我慢する事について⑤我慢が得意な人
我慢する事について⑤我慢が得意な人
<前回からの続き>
前回、
「我慢」するという事を私なりに
「将来的に大きな快や報酬を得る為に、
或いは将来的な強い不快を避ける為に、
忍耐や辛抱してでも、目の前の不快な事柄に継続的に取り組んでゆく事」
と定義しました。
そして、大きく分けると
「我慢が得意な人」
と
「我慢が不得意な人」
の2種類の人が存在する、
といった考えをお書きしました。
今回は、
「我慢が得意な人」についてお書きしたいと思います。
<我慢が得意な人>
以前お書きしました様に、
私は「心を安定させる方向性」として、
①不快刺激を取り除く(セロトニン型)
②快刺激へ意識をシフトさせる(ドーパミン型)
③他人との交流を利用する(オキシトシン型)
の3つのタイプがあり、
人によってその適正な比率/割合は恐らく生まれつき決まっている、
と考えています。
”我慢が得意な人”というのは、
「目の前の不快な事柄に対して、忍耐や辛抱してでも継続的に取り組んでゆく」
と言えるでしょう。
では、
何故不快から逃げずに真正面から向き合って取り組み続ける事ができるのか?
それは恐らく「不快刺激を取り除いて心を安定させる傾向性」を持っている、
つまり、
上の「①」の割合が強いタイプの人だからだと思います。
例えば、
まだ若いのに、老後の心配(将来的な強い不快刺激)を減らす為に、
お金を管理・節約してコツコツと貯金を殖やす、等々。
だとすれば、
それは元々の性格傾向ですので、
それをご自分の長所として利用していかれると良いでしょう。
但し注意点としては、
A.我慢し過ぎてしんどくなりやすい
⇒「②」の意識のシフトや「③」の他人に甘える
等を取り入れる事ができれば、更なる成長に繋がるでしょう
B.我慢できない人を否定してしまう
⇒えてして、自分と違う傾向を持った「②」や「③」の比率が高い人
を否定したり、我慢を強要したりしてしまう恐れもあるでしょう
次回は、
「我慢が苦手な人」についてお書きしたいと思います。
<次回に続く>