夫婦関係で一番大切な5つの事①(一方的でない)相互依存

夫婦関係で一番大切な5つの事①(一方的でない)相互依存

「夫が私の気持ちをわかってくれない」


「夫は好き勝手して、私だけに家事・育児の負担がかかっている」


「夫は反省せず、また浮気をしているようだ」


「妻の”こだわり”に合わせないとブチギレられる」

・・・。

私の12年半の臨床経験の中では、

ありとあらゆる「夫婦関係の悩み」で、
数百組のご夫婦(妻のみ、夫のみの場合も含めて)がカウンセリングを
受けに来られました。


その経験から、
私が夫婦関係で一番大切だと感じた事をまとめてみました。


勿論、他にも大切な事は沢山あると思いますが、

今回から
「夫婦関係で大切な5つの事」としてお書きしてゆきたいと思います。


今回は「①(一方的でない)相互依存」についてお書きします。




<夫婦関係で大切な事①(一方的でない)相互依存>

人間関係においては、物理的にも精神的にも「give&take」
「フィフティー/フィフティー」「持ちつ持たれつ」「支え合う」
が理想だと思います。


ところが、
夫婦という極めて距離が近い関係が継続してゆくと、
ややもすればそのバランスが崩れ

どちらか一方が支配的(独裁的)になったり
依存的になったりすることがよく見受けられます。

そうなると、
支配される側は自由を奪われ、不満が溜まってゆくでしょうし、

依存/共依存の関係になってしまうと、
「自立した大人同士」という関係性が失われてしまうでしょう。


だとすれば、
常に「give&take」「フィフティー/フィフティー」が保たれているか?
を意識する必要があるのでは?と思います。


例えば、

「いつも私のパート先での愚痴ばかりを夫に聴いてもらってるから、
 今晩は夫の愚痴を聴いてあげよう」


「いつも仕事で帰りが遅くなって、家事や育児は妻に頼りっきりだ。
 毎週土曜日だけは、妻と子の為だけに奉仕しよう」

等々。


そしてもし可能であれば、

お互いに
「今日、相手にしてもらった事」

「今日、相手に迷惑かけた事」

「今日、相手にしてあげた事」

を箇条書きで書き出し、
常に「フィフティー/フィフティー」になる様に
バランスを取ってゆきましょう。


その様にして、
お互いに「ありがとう!」という言葉が増えてくれば、
夫婦仲は自ずと良くなってゆくと思います。

<次回へ続く>