人生で大切な8つの事
人生で大切な8つの事
目次
うちのルームには、
私より年長の60代半ばの方から70代、80代の方も、
悩みを解消できずにお越しになるケースも少なからずあります。
かくいう私自身も、
60歳を過ぎても相変わらず迷い、悩み、不安に襲われる日々を過ごして
おります。
子供の頃に
「40歳=不惑」と知った事もあって、
「大人になれば、悩み苦しみは無くなるのだろう」
等と思っていましたが、そんな事はありませんでした。
今は、
人間である以上、不安や迷いや悩み苦しみはいくつになっても
尽きる事は無いと感じています。
ただ、
それをいかに軽減したり、解消したり、長引かせない様に持ってゆくか?
といった、対処能力を高めてゆく事は可能です。
そういった意味で
今回からは、私が思う
「人生で大切な8つの事」をお書きしてゆきたいと思います。
まず次回は、1つめの
「①自他の(先天的な)特性を知る」
からお書きしたいと思います。
人生で大切な8つの事
①自他の(先天的な)特性を知る
今回は私が思う
「人生で大切な事」の1つ目についてお書きします。
<①自他の(先天的な)特性を知る>
私は、
人生の悩み苦しみの大部分を占めるであろう「生老病死」をはじめとする、
仏教で言うところの”四苦八苦”は、
刺激に対する敏感さが強ければ強い程、
不安が強くなり、心の傷も深くなるので
より感じ易くなると考えています。
加えて(刺激に対する敏感さが強ければ強い程)、
無意識の防衛反応から来るパニックや鬱、等の症状が出現する確率や
自他を(精神的/物理的に)傷つけてしまう等の所謂”問題行動”が出現する確率
も増えるでしょう。
そこで、
以下の3つを把握する事が必要になると思います。
(1)敏感さの度合いを知る
例えば、
すぐに不安になったり、落ち込んだり、動揺したり、傷ついたり、
”カッ”となったり、逃げたり、固まったり等は敏感さが強い人の特徴です。
もしあなたやあなたのご家族や近しい人がそんな自分の事を
「弱虫・意気地なし」とか「気が弱い・気が小さい」「あかんたれ」
「癇癪持ち」「逃げ癖がある」「根性無」「緊張しい」等と
否定的に見ているのであれば、
”私やあなたのせいではなくて、遺伝や幼少期の環境のせいだ!”と、
まずはそんな特性を否定しないで頂きたいです。
(2)敏感さの方向性を知る
次に、
あなたやあなたのご家族や近しい人が「何に対して敏感か?」
を把握しておく事も役に立つでしょう。
例えば、
あなたのお子さんが、食べ物の好き嫌いが激しく、
現実に目を瞑って、面倒くさい事を先延ばしにするのであれば、
五感(特に味覚・嗅覚・触覚等)から入って来る刺激に敏感
なのかも知れませんし、
快/不快感情にも敏感なのでしょう。
更には、
大きな声や音に”ビク”っとなるのであれば、
聴覚からの刺激にも敏感である可能性が高いでしょう。
また、
あなた自身や配偶者が”他人の迷惑を省みずに、
自分の思い通りにならないと癇癪を起こす自己中人間だ”
と感じられるのであれば、
「自分の快/不快感情」には敏感で、
「他人の快/不快感情」にはそうではない
のかも知れません。
要するに、
ここで言う”敏感さの方向性”とは
「五感のうちのどれが敏感か?」「快/不快感情には?」
とか
敏感さのベクトルが「自分の快/不快」に向いてるのか?
「他人の快/不快」に向いてるのか?(それとも両方共なのか?)
