自己否定や自己批判がやめられない人

自己否定や自己批判がやめられない人

「私は勉強も仕事もできないし、暗い性格のダメ人間だ」・・・等と、
いつも自己否定や自己批判といった”自分責め”をしてしまっている人。

「俺は〇〇大学を出たのに、
 あいつらは高卒で馬鹿で能力の無いどうしようもない奴らだ・・・。
 なのに何でこの俺があいつらに指図さられなきゃならないん!」・・・
等といつも他者否定や他者批判といった”他人責め”をしてしまっている人。
(あらゆる差別主義者やヘイトスピーチを好む人もこの類です)



この”自分責め””他人責め”は一見すると正反対の様に思われますが、
根っこにあるものは同じだと思います。



今回からは私がそう考える理由をお書きしたいと思います。

まず今回は
「何故”自分責め”がやめられないのか?」「”自分責め”を活かす」から。






①”自分責め”の目的



自己否定自己批判「誰と比べてか?」といった、その人なりの基準
があるはずです。

例:「みんな(家族・クラスメイト・職場の人達等)と比べて」
  「世間一般からすると」等々。



次に、
その”自分責め”の奥にある希望・願望にスポットを当ててみましょう。

⇒Q:「もし勉強も仕事もできて明るい性格になったとすれば、
    どんな自分になる?」

⇒A:「みんなに認められ受け容れられて、友達や彼氏を作って
    楽しんでるかな」



つまりこの例の場合は、
孤独を避けて自分が望む特定の人と交流したりグループに所属し、
相手に受け容れられたい、承認されたいといった欲求が隠れている訳です。

ですから自己否定や自己批判を繰り返し、自分を変えて
周囲から受け容れられたいといった願望の基に試行錯誤する訳です。






②”自分責め”がやめられない理由



そんな人がもし「そのままの自分でいいんだよ」等と
自己否定や自己批判をやめてしまえばどうなるのでしょうか?

恐らく
「このままの私のままだと、もう一生誰からも受け容れてもらえずに
孤独な人生になっちゃう・・・生きてる意味が無い!」
等と絶望を感じるかも知れません。

それはまるで、登山中に道に迷って「もうだめだ!」と諦めて
歩いたり助けを求めたりの試行錯誤をやめてしまい絶望したまま死を待つ人
と似ているのかも知れません。






③”自分責め”をやめずに、理想の自分に向けて試行錯誤する



”自分責め”をやめられない人が幸せになる一つの手段としては
自己否定や自己批判から目をそらさずに、”理想の自分”に向けて
努力してゆく、という方法もあるでしょう。
例:勉強や仕事を頑張ったり、性格を改善する努力をしたり、
   お化粧やファッションを研究したり、整形したり・・・)



但し「努力する方法がわからない」とか「あらゆる努力をしてもダメだった」
 とか、「もう努力する気持ちも起きない」と感じている人は
 カウンセリングを受けられる事も考えてみてはいかがでしょうか?






次回は”他人責め”をする人についてお書きします。

 

 

他者否定や他者批判、差別がやめられない人

 

「俺は〇〇大学を出たのに、
 あいつらは高卒で馬鹿で能力の無いどうしようもない奴らだ・・・。
 なのに何でこの俺があいつらに指図さられなきゃならないんだ!」

・・・等と、
いつも他者否定他者批判といった”他人責め”をしてしまっている人。
(あらゆる差別主義者やヘイトスピーチを好む人もこの類です)



何故、
世の中から”いじめ”や”差別”等の他者への攻撃が無くならないのでしょうか?

今回は私が考えるその理由をお書きしたいと思います。






①”他人責め”の目的



”他人責め”をする人の本当の目的は何なのでしょうか?

例えば上の例で言うと、
この人は(今の職場では受け容れられていない、居場所が無いと感じて)
かつては受け容れられていた”〇〇大学出身者”といったグループに
今も所属しているという部分にしがみついている訳です。

また例えば、人種・性別を差別する人ヘイトスピーチを行う人
相手の人種・性別・国を責める事によって、
「同じ人種・性別・国に属している」といった、
所属させてもらい、受容をしてくれる”仲間”の存在が意識できて、
安心できるのではないでしょうか?

更に「いじめっ子」「いじめっ子」グループに所属して
受け容れられている安心感や絆を強める目的で、
”よってたかって”いじめ続けるのかも知れません。

もしそうだとすれば、”他人責め”の目的の多くは
「周囲や特定のグループに所属したい、受け容れられたい」
といった願望から来ているのではないでしょうか?

だとすれば、
「いじめはダメだよ!」とか「差別するな!みんな平等だ!」
なんて言われると
「自分はどこのグループにも所属していない、受け容れられていない」
といった不安に襲われるのではないでしょうか?

だから、いじめや差別は無くならない・・・。



でも、少しでもいじめや差別を少なくするにはどうすれば良いのでしょうか?






②所属や承認の欲求を満たす



差別やいじめ等の”他人責め”の目的
「特定のグループに所属して、そこで受け容れられて仲間を作りたい」
だとすれば、その欲求を違う形で満たしてあげる必要があると思います。

例えば、
「自分は本当は誰と交流したいのか?どんな仲間が欲しいのか?
 どのグループに属して受け容れられたいのか?」
等と考えてみるのもよいでしょう。

そしてその答えが見つかれば、その実現に向けて行動してゆく
が必要になってくると思います。

次回は、
最初に述べた「自分責めと他人責めは同じもの」だと考える理由
をお書きします。

 

 

自分責めと他人責めは同じもの

 

前々回

自己否定自己批判等の”自分責め”をする人
 孤独を避けて自分が望む特定の人と交流したりグループに所属し、
 相手に受け容れられたい、承認されたいといった欲求が隠れている」

とお書きしました。



また前回では

他者否定他者批判等の”他人責め”をする人
「周囲や特定のグループに所属したい、受け容れられたいといった願望
 が隠れている」

と述べました。

もしそうであるなら、
「特定の人やグループと関係を結びたい、受け容れられたい、承認されたい、
 つまり孤独になりたくない」といった欲求を満たす事が目的
だと言えるでしょう。



そしてそういった意味では”自分責め”も”他人責め”も根っ子は同じもの
とみなせるのではないでしょうか?



今、”自分責め”で苦しんでいる人や”他人責め”をしてしまって
トラブルに巻き込まれている人、自己嫌悪を感じている人は、
今一度ご自分の欲求に焦点を当てて、
それに向けて行動してゆく事が必要だと思います。



※お独りでは難しい場合はお気軽にご相談下さい。

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。