我慢する事について⑥我慢が苦手な人
我慢する事について⑥我慢が苦手な人
<前回からの続き>
前回までは、
「我慢が得意な人」についてお書きしましたが、
今回は、
「我慢が苦手な人」についてお書きしたいと思います。
<我慢が苦手な人>
前回もお書きしました様に、
私は「心を安定させる方向性」として、
①不快刺激を取り除く(セロトニン型)
②快刺激へ意識をシフトさせる(ドーパミン型)
③他人との交流を利用する(オキシトシン型)
の3つのタイプがあり、
人によってその適正な比率/割合は恐らく生まれつき決まっている、
と考えています。
そして、
「我慢が得意な人」は「①」の割合が高く、
不快刺激を取り除く為の我慢が当たり前になっているので、
さほど苦にならないと考えられます。
ところが、
性格傾向として「②」や「③」が強い人は、
不快刺激を取り除く為の我慢という方向には行かず、
快刺激を求める方向にシフトしたり、
他人との交流で愚痴や不安を聞いてもらったり、慰めや励ましを頂いたり
・・・という方向に行く訳です。
よく言えば、
引きずらず「切り替え」が上手な訳ですから、
それをご自分の長所として利用していかれると良いでしょう。
但し注意点としては、
A.「我慢が必要な場面で踏ん張りがきかない」
等、現実から逃げてしまう方向に偏る場合もある
⇒時には「①」の不快刺激と向き合って、それを減じてゆく努力や我慢
も採り入れる事ができれば、更なる成長に繋がるでしょう
B.我慢できない自分を否定してしまう
⇒「我慢が得意な人」から文句を言われたり、比べてしまうと
自己否定しまう事もあるでしょう。
そんな人は「生まれつきの性格傾向だから」と自己否定しない事と
でも「ここ一番で踏ん張る」事も意識して、それができれば、
「元々我慢が苦手なのによくやったね!私!」と自分を肯定
してあげましょう。
次回からは、
「我慢し過ぎてしんどくなっている人」についてお書きしたいと思います。
<次回に続く>