自分の中の変えられるものと変えられないもの

自分の中の変えられるものと変えられないもの




~自分の中の変えられるものと変えられないもの~






「気にし過ぎる性格を変えたい」

「怒られるのが怖くて、いつもビクビクしてる自分が情けない」

「上司が言った事を忘れてしまい、 ミスばっかりしてる私は本当にダメだ」

「自分の意見が言えなくて困っている」

「人とコミュニケーションがうまくできない自分は価値の無い人間だ」

「いつも面倒くさい事を先延ばしにしてしまい、
 楽な方に逃げてしまう自分の性格を変えたいのだけれど」・・・




「性格を変えたい」と思っていても、変える事ができずに
苦しんでおられる方も多いと思います。



ここで注意しないといけない事は、

「変えられないもの」を変えようとすれば変わらなくて苦しむでしょうし、

「変えられるもの」を変えようとしないと
行き詰りから脱する事ができなかったり、進歩・成長が望めなくなる、

という事だと思います。






私は一言で「性格」と言われるものは

「変えられないもの」(遺伝的な気質や傾向)


「変えられるもの」(感じ方・捉え方や考え方等の後天的なもの)

に分けられると考えています。






皆さんはアメリカの神学者である、ラインホルド・ニーバー
をご存じでしょうか?

彼は「ニーバーの祈り」と銘打たれた言葉を遺しています。

<ニーバーの祈り>

「神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。」






今回からは、

ご自分の「性格」のせいで今現在行き詰ってしまってる
様に感じておられる方に向けて、

「性格を変えるヒント」をお書きしたいと思います。






私が思うに、まず「性格を変える」為の順番としては

自分の性格の中で 「変えられるもの」と「変えられないもの」
 を区別する



その中で「変えられないもの」を一旦受け入れる



「変えられるもの」は変えてゆく



(それでもまだ苦しければ)「変えられないもの」に働きかける



(それでもまだ苦しければ)「環境を変化させる」



といった流れになると思います。



(※実際のカウンセリングでは、その方に応じて「③」~「⑤」の
  順番が変わる事もあります)






それでは、

次回からは「性格改善」の具体的な考え方とやり方
をお伝えしてゆきたいと思います。



<次回へ続く>

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください