燃え尽き症候群になってしまった方へ

燃え尽き症候群になってしまった方へ

例1:

「小学生の時からお母さんはスパルタで、水泳も勉強も良くできて、
 お母さんや周りからも”凄い!”と褒められてきた・・・。

 でも高校になって”勉強はいいから、水泳でオリンピックを目指すわよ!”
 とお母さんも気合が入ってより厳しくなり、勉強も一番ではなくなった。

 このごろ、急にやる気が無くなってきて水泳どころか学校も休みがちに
 なってきている・・・」



例2:

「ずっと自分に自信が無かったけど、
 今の会社に入って認められて嬉しかった。

 同期の人に比べて能力の無い私は、普通にやっても皆に勝てないので、
 残業や休日出勤を繰り返し、成果を評価されてこの春責任者に昇格した。

 すごく嬉しかったが、部下への目配り不足を注意される事も増え、
 より仕事の事が頭から離れなくなった。

 そんな或る日、会社へ行こうとしてたら動けなくなってしまった」






みなさんの中にも、ご自身やご家族が「燃え尽き症候群」では?
と感じる方もいらっしゃるかも知れません。

今迄、勉学や仕事、スポーツに人一倍一生懸命打ち込んでこられたのに、
まるで電池が切れたみたいに、突然それができなくなってしまう・・・。



今回からはそういった方に向けて
「燃え尽き症候群の原因」

「燃え尽き症候群からの回復のヒント」
をお書きしてゆきたいと思います。

 

#うつ病改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

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燃え尽き症候群の原因①

 

今回からは、所謂「燃え尽き症候群」になってしまう原因
私の推測を基にお書きしたいと思います。






人が何かに夢中になって、それに集中し続けるには、
それをやり続ける”理由”がある筈だと思います。

そして、その”理由”として考えられるものは

「自分が望む報酬を得る」

「恐怖から逃れる」

のいずれか(両方の事もあるでしょう)だと思います。



前者は主に「ドーパミン」という神経伝達物質の作用する
「ドーパミン神経系」が、

後者は主に「(ノル)アドレナリン」が作用する
「(ノル)アドレナリン神経系」の働きが不可欠です。

※極論を言えば、恐怖から逃れる「逃走反応」も、
 「安心・安全」を得るという報酬があるとも言えるでしょう



そして、そのいずれもが「興奮」させる働きがあります。

ですから放っておけば、いつかは興奮が冷めてゆくでしょう。



私はその「興奮」を冷めさせる要因として、
以下の4つがあるのでは?と考えます。



即ち、

①報酬を上回る(心身の)苦痛が出現した

②報酬が減った、或いは増えない

③報酬を得られないのでは?と感知した

④恐怖から逃れたと感じた






次回はより詳しくその原因について考察してみたいと思います。

 

#うつ病改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

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燃え尽き症候群の原因②

 

前回、(私の考えでは)所謂「燃え尽き症候群」とは
ある事に熱中・集中する興奮が冷めた状態で、

その要因として、

①報酬を上回る(心身の)苦痛が出現した

②報酬が減った、或いは増えない

③報酬を得られないのでは?と感知した

④恐怖から逃れたと感じた

の4つが考えられるとお書きしました。

その考え方に沿って、前々回取り上げた2つの例を分析したいと思います。






例1:

「小学生の時からお母さんはスパルタで、水泳も勉強も良くできて、
 お母さんや周りからも”凄い!”と褒められてきた・・・。

 でも高校になって”勉強はいいから、水泳でオリンピックを目指すわよ!”
 とお母さんも気合が入ってより厳しくなり、勉強も一番ではなくなった。

 このごろ、急にやる気が無くなってきて水泳どころか学校も休みがちに
 なってきている・・・」



→この人は恐らく母親や周りから褒められる・認められるという
 ”報酬”を得る事と、”母親から怒られる恐怖”から逃れる
 といった目的で水泳や勉強を頑張ってきたのでしょう。