という意味です。
(3)安定の方向性を知る
敏感さが強い人は、心が不安定になり易いはずです。
ですから、
心を安定させる必要性も、より高くなるでしょう。
以前から何度もお書きしてます様に、
私は「心を安定させる方向性」として
・「S型」=不快刺激のシャットダウン(独り)で安定
・「D型」=快刺激を得て安定
・「О型」=人との交流で安定
の3つがあると考えています。
そして
自身やご家族、周囲の人のストレスの解消法に意識を向けると、
その人にとっての最適な比率が見えて来るでしょう。
例えば
「私はS=4,D=2、О=4くらい必要だけど、
夫はS=5,D=4,О=1くらいかな?」
等々。
人生で大切な8つの事
②自他の特性に合った生活を意識する
今回は私が思う
「人生で大切な事」の2つ目についてお書きします。
<②自他の特性に合った生活を意識する>
前回お書きした事をヒントにして
自分(や近しい人)の特性を知る事ができれば、
それに沿った生活を意識する事が必要でしょう。
(特に(3)の安定の方向性)
例えば、
あなたの「心の安定の方向性」が
「S」(不快刺激のシャットダウンで安定)=4,
「D」(快刺激を得て安定)=2
「О」(人との交流で安定)=4
だとすれば、
独りになる時間と、安心・安全を感じる人との交流が同じくらい必要
ですので、
その時間を優先的に確保すべきだと思います。
また例えば、
お子さんが、食べ物の好き嫌いが激しく、
現実に目を瞑って、面倒くさい事を先延ばしにするのであれば、
五感(特に味覚・嗅覚・触覚等)から入って来る刺激に敏感
なのかも知れませんし、
快/不快感情にも敏感なのでしょう。
更には、
大きな声や音に”ビク”っとなるのであれば、
聴覚からの刺激にも敏感なのだと考えられます。
だとすれば、
お子さんが嫌いな食材の食感を変えたり、匂いが感じなくなる様な工夫、
味や色彩に変化をつける等をすれば食べられる様になるかもしれません。
※そもそも嫌い(=不快)なものを無理に食べさせる必要も無い
と思いますので、
大変でしょうが、
好きな食べ物の中で栄養のバランスが取れる様にする事がベストでしょう
更には、
お子さんが快/不快感情に敏感であるならば、
不快な事(例:宿題)をやれば、快感情を得られる(例:ゲームができる)
といった”報酬制”を採り入れる事も役に立つでしょう。
そして、
聴覚も敏感であるならば、
話かける時は、高音域で柔らかくリズミカルな声で接する事も有効でしょう。
人生で大切な8つの事
③自他の特性に合った環境や相手を選ぶ
今回は私が思う
「人生で大切な事」の3つ目についてお書きします。
<③自他の特性に合った環境や相手を選ぶ>
前回お書きした様な
「敏感さ」や「心の安定の方向性」等の(多くは持って生まれた)特性
はそうそう簡単には変わらないでしょう。
ですから、
”環境や相手に合わせる”のではなく、
可能な限り”自分の特性に合った環境や相手を選ぶ”必要がある
と思います。
例えば、
音や声に敏感なお子さんで、
「心の安定の方向性」の割合が
「S型」(不快刺激のシャットダウン)が多く、
「D型」(快刺激を得て安定)や「О型」(人との交流で安定)が少ないのに、
騒がしい学校のクラスに居ると相当なストレスが溜まるでしょう。
そうした場合は、
学校側と相談して、イヤーマフ等の物理的な遮音や
休み時間に保健室等で休む許可、別室登校やクラス替えの要望、
或いはフリースクール等を探す等の対策が必要だと思います。
また例えば、
快/不快感情に敏感な人で、
「心の安定の方向性」の割合が
「D型」(快刺激を得て安定)「О型」(人との交流で安定)が多いのに、
シーンと静まり返った職場で、休み時間やアフターファイブも
みんなてんでバラバラといった職場はきついと思います。
そうした場合は、
勿論職場で話せる人や一緒に食事したり飲みに行ける人を
作る事ができれば良いのですが、
それが無理ならアフターファイブや休日を仲間と楽しめる様なコミュニティ
等を探す事が大切だと思います。
それも難しければ、
異動や転職も考慮しないといけないかも知れません。
さらに例えば、
彼氏が「S型」が多く「О型」や「D型」が少ない人(独りで静かに過ごす)
なのに、
彼女の方は「D型」「О型」が多い場合(誰かと楽しむ)は、
どちらかが相手に合わせてゆくとしんどくなってしまうでしょう。
ですから、
”相手”を選ぶ場合は、何よりも「心の安定性の方向性」が合う人
を探す事が大切だと思います。
※もし、もうすでに結婚してしまっているのであれば、
話し合ってお互いの妥協点を見つける事も大切ですが・・・
人生で大切な8つの事
④自分の(後天的な)性格傾向を知る(1)
今回と次回で、
私が思う「人生で大切な事」の4つ目についてお書きします。
<④自分の(後天的な)性格傾向を知る(1)>
・「うちの旦那は何故自分の思い通りにならないと
モラハラチックにキレるのだろう?」
・「私は家事も育児も完璧でないと気が済まない。
その為にストレスが溜まり毎日疲れ切ってしまうけど、
”完璧”をやめられない。」
・「私の母親は負けず嫌いで、
”私が子供の頃、お母さんにかまってもらえなくて寂しかった”
等と言おうものなら、
”私だってね!親に放ったらかしにされて
妹達の面倒を全部みてきたんだから!”
