二人共、感受性が鋭すぎるが為に、
不快刺激が耐えられないレベルに感じて、そこから逃れる為に、
過去の後悔へと逃避・回避しているのではないでしょうか?
一方、
そういった不快刺激や感覚に対する感受性が鈍すぎる人も問題だと思います。
そういった人は、過去の後悔を感じなさ過ぎて、同じ過ちを繰り返し続ける
人も居ると思います。
つまり、
「感受性が鋭すぎると、不快刺激に圧倒されて過去の後悔に逃げてしまい、
その経験を今後に活かしてゆく事ができなくなる」し、
「感受性が鈍すぎてもその過去の経験を活かす事ができなくなる」
と思います。
だとすれば、
感受性が鋭すぎる人はどうすれば過去の後悔・心の傷から脱出する事ができる
のでしょうか?
そのヒントを次回お書きしたいと思います。
#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
過去の後悔・心の傷から脱出するには?
今迄お書きしてきました様に、”過去の後悔”の本来の目的は
「自分が幸せに生きる為には今から何を心がけて行けば良いのか?
を過去の出来事から学び、それを今に落とし込みなさい」
という事だと思います。
ところが、不快刺激や感覚に対する感受性が鋭すぎる人は
それに圧倒されてしまい、”学び”どころではなくなってしまう。
→学ばないから「いつになったら学ぶんだ?!」と
無意識は何度も繰り返し忠告を与える
→それによってより強い不快刺激を感じて、更に学びどころでは無くなる
・・・
といった悪循環があるのでは?と想像します。
だとすれば、
どうすればその”悪循環”から脱する事ができるのでしょうか?
今回はそのヒントをお書きしたと思います。
<過去の後悔・心の傷から脱出するヒント>
①今の不快刺激を減らす
前述の「A子さん」の例で言えば、彼女の不快刺激は
彼氏を失ったショック(トラウマ)、
彼氏への未練、
過去の自分を責める自責の念
の3つだと思います。
※「B男君」の場合は、
つまらない勉強をしなきゃいけない事
と
遊ぶ暇も無い(快刺激の不足)の2つであると感じます。
◎「A子さん」の場合は彼氏への未練の解消:
彼氏へ謝罪と感謝を書き出して、彼との出逢い~別れで学んだ事
も書き出しましょう。
そしてそれを何度も読み返してみて、悲しみを感じ切ります。
涙が出なくなったら、「彼から学んだ事」だけを残して、
あとの紙は破り捨てましょう
◎「B男君」の場合は「こんな人生を歩みたいといった自分の理想の人生
を思い浮かべ、今の勉強がそれにどう結びついてゆくか?」を考えて、
そのストーリーを書いてみるのもいいでしょう。
更に、時間がたっぷりあったらやりたい事・楽しみたい事を
できるだけ多く書き出してみて、今の限られた時間の中でも
できる事・できる部分に〇を付けてやってゆきましょう。
②過去の自分を否定しない
◎「A子さん」も「B男君」も、その”間違った”事をした過去の自分を
責める気持ちを書き出してみましょう。
そしてそれに対して、過去の自分になったとして自己弁護でいいので、
その時そうしたもっともな理由を書き出してみましょう。
その自己弁護を今の自分として読んでみて、納得できれば
責めてしまった事への謝罪の気持ちを書き出してみましょう。
※「A子さん」は、傷ついた過去の自分に対して、寄り添ってあげる様な
手紙を書くのも良いと思います。
③過去の出来事で学んだ事を意識し、それを今に落とし込む
◎今後、過去の後悔と似たようなシチュエーションが訪れた時は
どうするのか?を書き出して、それのみを携帯し、
過去の後悔が襲って来れば、それを読み返す、
という事を習慣にすれば良いでしょう。
※「A子さん」の場合は、彼への未練が出て来る度に、
もう一つの「彼から学んだ事」の紙を読み返す事を習慣にする
のも良いと思います。
※お独りでは難しい場合はお気軽にご相談下さい。
#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
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