感覚過敏~何故他人の顔色に振り回されるのか?(1)

感覚過敏~何故他人の顔色に振り回されるのか?(1)

<前回からの続き>

今回と次回は、

他人の顔色を見過ぎてしまい、生き辛くなっておられる方に向けて

「何故他人の顔色に振り回されるのか?」の原因について、
今迄の臨床経験と知識を踏まえた私なりの考えをお書きしたいと思います。






<何故他人の顔色に振り回されるのか?(1)>

①感覚過敏を有している



先天的(主に遺伝)に刺激に対する感覚過敏を有していると、
声や音(聴覚)、表情の違い・変化(視覚)等の
五感から入力される刺激に対して敏感に反応します。

この感覚過敏は成育環境において、
 怒号が飛び交う様な被虐待的な環境で育ったり、
 常に親等の顔色を見ておかないといけない様な環境で育った場合などでも
 後天的に生じるケースもあると考えられます






②不快刺激に対して敏感さが増してくる

被虐待的な環境で育った場合は勿論の事、そうでない場合でも
感覚過敏を有してる人は、不快刺激に対しても敏感であるが故に
家族や他人からの揶揄や無理解、いじめ、差別等に深く傷つき、
トラウマになってゆくでしょう。

そうなると不快刺激に対して益々敏感になってゆきます

つまり、”もう二度と傷つきたくない”から
ポジティブな情報よりもネガティブな情報に注意を向け、
忘れない様にしてゆく訳です。(ネガティビティバイアス)






③他者と関わりたい欲求

感覚過敏によって、心が不安定になり易い人が、
心を安定させる方向性としては、

大きく分けると

(1)セロトニンシステム=不快刺激をシャットアウトする事による安定

(2)ドーパミン・アドレナリンシステム=快の刺激を求める事による安定

(3)オキシトシンシステム=人との繋がりによる安定

の3種類があるのでは?と私は考えます。

そして、
個々人毎にどれが優位か?(3項目の適正な比率)が違うと思います。



ここで、他人の顔色に振り回される人は、

(3)のシステムによる安定、
 即ち他人と関わりたい、他人から好かれたい・愛されたい、認められたい、
 等による安定化志向を有している筈です。

※(3)のシステムが少ない人は、”他人の事なんて関係ない”と
 独りで趣味にふけったり、
 他人がどう思おうが自身の快の刺激を追い求め続けると思われるからです






次回はこの続きである、

「他人の顔色に振り回されてしまう原因」の④~⑥についてお書きします。

<次回へ続く>

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。