 ところが、高校に入ってからは水泳への母親のハードルが上がって、
 今までのタイムでは報酬が得られなくなってしまった。
(=「②」、「③」

 そして勉強の方でも、トップを維持する事では
 それ以上の報酬が得られない(=「③」

 母親の期待が勉強よりも水泳になった事で勉強での報酬は得られなくなり、

 同時に母親による勉強へのプレッシャーが無くなった(=「④」

 そして本人にとって「オリンピックに出る事」の報酬よりも
 苦痛が上回ってしまったと考えられます(=「①」


  



例2:

「ずっと自分に自信が無かったけど、
 今の会社に入って認められて嬉しかった。

 同期の人に比べて能力の無い私は、普通にやっても皆に勝てないので、
 残業や休日出勤を繰り返し、成果を評価されてこの春責任者に昇格した。

 すごく嬉しかったが、部下への目配り不足を注意される事も増え、
 より仕事の事が頭から離れなくなった。

 そんな或る日、会社へ行こうとしてたら動けなくなってしまった」



→この人の場合は、「他人から認められる事」、「相手に勝つ事」
 で報酬を得ようとしてきた、と言えるでしょう。

 (余談ですが、このタイプの人は自分を低く見積もっておいた方が
 相手から認められたり出し抜いた時の報酬・快感が大きいですので
 自信が無い、能力が無い、といった低い見積もりを自分に対して
 持っている事が多いと感じます)

 更には、「このままだと自分はダメ人間だと思われる」といった
 恐怖から逃れる事もモチベーションになっていたのかも知れません。
  
 ところが昇格した事で、今までの仕事ぶりでは報酬が得られなくなり
 (=「②」、「③」)、

 相手に勝つという事での報酬も無くなった(=「③」

 おまけに昇格した事で「自分はダメ人間だ」という恐怖が薄らぎ、
 モチベーションの低下を招いたとも考えられます(=「④」

 その結果、今まで以上の報酬や恐怖がないと
 モチベーションを維持できなくなり、

 それらを使ってより仕事に集中する様になり、
 心身が悲鳴をあげて興奮系の電源を切ったのでは?と思います
 (=「①」





 
それでは、
どうすれば「燃え尽き症候群」から回復する事ができるのでしょうか?

そのヒントを次回から3回に分けてお書きしてゆきたいと思います。

 

#うつ病改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

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燃え尽き症候群からの回復のヒント①

 

今回から3回にわたって、「燃え尽き症候群から回復する為のヒント」
をお書きしたいと思います。






所謂「燃え尽きた状態」「エネルギーの電源が切れた状態」に陥った場合、
しばらくは無理せずゆっくりする事も必要だと思います。



ただ、
私が思うに「燃え尽き症候群」になってしまう様な方は
「報酬」や「恐怖」等の刺激を必要とし、
それによって成長や自己実現に繋げてゆくタイプの人が多いのでは?
と感じます。



だとすれば、
再び”電源”を入れるにはやはり刺激が必要なのではないか?と思います。



但し、
以前と同じ刺激ではまた電源が落ちる可能性が高い訳ですから、
以前と違った刺激を持ってくる必要があるのでは?と思います。



そしてその「以前と違った刺激」としては、

①”報酬”や”恐怖”を得る対象を変える
或いは
②”報酬”や”恐怖”を得る方法を変える

といった2つの方向性があるのではないかと考えます。

次回からは、その各々の方向性について
前述した「例1」「例2」を基に具体的にお書きしてゆきたいと思います。

 

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こちらにお書きしてますので、ご参照ください

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燃え尽き症候群からの回復のヒント
②~例1の場合

 

前回お書きした様に、
(私見では)「燃え尽き症候群」から回復する為には

①”報酬”や”恐怖”を得る対象を変える
或いは
②”報酬”や”恐怖”を得る方法を変える

事が必要なのではないかと考えます。

今回は以前に挙げた「例1」に沿って具体的な変え方の例
お書きしたいと思います。






例1:

「小学生の時からお母さんはスパルタで、水泳も勉強も良くできて、
 お母さんや周りからも”凄い!”と褒められてきた・・・。

 でも高校になって”勉強はいいから、水泳でオリンピックを目指すわよ!”
 とお母さんも気合が入ってより厳しくなり、勉強も一番ではなくなった。

 このごろ、急にやる気が無くなってきて水泳どころか学校も休みがちに
 なってきている・・・」



A:自分の正直な気持ち(例えば「オリンピックだはなく、
  目標タイムを突破したい」とか「水泳よりも勉強に力を入れたい」等)
  を母親に話して納得してもらう(=「②」)



B:母親が認めなくても自分の目標を定めて、それを達成する度に
  自分への承認や労い等のご褒美をあげる、

  或いは母親ではなくコーチや先生、友人等から褒められる・認められる
  事を目標にする(=「①」)



C:今の苦しさ・辛さを母親に打ち明けて、
  「こんなしんどい中、水泳してる自分」「勉強してる自分」を
  母親に認めてもらう。

  中々認めてもらえないのなら、
   もっとしんどい”フリ”をする(=「②」)



D:「このまま水泳を続けても結果が出なかったり
   勉強も中途半端なままだとすれば、これから先
   私の人生どうなっちゃうんだろう?」新たな恐怖を持ってきて、

  「私の人生がダメにならない様に、今できる事は何かな?」
 「取り敢えず、英語は好きで得意だから英語を活かす仕事に就く為に
   英語の勉強を頑張っとかないと・・・」等と
   新たな刺激の対象を考える(=「①」「②」)



E:「この世から水泳や勉強が無くなったとしたら、私は何がしたい?
   どういう人生を歩みたい?」等と自分に聞いてみる(=「①」②」)

等々。






次回は「例2」に基づいて、「燃え尽き症候群」から回復するヒント
をお書きしたいと思います。

 

#うつ病改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

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燃え尽き症候群からの回復のヒント
③~例2の場合

 

今回は「燃え尽き症候群」から回復する為のヒントとして、

①”報酬”や”恐怖”を得る対象を変える

②”報酬”や”恐怖”を得る方法を変える

具体的なやり方の例を前述した「例2」に沿ってお書きしたいと思います。






例2:

「ずっと自分に自信が無かったけど、今の会社に入って認められて嬉しかった。

 同期の人に比べて能力の無い私は、普通にやっても皆に勝てないので、
 残業や休日出勤を繰り返し、成果を評価されてこの春責任者に昇格した。

 すごく嬉しかったが、部下への目配り不足を注意される事も増え、
 より仕事の事が頭から離れなくなった。

 そんな或る日、会社へ行こうとしてたら動けなくなってしまった」

A:部下への目配りだけに集中し、部下からの評価を得る事を考える
                          (「①」「②」)

B:「誰よりも効率良く」を目標に、全てを時間内に終わらす事を目標にし、
  その進捗度合いを自分で日々評価してゆく (「①」「②」)

C:「いかに部下への目配りをしているか?」が上司にわかる様に、
  今日の部下の様子や部下への自分の対応などを細かく上司に報告してゆく 
                              (「②」)

D:多少大げさでも自分がいかに今辛い立場か?その中でいかに頑張って
  いるか?を友人や恋人、家族などに話して認めてもらったり労ってもらう
                            (「①」)

E:自分が得意な部分で勝負できるように部署異動や転職なども視野に入れる
                            (「②」)

F:「この生活を続けてゆくと、最悪自分はどうなってしまうか?」を考え、
  「そうなった時に自分は”本当はどんな人生を送りたかった”と後悔する
   だろうか?」自分に問い、その”問いの答え”を実行してゆく
                           (「①」「②」)

等々。






以上、
「燃え尽き症候群」から回復する為のヒントをお書きして参りましたが、
お独りでは難しい場合は、お気軽にご連絡下さい。

 

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プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。