メンタルの疾患の根本原因

メンタルの疾患の根本原因

<前回からの続き>


今迄お書きして来たように、

「ほぼ全てのメンタル疾患は扁桃体の過剰反応から来る防衛反応
 によるもの」といった私の推察が当たっているとすれば、
その根本の原因を考えてみたいと思います。






<メンタルの疾患の根本原因>




(1)トラウマによるもの

逃げる事も戦う事もできない虐待やネグレクトを受けてきたり、
事故や事件、天災等に遭遇した場合等はトラウマとなり、
防衛反応が持続してしまうでしょう。

※胎児の時や出生時や出生後に逃げる/戦う事ができない脅威と感じる状況に
 置かれた場合も、はからずもトラウマとなるでしょう。

 例えば、医療的ケアが必要な状態で生まれて来た子供は親から引き離され
 自由を奪われてしまう事によるトラウマを受ける事もあるでしょう。




(2)極度な感覚過敏によるもの

生まれつき極度な感覚過敏を有していると、
そうでない人にはトラウマとならない事柄でもトラウマとなってしまい、
防衛反応が持続してしまうでしょう。


※これら「トラウマ」と「感覚過敏」の関係性で言いますと、
「トラウマを受けたから感覚過敏が強まる」場合
 と
「感覚過敏があるからトラウマとなり易い」
 といった相関的なものがあると思いますが、
 いずれにしても
 「トラウマを受ける」⇒「感覚過敏が強まる」
 ⇒「益々トラウマを受け易くなる」⇒「益々感覚過敏が強まる」
 といった悪循環になり易いと考えられます




それでは、
ほぼ全てのメンタル疾患に共通の原因と考えられる
扁桃体の過剰な(防衛)反応を根本的に治してゆくにはどうすれば良い
のでしょうか?

次回はそのヒントをお書きしたいと思います。


<次回へ続く>