人間関係の悩み⑥(2)自分側の境界線を引く

人間関係の悩み⑥(2)自分側の境界線を引く

<前回からの続き>

今回はまず、

「自分側の境界線を明確にして相手が踏み越えない様にする」
為のヒントをお書きしたいと思います。




<自分側の境界線を引く>




①相手の評価を基に、適切な距離感を保つ

前回までにお書きした事をヒントを基に

周囲の人、独り独りに対して自分が不快を感じない距離感
を見つけましょう。

それが自分側の境界線になります。




②自分側の境界線を守る

例えば、
動物園やサファリパーク等で、猛獣を見る事を楽しめるのは、
檻や柵、頑丈な車のボディーなどの明確な境界線があって、
それを踏み越えて来ない確信があるからです。


ところが、
不手際があって、猛獣が檻を壊してこちらに向かってくれば
どうなるでしょう?


当然、
一目散に「逃げたり」隠れたり(回避)、園の人に助けを求めたり
加勢してもらい麻酔銃を撃ってもらう(戦う)等、
防衛反応が作動するでしょう。


※ここで、「凍り付く」という防衛反応が生じるとやられてしまうでしょう


それと同様に、
相手がもし自分側で定めた境界線を踏み越えて来た場合は、
「逃げる」「戦う」等の防衛反応を駆使して、
断固として自分の境界線を守りましょう。

 

・「過干渉な親」


「お母さん、いつも私の事を心配してくれて有難う。
  でも、これからは自立して自分の世話は自分でしてゆきたいと思うの
  だから、LINEは月1回にして。何かあった時は私から連絡するから」
  (回避)


「心配してくれるのは有難いんだけどいつまでも子供扱いされると嫌なの!
  何かあったら私から連絡するから、必要な時以外に連絡してこないで!」
  (闘う)




・「パワハラ上司」


「確かに私のミスでした。すみませんでした。
  でも、謝っても怒鳴り続けるのはやめて下さい」
(闘う)


(同じ様にパワハラを受けている人と仲良くなって)
「あれはパワハラだよね!一緒にパワハラ相談室に行かない?」
 (加勢してくれる人を募って一緒に闘う)


異動願いを出す、休む、転職を考える
(逃げる)




上の例の様に、
言い訳でもウソでもどんな手段を使っても構いませんので、
まず自分側の境界線を守りましょう。




次回は

「相手の境界線を尊重し、それを自分が踏み越えない様にする」
為のヒントをお書きしたいと思います。

<次回へ続く>