等とマウントを取られるので、気持ちをわかってもらう事は諦めた。」
人は誰でも、
不快刺激や不快な感覚、不快感情を避けようとします。
特に(多くの場合は生まれつき)刺激に対する敏感さが強い人にとっては、
そういった”不快”は耐え難いほど強く感じる筈です。
例えば、上の3つの例で言いますと、
「自分の思い通りにならない」、
「ミスや失敗をする」、
「相手に負ける」
事は誰にとっても不快刺激となり、不快な感覚⇒感情を感じるでしょう。
ここで、
そういった不快刺激に対して敏感さがとても強いと、
不快な感覚や不快な感情もとても強く感じるでしょう。
そうなると、
不快な感覚や感情を避ける為の、
「防衛的な思考」⇒「防衛的な感情」⇒「防衛的な行動」
といった防衛反応が起動するでしょう。
即ち、(上の3つの例で説明しますと)
A.不快刺激
「自分の思い通りにならない」「自分がミスや失敗をする」
「相手に負ける」
↓
B.不快感覚
「モヤモヤする」「胸がバクバクする」「身体が固くなる」
「頭が真っ白になる」「お腹が重たくなる」「顔が火照ってくる」等々。
↓
C.不快感情
「とにかく”嫌!”」「とにかく不快」等々。
↓
D.(不快を避ける為の)防衛的な思考
「思い通りに行かないのはこいつのせいだ!」
「ミスをする自分は許せない!完璧にしなきゃ」
「この娘は私に喧嘩売ってるの?!やっつけないと」
等々。
↓
E.(不快を避ける為の)防衛的な感情
「怒り」、「自責」、「恥」、「恐怖」、等々。
↓
F.(不快を避ける為の)防衛的な行動
「闘争(モラハラ、マウントを取る等)」、
「回避(完璧主義等の回避行動)」、
「凍り付き(抑うつ、引きこもり、相手への服従等)」
上の「A」~「F」の例に当てはめて、
”自分の(後天的な)性格傾向”を知る事がとても大切だと思います。
次回、
もう少し詳しくお書きしたいと思います。
人生で大切な8つの事
④自分の(後天的な)性格傾向を知る(2)
今回は前回から引き続き、
「自分の(後天的な)性格傾向を知る」について
更に詳しくお書きします。
<④自分の(後天的な)性格傾向を知る(2)>
前回お書きした様に、
特に(多くの場合は生まれつき)刺激に対する敏感さが強い人にとっては、
”不快刺激”からもたらされる不快な感覚⇒感情は耐え難いほど強く感じる
筈です。
そして、
もし耐え難い程の不快刺激を感じると、不快な感覚や感情を避ける為に、
以下の様な「防衛的な思考」⇒「防衛的な感情」⇒「防衛的な行動」
といった防衛反応が起動するでしょう。
A.不快刺激
「自分の思い通りにならない」「自分がミスや失敗をする」
「相手に負ける」等々。
↓
B.不快感覚
「モヤモヤする」「胸がバクバクする」「身体が固くなる」
「頭が真っ白になる」「お腹が重たくなる」「顔が火照ってくる」等々。
↓
C.不快感情
「とにかく”嫌!”」「とにかく不快」等々。
↓
D.(不快を避ける為の)防衛的な思考
「思い通りに行かないのはこいつのせいだ!」
「ミスをする自分は許せない!完璧にしなきゃ」
「この娘は私に喧嘩売ってるの?!やっつけないと」等々。
↓
E.(不快を避ける為の)防衛的な感情
「怒り」、「自責」、「恥」、「恐怖」、等々。
↓
F.(不快を避ける為の)防衛的な行動
「闘争(モラハラ、マウントを取る等)」
「回避(完璧主義等の回避行動)」
「凍り付き(抑うつ、引きこもり、相手への服従等)」
ここで、
「A」~「C」は生まれつきの敏感さとすれば、
変える事は非常に難しいと思いますが、
「D」~「F」の防衛反応に関しては、
後天的に見に着けていったパターン、つまり(後天的な)性格傾向ですので、
それを変える為には、まず自分がどんなパターンで防衛してるのか?
