本当の感情とは?~夫や親や子に怒りをぶつけてしまう人へ

本当の感情とは?~夫や親や子に怒りをぶつけてしまう人へ

「月に何度も夫に怒りが爆発してしまいます」

「私の不幸は全て毒親(母)のせいです!」

「言う事を聞かない我が子を叩いてしまいます」

夫や親、我が子に突然怒りが湧いてきて、
それが最早制御不能になってしまっている人もいらっしゃいます。

通常、感情はそれを伝えたい相手に直接伝える事で
意識化され解消される事が多いです。

でも、何度相手に怒りを直接ぶつけても解消できない場合は、

①ぶつける相手が違う

②自分の人生に責任を持つ自信が無い為に
無意識が「怒りを手放すものか!」とそれに執着してしまってる

③本当の感情では無いものをぶつけてしまっている

と考えられます。

今回は「③」の場合を取り上げます。

では「本当の感情ではないもの」とはどういう意味なのでしょうか?

例えば、
「子供時代に親が自分の事を全否定して来た・・・。
 その為に、私はアダルトチルドレンになってしまい、
 今でも人間関係がうまく行かず苦しんでいる。
 ”全て親のせいだ”と思い、親に何度も怒りをぶつけて来たのに、
 全然おさまらない・・・。」

こういった場合は、

「私は親に全否定された(に違いない)」
⇒「だから許せない」
⇒怒りの感情
⇒攻撃的な言動

といった、短絡的な自動思考→怒りの感情⇒言動が繰り返されている訳です。

では、そこの隠されている「本当の感情」とは何なのでしょうか?

まず感情を掘り下げる為には、思考を掘り下げる必要があります。

例えば、
「私は親に全否定された」という思考が出て来た時に、
「本当は親にどうして欲しかったか?」という自問を入れて、
それに対する答えの思考と感情を導き出してみましょう。

例「私は親に全否定された」
⇒「本当は親にどうして欲しかった?」
⇒「本当は私をもっと認めて欲しかった」
⇒「そう思って、どう感じる?」
⇒「悲しい、淋しい・・・」(感情)

次に、そこまでして相手に執着してしまう感情を導き出す自問です。

例「何でそこまでお母さんに捉われるの?」
⇒「大好きだから・・・」(感情)
⇒「そこまで求める相手は他にいる?」
⇒「否、お母さんだけ」
⇒「それはどういう事を意味してる?」
⇒「お母さんが一番好き」(感情)

更に相手への執着を絶ち切る為の自問。

例「本当はお母さんとどんな関係になりたかった?」
⇒「何でも話せる姉妹みたいな親子になりたかった」
⇒「その願いは叶う事かな?」
⇒「無理!絶対無理・・・。」
⇒「そう思ってどんな気持ち」
⇒「辛い」(感情)
⇒「辛いよね。この辛さに寄り添って感じてあげよう・・・」

この例では、「怒り」の感情に隠された「悲しい・寂しい」、「大好き」、
「辛い」といった感情が、自問する事によって導き出されました。

この様にもし「怒り」以外の感情を掘り当てる事ができたなら、
その「悲しさ」「淋しさ」、そして求めても最早得る事ができない「辛さ」
にきっちりとフォーカスして、「本当は私は淋しいんだ。悲しいんだ」
「求めても得られなくて辛いんだ」「でも、もうどう転んでも叶わない・・」
と、手放す(諦める)事ができるまでとことんそれらの感情を感じてみる
のもいいかも知れません。

それでも手放せない場合は、お気軽にご相談下さい。

 

#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにおお書きしてますので、ご参照ください

 

 

トラウマや怒りを手放せない人

 

「俺が仕事に就けないのは幼い頃に父親に暴力を振るわれてたからだ! 
 父親が俺を養うのは当然だ!」と、成人しても社会に出られない人。

「子供時代に母は厳しくて私を愛してくれなかった。そんな母を許せない。
 私の恋愛がうまく行かないのは母のせいだ」と、大人になってから母に怒りを
 ぶつけ続けてもおさまらず反面母に依存してしまい、
 母から離れられないでいる人。

基本的な僕の考え方としては「大人になってからの生き辛さや症状の多くは
子供時代に負ったトラウマや親への怒りや未完了の想い(心残り)が原因なので
それを解消したり、怒りや未完了の想いを表出し、完了させる事がまず第一歩」
というものです。

※そういった意味ではフロイトやその後の交流分析、ゲシュタルト療法的な考え方を
 基本にしていると言えると思います。

所が、中にはいくらトラウマの解消をお手伝いしても未完了の想いを完了するワーク
をして頂いても変化されない人もいらっしゃいます(ごく少数ですが)

そういった人達の特徴としては、

①仕事や恋愛・結婚、人間関係等がうまくいかないのは自分のせいじゃなく
 親のせいだと確信している

②親に対して強い怒りを持ち、成人した後でも実際に親に怒りをぶつけたり
 「あんな酷い目に遭わされたのだからしてもらって当然」という過剰な権利を要求し
 それを拒否した親にキレる場合もある(※中には親が充分反省し、
 謝罪しても許さずにその様な事を続けてしまう人もいます)

こちらから見ればまるで「トラウマや怒りに執着しそれを復讐の道具に使っている」
と感じる事もあります。

それでは、何故その人達はトラウマや怒りを手放せないのでしょうか?

それは恐らく「トラウマや怒りを手放してしまうと恋愛・結婚、交友、仕事等の
人生の課題がクリアできないのをもはや親のせいにできなくなるのを怖れている」
からなのかも知れません。

もし、そうならトラウマや怒りに執着する事でそういった人生の課題に
自分で責任を負わなくて済みます。

フロイトの弟子のアドラーはその後フロイトと対立し
師匠とは全く反対の説を唱えました。

例えばアドラーは「対人恐怖があるから人と関われない」とは考えずに
「(失敗するのが怖くて)交友関係を結ばない、と決めたから
恐怖症を作り出してる」という様に考えました。

僕はアドラーの考え方に全面的に賛成する訳ではありませんが、
この場合は彼の考え方がとてもぴったり当てはまる気がします。

アドラー風に言えば、さしずめ「人生の課題に失敗する事が怖くて、
それに挑む事を避ける為にトラウマや未完了の想いを創りだした
(或いは維持している)」とも言えるかも知れません。

確かに中にはトラウマを空想の世界で創り上げた人もいると思います。
(親の証言と本人の記憶が大きく食い違う等)

ただ僕は、譬え空想の産物が混じっていようが、誇張された記憶であろうが、
本人の受け止め方に沿ってその解消を図る事が先決だと考えています。

但しいつまでもそこに執着し、人生の課題を回避しようとされる場合は、
自分の人生の課題に取り組む事への怖れに気付いて欲しいと思います。

そして、その”怖れ”は確かに子供時代のトラウマや親との関係の中で、
勇気をくじかれ、自信や自己肯定感が育まれず「劣等感」を持ってしまったから
なのかも知れません。

もしそうだとしても自分自身でそれらを育んで人生の課題に取り組んで行ける、
という事に気付いて欲しいです。

順番から言えば親は先にいなくなり、遅かれ早かれ
自分自身の人生の課題に取り組まざるを得なくなる日が来ますから・・・。

※注;勿論、僕が現場でこの様に感じる人はごくごく少数ですし、
  多くの方はトラウマの解消や未完了の想いを解消する事で良い変化が訪れます。

 

#PTSD/トラウマのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#アダルトチルドレン,共依存のカウンセリングについては、こちら

 

 

信じてた人から裏切られたと感じてる人へ

 

「信じてた彼氏やご主人の浮気」
「信じてた親友の裏切り」
「信じてた上司や部下の背信」・・・。

本当に腹が立つし、いたたまれないですよね。
僕自身も今から7年前に、当時家族ぐるみで仲良くしてた親友の連帯保証人
になって、彼は逃げてしまい彼の代わりに今年の夏には新車一台分位の返済
をしなくてはいけなくなりました。

また、以前勤めていた会社で「社員を守る」という経営者の言葉を信じて、
管理職だった僕は「社員を守る」為に身を捧げて、倒産するまで頑張りましたが
経営者は、いよいよ会社が危なくなると僕達に責任を押し付けて逃げました。

その時は本当に腹が立ったのと、悔しい気持ち、恨み、悲しさを感じて
いたたまれない気持ちになりました。

それでは人を「信じる」とはどういう事なんでしょう?

→その時に考えたのは「この人はこうに違いない」と、あくまで自分の頭で
 想像した相手像(多くの場合は理想化した相手像)を「事実だ」とか
 「その人の本性だ」と決めつけてしまう事だと思います。

でも、相手の考え方や人格・本性まで100%わかったらスーパーマンですよね。

当然、自分の思い込みと相手の本当の姿にはギャップがありますし、
仮にその時の自分の思い描いた相手像が正しくても、人は変化してゆくものです。

そして自分だけが、その時点で思い込んだ相手像が「正しく、不変のものだ」
と信じ込む。

ところが、そもそもその前提が間違ってたか、相手が変化した事に気付かない
でいると「この人は変わってしまった。裏切られた」と感じる。

では、結局は信じても自分が傷つくだけだから信じてはいけないのでしょうか?

→僕は、そうは思いません。だって人と関わる以上、「この人はどういう人かな?」
 と相手の事を想像してしまう事は、人間である以上止められません。

ただ、「この人は良い人に違いない。信用しよう」という”色メガネ”が
「この人は本当の事を言ってるのかな?信用できないな」という色メガネに
変わるだけだと思います。

どっちみちそうなら、より自分に取って心地良い考え方を選んだ方が良い
と思います。

ですから、僕の場合は「それでも人を信じる」という方を選んでいます。

但し、裏切られたと感じた時は「怒ってもいい」し、「恨んでもいい」
「訴えてもいい」んです。

それとその辛い経験を無駄にしない為にも「転んでもタダでは起きない」
気持ちを持って、教訓を得ましょう。

因みに僕が得た教訓は「人を疑ってかからずに、基本的には信じよう。
但し”この人は〇〇に違いない”という考えが出てきたら、”それは本当かな?”
と自問しよう。その上でどうするかは自分の選択で、その選択には責任を持とう」
という事でした。(教訓を学ぶ為に随分高くつきましたが)

以上僕の恥ずかしい経験を基に偉そうに書きましたが、それにしてもどうやって
背負いこんだ借金を返そうかな?というのが当面の悩みです(笑)。

 

#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

 

 

相手に傷つけられたと感じて許せないと思ってる方へ

 

「職場の上司の酷い仕打ち」
「過干渉、言葉や暴力で傷つける親」
「信じていた夫や彼氏・友人の裏切り」・・・。

そんな目に遭えば「許せない」と思って当然ですよね。

カウンセリングを受けに来られる方は、加害者と被害者という区分けをすれば
殆どの方が「被害者」だと言えると思います。
(※でも「自分が悪い」と思い込んで、被害者である事に気付かない方も多い
のも事実です)

「被害者の人」に多い特徴は、他人に優しく自分に厳しくて空気が読めたり
他人の気持ちが人一倍よくわかったり、人一倍頑張り屋さんという長所を
お持ちだという事です。

一方「加害者の人」の特徴は、その真逆である場合が多いです。
(だって、自己中で、他人の気持ちを考えずに何でもずけずけ言うような人は
カウンセリングを受けに来られないですし、大抵そういう人のせいで
”被害”を受けて相談に来られる人が多いからです)

そして大切な事は「許せないものは許せない」で良いんです。

一番辛いのは「相手を許せない自分の事が許せなくなる」事です。

そういったケースで来られるお客様によく申し上げるのが
「何故”被害者”のあなたが自分を責めてるんですか?」という事です。

ですから「あの人の事が許せない」という気持ちは抑え込む必要はない
と思います。

抑え込んじゃったら、その気持ちが自分に向かって自分を責めちゃう事に
なりますから。

とは言っても、ずっとその”恨み”を感じ続けるのもしんどいですので
さっさとそれを相手に返しちゃった方が楽になるかもしれませんね。

では、どうやって返すのか?

①相手にその恨み・怒りを気が済むまでぶつける。
→でも、人一倍優しくて相手の気持ちがよくわかるあなたには、
 恨みを”返し尽くす”事は難しいかも知れませんね。

②相手の顔を思い浮かべて、その顔に向かって怒りや恨みの言葉を声に出して
 感情を込めて気が済むまでぶつける。
→くれぐれも他人に見られないようにやって下さい(笑)

③相手への怒り・恨みを毎日1つずつ書き出していって、 全て書き尽くしたら
 「バカヤロー!あんたに関係なく私は幸せになってやる」と宣言する。
→この書いた文面も他人に見られないようにして下さいね

④週に一度「丸一日恨む日」を作って、兎に角その日は寝ても覚めても
 そいつの事を怒り・恨み続けて、食事や睡眠、トイレ等”余計な事”は
 極力避けて、それ以外の考えが出て来ても、すぐにそいつへの怒り・恨みの
 気持ちに無理やり引き戻す。
→これが成功すれば「アホらしく」なる筈だけど・・・。

と色々ありますが、それが一通り終わったら、そんな酷い「加害者」でも
感謝できる所を顕微鏡で探してみて、もし見つかれば「ありがとう」と、
それを気持ちで受け取ってみましょう。

最後に「”バカヤロー”の部分は全部あんたに返すわ!こんなもの私は要らない!
けど”ありがとう”の部分は貰っとくわ。これで私はあんたに縛られずに
幸せになってやる!」と宣言してみましょう!

そうすれば、少しは相手の”呪縛”から逃れてあなた自身の幸せの為に
一歩踏み出せるかも知れません。

 

#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

 

 

他人にイライラする気持ちは嫉妬かも知れません

 

◆「責任感のない職場の人にムカついてしまう」
◆「マナーの悪い人をみたらイライラしてしまう」

誰にでも自分の信念やルールに反する事を見聞きした時には、イラっと来る事が
あると思います。

ただその「イライラ」度を超えていたり、いつまでも消えなかったり、
イラっと来てる自分を責める気持ちが出てくる様なら、しんどいですよね。

もしかしたら、そういう「イライラ」は、相手に対する嫉妬なのかもしれません。

例えば「責任感を持たなきゃいけない」とか「マナーを守らなければいけない」
といった信念を強く持ってる人が、一方ではその信念に従い続ける事に苦痛
を感じ始めたとします。

そういった時に、責任感の無い人やマナーが悪い人に出会えば「こいつらは何なんだ!
私は自分のルールを守る為に無理に頑張っているのに。自由にしやがって、
腹が立つ! 羨ましい!」と感じるでしょう。

あなたが、もしそうならご自分の信念を少し緩めてあげる時かも知れません。

では、どうやったら「自分の信念」を緩める事ができるのか?

<自分を圧迫してる信念の緩め方>

→例えば、「責任感を持たなきゃいけない」という信念が自分を圧迫してると
 感じた方の例で言いますと、

①今迄に責任感を強く感じてしんどくなった場面を順に思い出す

②それは果たして自分が全責任を背負う必要があったのか?を一つずつ考えていく

③それらを考えた後に、今後絶対に責任感を持たないと行けない場面は
 どういった場面か?を考える

④併せて、今後そこまで責任感を感じなくていい場面はどういった場面か?
 を考える

⑤「(どんな場面でも)責任感を持たなきゃいけない」という信念を
 「時には責任感を持たなくてもいい」とか「そこまで責任を感じる必要はない」
 とか「時には、”ま、いっか”と呟いてもいい」という言葉に変えて、
 それを繰り返し唱えたり、「責任感を持たなきゃ」と思った場面で
 「あっ、そうじゃなくて・・。」と新しい信念を呟いて上書きしてゆく

そうすれば、”嫉妬”から解放され、相手や自分を責める事がなくなるかも
知れません。

 

 

許すという事~「許せない気持ち」から抜け出せない人へ

 

「私を裏切ったあの人を許せない!」

誰でも酷い事を言われたり、されたりしたら「許せない!」という思考
→ 怒りや憎しみの感情が湧いて来ると思います。

僕は基本的には「許せない人を無理に許す必要はない」と思います。

でもいつまで経っても怒りや憎しみが消えず、そのうちに心身共に疲れてしまい
挙句の果てに「相手を許せない自分が許せない」なんて事になっちゃうと
「怒り・憎しみ」の泥沼に完全にはまってしまうでしょう。

ここでまず注意しなといけない事は「怒りや憎しみを感じるのは
ごくごく普通の反応なので、それを無理に抑えない事」だと思います。

(怒りや憎しみを「感じちゃだめだ、出しちゃだめだ」と我慢して
 しんどくなっておられる人のなんと多い事か・・・)

でも逆に、怒りや憎しみをず~っと持ち続けたらそれはそれで大変苦しい事
だと思います。

もしあなたが相手に対する怒りや憎しみをずっと持ち続けて
「許せない」気持ちで苦しいのであれば、それは「(傷ついた)自分の事を
放ったらかしにし、相手の事にのみ集中しているから」なのかも知れません。

人間は「自分と相手」等といった、2つの事に同時に集中する事は難しいです。

ですから、あなたが「憎い相手」の事ばかりに集中していると、
「傷ついた自分」は顧みられなくなり、傷ついたままで
”置き去り”にされてしまうでしょう。

そうなると、
「”今”、傷ついてる自分」=「”今あるこの”傷を作った相手」というのが
いつまでも「今、ここ」に留まり続けて怒りや憎しみが持続してしまい
ずっと「許せない」という状態が続いてしまう訳です。

逆に自分の心の傷が癒え、過去のものになった時には「昔、傷ついたよなあ。
あの人の言動で。でも今となれば過去の思い出の一つだよなあ」と思える様になれば
怒りや憎しみが薄れ、「許せない」気持ちも小さくなっていくでしょう。

それでは、どうすれば「許せない」気持ちを手放す事ができるのでしょうか?

ー
まず「怒りや憎しみ等の”許せない気持ち”を持つ事を自分に許す事」
から始める事が大切だと思います。

→ その為には、あなたのその気持ちに共感してくれる人に話してみたり
 もし誰にも話せないのであれば、あなたが大好きな人があなたと同じ目に
 遭わされたと考えてみるのも役に立つでしょう。

ー そんな酷い事をされて傷ついてる大好きな人にあなたは
 「怒っちゃダメ!憎んじゃダメ!許せないあなたが間違ってる!」と言う
 でしょうか?

次に相手への怒りや憎しみを吐き出す事が役に立つでしょう。

→ 勿論、相手に直接ぶつける事が一番手っ取り早いのですが、それが無理な場合は
 相手のイメージに対して声に出して怒りを吐き出すか、怒りを紙に書き出した後に
 ビリビリに破る、クッションに相手の写真や身に付けてたもの等を貼りつけて
 ボコボコにする、等の方法がいいでしょう。

そして許せない事をした時の相手の顔・身体、声をイメージして、
あなたが持ってる日記やアルバムを想像して、その中へ整理するイメージ
をするのもいいでしょう。
 (※過去の”手を放したら”自然と過去のある時点におさまるはずです。
 =「過去を手放す事」)

最後に、自分の心の中の傷ついた部分に触れて行きましょう。

→ 目を瞑ってあなたに子供がいてもいなくても友達に酷い事をされて
 傷ついてしまったあなたの子供を癒してあげる”親”になったと想像して下さい。

 そして自分の中の傷ついた部分を我が子だと思ったら、心の中のあなたは
 どんな表情をしてると思いますか?

 そして、傷ついた部分に「傷ついたね。腹が立ったね。あなたが悪いんじゃない
 からね。あいつがあなたの気持ちをわかる能力がなかっただけだよ。
 あなたのせいじゃないから。自分を責めないで。私はあなたの気持ちを
 わかってるよ。もう誰もあなたを傷つけさせない。どうか自分を許してあげて・・」
 等、イメージの中の”傷ついたあなた”が癒されて表情が変わった様に感じるまで
 語りかけてみるのもいいでしょう。

※勿論「許せない気持ち」を持ち続ける事によって何とか生きておられる方も
 いらっしゃると思います。(※凶悪な事件の被害者のお身内の方等)
 そういった場合は「許せない気持ち」を手放してしまうと
 生き甲斐がなくなってしまう可能性もあると思います。

 ただ、「許せないけど、もう許していきたい」という葛藤で苦しんでおられる
 のであれば、どうかお気軽にご連絡下さい。

 

 

怒りはとても大切な感情です~怒りを封じ込めてしまった人へ

 

◆「怒っちゃダメ、我慢しなきゃ」

◆「いつまでも根に持ってる自分はダメな人間だ」

多くの人がそう思い込んで怒りを我慢して逆に辛い思いや症状に苦しんでうちを
訪れます。

勿論、社会生活を営む上では”人間らしく理性的に”怒りを抑える事も必要です。

でも、だからと言って怒りを無くしちゃうと動物は本来生きていけないもの
なんです。

そして「不安・恐怖」も同様に生きてゆく為に本来必要なもの でした。

この怒りや恐怖といった情動(一瞬で感じる強い感情)は脳の扁桃体という場所
で作られます。

この反応は、人間の無意識の中だけでなく動物でも生じます。

例えば私達人間の祖先が、茂みがザワザワとしたのを感じた時に、扁桃体が
一瞬で「危険」を察知して興奮し、アドレナリンというホルモンが分泌され
心拍数が上がったり、身体がワナワナと震えたりします。

つまり「危険」に対する「恐怖」という反応で警戒態勢が取れる訳です。
(※逆に恐怖や不安を感じないと、いつかは肉食獣の餌食になっちゃいますよね)

また、実際に肉食獣が襲いかかって来た時にも扁桃体が興奮し、今度は
ノルアドレナリン(=怒りのホルモン)が分泌され「怒り」の状態になり
”戦うか逃げるか”の行動を起こさせます。

つまり身の危険が実際に起きた時に、自分の命を守る為の反応が”怒り”です。
(※怒りを感じないで戦いも逃げもしなければ、あっという間に肉食獣の餌食
 になっちゃいますよね)

ですから「恐怖や不安」、「怒り」といった感情は本来動物や人間が生きていく為
には、なくてはならない感情なんです。

でも、こんな意見を書いちゃうと「何を言ってるんだ!野蛮人や動物と一緒に
するな!我々は”理性的な”人間だぞ!」なんて言う人が出てくると思いますが
現代の社会生活においても「怒り」はとても大切だと思います。

例えば、勉強や仕事で成績が悪かった時に「クソッ!」と思って頑張る気持ちは
”怒り”ですよね?

失恋の喪失感から抜け出す時に「今度は、あんたなんかよりもっと素敵な彼氏を
見つけてやる!」と前を向けるのは”怒り”ですよね?

ところが怒りを出さないと行けない場面で「怒りを感じちゃいけない」と
怒りにフタをしちゃうとしんどくなります。

例えば、親から自立する時・・・。

→親を乗り越えて精神的に自立する時、親をウザく思って家を出たり、口数が
減ったり、或いは、喧嘩をしたり文句を言ったり・・・。

これらは全て怒り(戦うか逃げるか)の反応だと思いませんか?

ところがAC等、親の洗脳から怒りを感じないようにしてしまった人は精神的な
自立ができずに苦しんだりします。

また例えば、職場や家族の人間関係のストレスに対抗できるのも怒りの感情です。

→「クソッ!負けるもんか!」と怒りが湧いてきて相手に対して言い返したり
仕事を辞めたり(=戦うか逃げるか)で自分の身を守ります。

そして怒りを感じる事を抑え込んでると、いつまでも恐怖や不安の状態が
続いてしまったり、抑え込んだ感情が突然爆発したりする人もいます。

それが続くと、親やストレスを乗り越える事ができなくなり、様々な心身の症状
に繋がってゆきます。

ですから「あっ!私は怒りを必要以上に抑え込んでるかも?」と思った人は
怒りを感じる練習→それを安全に吐き出す工夫をしてみて下さい。

※もし難しい様でしたら、当ルームでは「怒りを取り戻して不安や恐怖を克服する
 カウンセリング」や「怒りの正しい解放の為のカウンセリング」等もさせて頂いて
 おりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

いじめられても怒りを出せない人、言い返せない人へ

 

学校や職場でのいじめが最近特に問題になっています。
私の相談室にもそういったお悩みでご相談に来られる方もいらっしゃいます。

私自身も、学校や職場でいじめられた経験があります。
いじめられてる側は「反撃したらもっと酷い目に遭う」と思い込んでいますから
言い返したり怒りをあらわにしたりという事は勿論、周りに相談さえできずに
「じっと耐え続けて」おられる方も多いです。

そういった意味では「いじめられてる人」は優しくて、我慢強い人が多い
と思います。

ただ問題なのは、いじめというのはその人の人格を否定し、自尊心を木端微塵に
打ち砕こうとするものですから、いじめられる側は当然自己肯定感や自尊心が
低くなってゆきます。

しかも大抵の場合、集団でいじめるわけですから「数の原理」で
「皆が指摘してるんだから、私は価値の無い人間だ。私はダメな人だ。」等
という間違った信念が出来上がります。

更に元来「他人に優しく自分に厳しい」人が多いので「どんな場合でも
相手に怒ったり仕返ししては行けない」などといった正義感がじゃまをして
「怒りの感情」を封じ込めます。

そして出口を失った怒りが自分自信を攻撃し始め、自分を責めておられる人
も多いです。

もし、思い当たる方がいらっしゃれば私からのアドバイスは次の3点です。

①怒りや恨みを抑え込まずに感じて「恨みをどうやって晴らすか?」
 「怒りをどうやって相手にぶつけるか?」を考えて実行します。

→酷い事をされてるのなら、怒っていいんです。恨んでいいんです。
 そしてそれを相手にぶつけてもいいんです。

→極端に言うと、相手にけがをさせなければ何をして返してもいいと思います。
 (キレてもいいし、手紙にあなたの怒りと要求を書いてもいいし、味方を探して
 対抗してもいいでしょう)

そしてもし「そんな事をしたら益々いじめられる」と思うのであれば
誰かに助けを求めてもいいし、最悪「逃げてもいい」んです。
(その職場や学校に行かなくなれば、あなたは生きてゆけないですか?)

②自己肯定感を上げていって自尊心を取戻しましょう

→相手の攻撃を受け続けると「他人(いじめてる人達)と比べて私は力がない」
 「能力がない」、「口下手だ」、「どんくさい」、「容姿が劣ってる」
 「〇〇が劣ってる」・・。等と、どんどん自己否定に陥り自尊心がなくなって
 ゆきます。

そして「自分はダメな人間だ」、「自分は無力だ」と間違って信じ込んでる人
には「自分の長所」や「過去の成功」、「今迄達成してきた事」、「人から感謝
された事」等といった”反証”を思い出してゆく事も効果があるでしょう。

ただ、継続的ないじめを受け続けている場合は、これだけでは難しいかも 
知れません。

→だって、いくら「自分を認めよう、肯定しよう、価値があると信じよう」
 としても、毎日すぐに覆されるわけですから。

 いじめてる側は「自分達の方が力や能力がある、優れている」と思い込んで
 います。(要するに、あなたを見下して”ナメてる”わけです)

例えば、幼稚園児が大人をいじめたりはしませんよね?
逆に幼稚園児にからかわれて黙って耐えてる大人もいません。

自己肯定感は相手との力関係に左右される”相対的なもの”であるとすれば
「自分を上げる」事に加えて「相手を下げる」事も、特にいじめ問題では
役に立つかも知れません。

→そこで「相手を下げる、見下す」事による自己肯定感の上げ方を
 次に書いてみます。

③相手を見下す方法を身に付け、自尊心を取り戻しましょう

→いじめてる人達一人一人を思い浮かべて、それぞれの欠点や短所、劣ってる
 所を思い浮かべるだけ書き出しましょう(毎日気が付いた部分があれば
 書き加えます)要するに”アラ探し”です。

 例えば「人格破綻者」「人の気持ちがわからない可哀想な人」「口が臭い」
「奥さんに逃げられた男」「一人では何もできないいくじなし」、「ぶさいく」
 「ハゲ」、「デブ」・・等々。性格や能力だけでなく、容姿や態度も含めて
毎日徹底的に”アラ”を探して書き足してゆきましょう。

→そして、それがうまく行けば「なんで、こんな自分より劣った奴らにビクビク
 してたんだろう?」と思って反撃する力が出て来たり、あほらしくなって
 相手にしなくなるかも知れませんね。

但し、人によっては効果が無い場合もありますし「人のアラ探しなんて
私にはできない」という倫理観の強い方もいらっしゃると思います。
そういった場合は、一度ご相談下さい。

 

#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

 

 

怒りのコントロール~すぐにイライラしてしまう人へ

 

「すぐにイライラしてしまい、旦那や子供との関係が悪くなって悩んでいます」

家族や職場、友人関係等で「自分がすぐイライラしてしまったり、キレてしまう」
為に悩んだり自分を責めてしまってる方もいらっしゃいます。

ー

「またやってしまった・・・。どうして私はこんなに怒りっぽいのだろう?」

「子供じゃあるまいし、自分の怒りをコントロールできないなんて・・・。
私はなんてダメな人間なんだろう」等と後悔したり、自分を責めてしまう・・。

そんな方は、まずご自分を責めないで下さい。

何故なら、まず”怒り”は「悪」ではなく、人間にとってとても大切な感情だから
です。

→例えば、あなたの愛するお子さんが、たちの悪い人達に寄ってたかって
殴られてる現場に遭遇したとします。

あなたはどうしますか?

なりふり構わず、相手に立ち向かって我が子を守りませんか?

そしてその時に使う”力”が(我が子への)「愛」と(相手への)「怒り」です。

そうなんです。大切な人を守る為や自分自身を守る為には怒りが必要な場面も
あるんです。

次に、怒りは基本的にはコントロールできないもの、コントロールしてはいけないもの
と考える事も役に立つと思います。

「イライラしてしまう事を悩んだり、自分を責めてしまう方」は
大抵「怒りがコントロールできない人」ではなく、その逆で
「コントロールできない怒りを無理にコントロールしようとして来た人」
と言えると思います。

その証拠に、あなたの心の中は無理に封じ込めて来た怒りで一杯一杯になって
いませんか?

それでも尚、怒りを抑え込もうとし続けると、やがてその蓋に亀裂が入って、
火山の噴火の様に突発的に噴出してしまいます。

しかも既に臨界点を超えていると、誰かがちょっと触れただけでも噴火する状態です
ので、本当に怒りをぶつけたい当の本人ではない人に八つ当たり的にぶつけてしまう。

そうなると「本当はこの人の事好きなのに、何で怒ってしまったのだろう?」
と増々自分を責めてしまいます。

そして、「八つ当たり」では怒りは消える事はありません。

では、一杯一杯になるまで蓋をして来た怒りを解消するにはどうすればいい
のでしょうか?

