カウンセリングのQ&A②カウンセリングと心療内科の違いは?

カウンセリングのQ&A②カウンセリングと心療内科の違いは?

<前回からの続き>

今回は、

「心療内科(精神科)」「心理カウンセリング」違い

をお書きしたいと思います。




Q.カウンセリングと心療内科の違いは?




A.(基本的に)薬で症状を抑えようとするのが心療内科(精神科)で、

 (主に)対話によって症状や悩みの解消/解決を図るのが
 心理カウンセリングです。

①心療内科(精神科)


心療内科(精神科)は医師が担当しますので、

(1)診察


 (どの病気や障害等に当てはまるか?を知る為に)
 今の症状を数分で訊く




(2)診断


アメリカ精神医学会のDSМ

世界保健機関(WHО)によって承認されたICDといった
国際的な診断基準等を基に診断名をつけてゆく




(3)薬物の選定


その診断に基づいて、
薬物を選定し処方箋とカルテを書く

というのが基本的な流れです。




ご存知無い方は、

「え?悩みを聴いてくれないの?」
とか

「私の話を聴いてもらえなかった」

等と仰る方もいらっしゃいますが、

それはカウンセラーの仕事であって、基本的には医師の仕事ではありません。

医師免許を取得するのに心理カウンセリングの習得は必要ありませんので、

基本的に悩みは聴いてもらえない所が多いと思われた方が良いでしょう。

(中には個人的に心理カウンセリングを勉強されて
患者さんのお悩みに長時間耳を傾けて寄り添われるお医者さん
もいらっしゃいますが)




②心理カウンセリング


心理学を勉強して経験を積んだ
「臨床心理士」「公認心理師(国家資格)が、

クライアントさん(悩みを抱えている方)に寄り添ってお話を聴き、

主に対話によって、お悩みや症状の解決/解消を図ろうとする
のが心理カウンセリングです。


<次回へ続く>