分析してゆく事が大切だと思います。
例:
「私は物心ついた時から気にしいで、すぐ不安になる様な”敏感な子”だった。
今振り返ると、お母さんは完璧主義者で、
私がミスをしたり、やらなきゃいけない事をやってないと、
よく怒られた・・・
今でも鬼の形相をしたお母さんの顔が浮かんでくる事もある。
きっと敏感な私はお母さんの怒りにも強く反応して、
その不快を避ける為に”ミスをする自分は許せない!完璧にしなきゃ”
と思い込み、
常にできない自分を恥じて自分を罰し、
回避行動として、完璧にする事を目標にやり続けてるんだわ。」
等々。
上の例の様に
自分の(後天的な)性格傾向を分析してみましょう。
そして、
分析できれば変える必要のある部分は変えてゆきましょう。
次回はそのヒントをお書きしたいと思います。
人生で大切な8つの事
⑤自分の性格傾向の修正
今回は、私が思う
「人生で大切な事」の5つ目についてお書きします。
前回、前々回にお書きした様に、
特に(多くの場合は生まれつき)刺激に対する敏感さが強い人にとっては、
”不快刺激”からもたらされる不快な感覚⇒感情は耐え難いほど強く感じる
筈です。
(下記の「A」~「C」)
そしてもし耐え難い程の不快刺激を感じると、
不快な感覚や感情を避ける為の下記の「D」~「F」の様な
「防衛的な思考」⇒「防衛的な感情」⇒「防衛的な行動」
といった防衛反応が起動するでしょう。
A.不快刺激
「自分の思い通りにならない」「自分がミスや失敗をする」
「相手に負ける」等々。
↓
B.不快感覚
「モヤモヤする」「胸がバクバクする」「身体が固くなる」
「頭が真っ白になる」「お腹が重たくなる」「顔が火照ってくる」
等々。
↓
C.不快感情
「とにかく”嫌!”」「とにかく不快」等々。
↓
D.(不快を避ける為の)防衛的な思考
「思い通りに行かないのはこいつのせいだ!」
「ミスをする自分は許せない!完璧にしなきゃ」
「この娘は私に喧嘩売ってるの?!やっつけないと」等々。
↓
E.(不快を避ける為の)防衛的な感情
「怒り」、「自責」、「恥」、「恐怖」、等々。
↓
F.(不快を避ける為の)防衛的な行動
「闘争(モラハラ、マウントを取る等)」「回避(完璧主義等の回避行動)」
「凍り付き(抑うつ、引きこもり、相手への服従等)」
ここで、
「A」~「C」は生まれ持った敏感さから来ているとすれば、
変える事は非常に難しいと思いますが、
「D」~「F」の防衛反応に関しては、
後天的に身に着けていったパターン、つまり(後天的な)性格傾向ですので、
その部分を変えてゆく事は可能です。
<⑤自分の性格傾向の修正>
(1)認知の傾向の修正
例えば、
「ミスをする自分は許せない!だから完璧にしなきゃいけない!」
という認知(思考)の傾向を持っている人は、
紙を用意し、その左半分に”その思考を裏付ける証拠”を箇条書きで書き出し、
右半分には”そうではない証拠”を書き出し、
両方を見比べて、「黒」+「白」=「グレー」の思考へ持ってゆく事も有効
でしょう。
(2)感情の処理の修正
例えば、自分の愛する人(例えば我が子や恋人)が
「ミスをする自分は許せない!だから完璧にしなきゃいけない!」
と思い込んで、自分を追い詰めて生き辛そうにしていると感じるのであれば、
「どうしてあげたら、その人の苦しみを和らげる事ができるのか?」
を考えて、その人の感情に寄り添ってあげる事も役に立つでしょう。
例:
自分を苦しくさせている、その思考や感情が体のどの辺りにあるのか?