→それは「あなたにその怒りをもたらした”張本人”に怒りをぶつける」
必要があります。

僕の経験上、その怒りをもたらした”張本人”の約8割は親で
残りは上司や過去の友人、その他の人です。

そして、”張本人”に怒りをぶつけて返す方法としては、

①直接その人に言葉や手紙で伝える

②その人のイメージに対して言葉や動作で吐き出す

③その人の顔を思い浮かべながら、怒りを紙に書きなぐって文字にして吐き出す。
等があります。

そうしてゆくと、結果として八つ当たり的な怒りが解消して行き、
相手との人間関係も良い方向に変化して行きます。

言ってみれば「怒り等の感情を直接コントロールする事は難しいけれど、
結果として解消できる方法」をお教えしてそれのお手伝いをしてゆくのも
カウンセラーの仕事の一つだと思っています。

もし、そういった事でお悩みの方がいらっしゃれば、お気軽にご相談下さい。

(※但し、いつでも怒りをぶつけて来て、それに対して悩んでもいない人は、
  親のやり方をコピーしたか、親に対してその様な形でずっと自分を守って来た方で
  ”これが正解”と思ってる人だと思います。その様な方はまず悩まないと思いますが、
  その様な方が身近にいて、その”被害”に遭われてる方もお気軽にご相談下さい)

 

 

怒り等の感情をコントロールする

 

基本的に感情は「自分の中の赤の他人」ですので、コントロールできないもの、
してはいけないものです。

何故ならば感情を抑え込もうとしたり、コントロールしようとすると、
それを抑え込む為の(フロイトが言ってる様な)防衛機制的な思考が働き、
二次的な感情が生まれ、話はより複雑になると思うからです。

でも「怒りっぽい”性格”を直したい」とか「一度怒り出すと止まらないのを
何とかしたい」という事を悩んでおられる人もいると思います。

でも、意識(思考)で感情を制御する事には限界があります。

では、どうすればいいのか?

それは、まず怒り等の感情を認めてあげて思い切り感じてあげる事から始まる
と思います。

怒りでも憎しみでも恐怖でも不安でも一旦受容しない限りは変容は起こりません。

そして受容する為にはまずフォーカシングやゲシュタルト療法のエンプティー・チェア
等を用いて、「感情との対話」を行って行きます。(詳細は省略します)

次にそれらの感情を二次的に(防衛機制的に)もたらしたその後ろに隠れている感情
を感じる事ができれば、感情は変容してゆくでしょう。

更に、”発見した”隠れていた感情を基に思考によって意味づけを行い、
自らの”語り”や”人生のストーリー”を変えて行く事ができれば、
現実も変えて行く事ができるでしょう。

(例)常に夫にイライラしてしまい、そんな自分には価値がないという
 自責の念に襲われている妻

①今ある”怒り”にフォーカシングして感じる(感情の受容)

②その感覚を感じていると、幼い頃に厳しくされた母親の事が思い出された。
 (感情の歴史)

③エンプティー・チェアで母親に怒りを表出する(感情の表出=カタルシス)

④「本当はもっと愛して欲しかった。淋しかった」という感情が出て来て、
 それをフォーカシングで感じる(感情の変容)

⑤それをエンプティー・チェアで母親にぶつける(感情の表出)

⑥でも、母親には我が子を愛する力がなかった。そしてその事は
 「自分には愛される価値がない」からではない。(思考による再定義=気づき)

⑦「私の母は愛する力を持っていなかった。恐らく母も私と同じ様に祖母からも
 愛情を受けて来なかったからかも知れない。だから私が愛されるに値しない訳では
 ない。母も可哀想な気がするが、そんな中でも私は頑張って娘の子育てをしている。
 私は”負の世代間連鎖”を断ち切る為にも娘に愛情を注いで行こう。」
 (”語り”の変化)

これはあくまでも例ですが、感情の表出だけで終わらない事、
感情を扱った上で思考の再定義を図る事、等が僕は大切だと考えています。

僕のこういった心理療法のスタイルは師匠の矢野惣一先生のスタイルに
負う所が大きいのですが、ヨーク大学のグリーンバーグ教授が確立なさった
スタイルに驚くほど似ている事に最近気が付きびっくりしています。

 

#性格の改善のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#アダルトチルドレン,共依存のカウンセリングについては、こちら

 

 

感情について①何故心身症や神経症(うつ等)になるのか?

