死にたい気持ちになった時には
死にたい気持ちになった時には
「私は幼い頃からずっと、生きているのが辛過ぎて、
”早く死にたい”と思っていました。
けど、死ぬ勇気が無くて
”誰かゆきずりに殺してくれないかな?”とも思いました」
「気を遣って色々してあげたのに、
彼は私の気持ちなんてちっともわかってくれない・・・。
夕べもそんな彼にキレて裸足で彼の部屋から飛び出したのに、
追いかけても来てくれなかった・・・。
”私なんて必要ないんだろうな”って感じて
無性に死にたくなって真夜中の海に入ったけど、
結局死にきれなかった」
うちのルームにも、所謂「希死念慮」や「自殺念慮」を抱えて
お越しになる方も少なからずいらっしゃいます。
そういった方には、私は
「死ぬなんて事を考えちゃダメだ」とか
「生きていればきっと良い事がある」等と
説教や説得、その場限りの慰めを口にする事はありません。
そうではなく、
まずは「死にたい気持ち」を肯定し、
寄り添って小さくして行く、
という方法を採ります。
何故ならば、
「死にたい気持ち」にはポジティブな意味があって、
説教や説得、その場限りの慰めは
結局はそれを否定する事になり、
「死にたい気持ち」になってしまう自分への自己否定
が強まってしまうと考えるからです。
次回は「死にたい子持ち」のポジティブな意味
についてお書きしたいと思います。