 

今回と次回で「感情について」お話したいと思います。

 ご相談にいらっしゃる方の殆どが「怒り」、「憎しみ」、「悲しみ」等の
感情を「そんな感情を出してはいけない」、「感じてはいけない」と何とか
抑え込んでコントロールしようとして来られた方です。

 「この場では、そんな感情を出してはいけない」とTPOをわきまえて、
他人への気遣いから感情を押し殺す事が多い「優しく気配りのできる方」や
「こんな感情を感じる自分は情けない、許せない」とご自分に厳しく接する
事ができる方は、人間として素晴らしいですし尊敬できる人格の持ち主だと
思います。

 ただ、それを必要以上に続けてしまうと、身体や心に症状が出てきてしま
います。

 かつての私自信も「感情はコントロールするもの」と信じ”ネガティブ”
な感情を感じる事を自分に許せなかった一人です。

 ところが、心理学を習い始めた時に師匠の先生に「感情は自分の中の赤の
他人です。他人をコントロールなんてできますか?」と教えられて、眼から鱗
が落ちました。

 自分の感情に「これは感じてはいけない感情だ」とか「この感情を出して
はいけない」とレッテルを貼り、無理やり抑え込んだ感情は、気晴らしを
しようが何をしようが、ずっと溜まり続ける一方です。
(※例えば、子供の頃の嫌な記憶を思い出すと、その時の嫌な感情がよみが
えってくるはずです。⇒消えてないですよね!)

 そして感情の中で特に強いのは「怒り」や「恨み」とそれらの源になって
いる自分の要求が満たされなかった時に感じた「悲しみ」です。(それらの
いくつかは”罪悪感”や”自己嫌悪”に方向を転換します)

 胃潰瘍や過敏性腸症候群、偏頭痛等のいわゆる「心身症」は、感情面から
言うと、抑え込まれた感情が「気づいてくれ!」、「無視するな!」、「寄
り添ってくれ!」と、症状となって訴えているんです。

 でも、その訴えを更に無視し続けると、今度は”心”に症状が出てきて
しまいます。

 例えばうつ病等は、しんどくなりますが、それは「怒り」や「悲しみ」等の
強い力を持つ感情を抑え込むのに、それと同じ力を使い続けているので
「エネルギー不足」になってしまうからです。

 わかりやすい例で言うと、感情を「暴れん坊の子供」だと思って下さい。

 感情を抑え込む度に暴れてる子供が増えていって、その子達を抑えるのに
より強い力が必要になってきます。

 そして徐々に抑えきれなくなり、身体を叩かれたり、蹴られたりされて
痛みを感じたりもするでしょう。(言ってみたら心身症の状態です)

 それでも尚、抑え続けると自分自身がしんどくなり身も心も疲れ果てて
しまいます。(これが、うつ病等の状態です)

 それでは「どうすればいいのか?」ですが、それは次回に書きますが、
宜しければ、皆さんも一度考えてみて下さい。

 自分の中で暴れてる子供達を無理やり力で抑え込むんじゃなくて、
どうすれば、子供達は落ち着いて静かになるでしょうか?

 

#うつ病のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください。

 

 

感情について②感情の無理なコントロールや抑え込んではいけません

 

 前回、感情は「暴れん坊の子供」と似ていてそれを抑え続けると、心身症や
うつ病・神経症になると書きました。

 そして「自分の中で暴れてる子供達を無理やり力で抑え込むんじゃなくて
どうすれば子供達は落ち着いて静かになるでしょうか?」と問いかけをしま
した。

 私の答えは愛情を込めてその子達に「どうしたの?」と寄り添って話しか
ける、その子達の「気持ちになって感じてあげる」という事です。

 例えば、心身症で胃痛が酷ければ暴れる子供が胃をねじったり、蹴ったり
締め上げたり・・・と想像するとどんな感じがしますか?

 もし”締め上げてる”感じがすれば、実際に枕やクッションを力一杯締め
上げてみて下さい。

 そして顔が真っ赤になる位に締め上げている時の自分の気持ちを感じて下
さい。

 どんな気持ちで締め上げていますか?何と言って締め上げていますか?
⇒ その言葉を出しながら、締め上げてみて下さい。

 そして、その言葉は本当は誰に向けたかった言葉ですか?
 そして締め上げられてる側としては、どんな気持ちですか?
 何て言い返したいですか?⇒それを言ってみましょう。
(できるのならば、お互いに会話続けてみて下さい。)

⇒これが「暴れる子供の気持ちになって感じてあげる」という事です。

 さらに心身症を通り越して、もっと子供達を抑え続けた状態(うつ病・
神経症等)の時は、その子供に寄り添って話しかけてみましょう。

 まず自分の頭の中にある言葉(思考)に注意してみて下さい。

 その中で繰り返し出てくる自分(や誰か)を責めている言葉や、自分を縛
っている言葉に注意してみましょう。
(例えば「私はダメだ」とか「こんな自分が許せない」、「あいつだけは
 許せない」、「私は〇〇であらねばならない、さもないと・・・」等)

 それを実際に何らかの感情が湧きあがって来るまで、何度か口に出してみ
ましょう。

 感情が出て来たら眼を瞑って、それが身体のどこにあるか(喉?胸?
みぞおち?下腹?)を探って、色や形を感じてみましょう。

⇒それにピッタリのあだ名(〇〇ちゃん)を付けてあげて「〇〇ちゃん、
こんにちわ。何でも話してみて。今どんな気持ち?」と声に出して話しか
けてみます。(※できるなら会話を続ける)

⇒これが「愛情をもって、寄り添って話しかける」という事です。

 きっとあなたの中の暴れていた子供達は「自分の身になってくれたり」
「自分に寄り添ってくれた」あなたに大きな気づきのギフトを与えてくれる
はずです。

 

#うつ病のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください。

 

 

 

 

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。