を感じてみましょう。
例えば、胸の奥の方にあると感じたのなら、そこをさすってあげながら、
「ミスをして怒られて、しかも周りに迷惑を掛けたと思って、嫌だったよね。
情けなかったよね。でも、私はあなたが今迄どれだけ頑張って来たか?
そして、どれだけ人の役に立って来たか?を知ってるよ!・・・
例えば、あの時には・・・またあの人にも・・・。
だからもうそれ以上頑張らなくても、そのままのあなたが大好きだよ。」
等とその部分が落ち着くまで、何度も繰り返し伝えてあげる、等々。
※上の(1),(2)によって、「F」の(不快を避ける為の)防衛的な行動を
止める事ができると思いますが、それでも難しい場合はご相談下さい
人生で大切な8つの事
⑥ストレスや不安の処理能力を高める
今回は、私が思う
「人生で大切な事」の6つ目についてお書きします。
<⑥ストレスや不安の処理能力を高める>
誰しも、
自分の思い通りに行かない事や思いもよらない喪失等の出来事に対して、
ストレスを感じるでしょう。
特に(多くの場合は生まれつき)刺激に対する敏感さが強い人にとっては、
そうしたストレスや不安/恐怖、傷つき等はトラウマレベルになってしまう
くらい、強く感じるでしょう。
ですから、
そういった傾向を持っている人は殊更に
ストレスや不安の処理能力を高めてゆく事が必要だと思います。
では、処理能力とは何か?
それは、
大脳辺縁系等の所謂”無意識”から自動的に生じる感覚や感情、思考等を
前頭前野等の”意識”の働きを失わせずに、処理してゆく能力を培う
という事です。
というのも、
「不安が止められない」「ずっと鬱が続く」「心の傷がいつまでも癒えない」
等の反応が続いてしまうのは、
無意識から生じる感覚や感情、思考に前頭前野が圧倒され、
制御不可になってしまっているからです。
ですから、
自身の不安や不快感覚、思考等を前頭前野から切り離して、
俯瞰・客観視して圧倒される事を避けてケアしてあげる必要があります。
具体的には、
マインドフルネス、フォーカシング、ハコミセラピー、スキーマ療法、
内的家族療法、自我状態療法等が挙げられますが、
それらの詳細は省略します。
また、
複雑性PTSDと思しき方は、
トラウマやトラウマから来る反応の軽減等の援助が必要でしょうし、
発達障害等と診断された方は、
発達の最近接領域を広げる、つまり不適応の原因と目される神経系の発達
を促進させる援助が必要になるでしょう。
ただ、
それもこれも次回お書きする「安全である」という感覚・認識
があって初めて実現可能な事だと考えています。
人生で大切な8つの事
⑦心の安全基地を持つ(1)
今回は、私が思う
「人生で大切な事」の7つ目についてお書きします。
<⑦心の安全基地を持つ(1)>
個人が学びや遊び、仕事、他者との交流等を通じて成長/発達し、
人生をより良いもの(幸せ)にする為には、
「安心感」や「安全であるという感覚・認識」が不可欠です。
古くは、
ボウルビィ博士等による「愛着理論」でも、
乳幼児が母親等の養育者との近接によって、”不快”を解消してもらう、
つまり、養育者と子供の相互的な感情調整が行われた場合、
子にとって養育者を”安全基地”とみなす事ができる。(安定型の愛着)
そしてそれが行われて初めて、
学びや遊び、他者との交流等の探索行動が可能になる、
との考察がなされています。
最近で言うと、
ポージェス博士の「ポリヴェーガル理論」においても、
社会的交流や感情の制御、健康や成長、回復・治癒を促進する
(有髄の)迷走神経の回路も
「安全である」と感じている時のみ発動する、とされています。
ですから、
人はいくつになっても「心の安全基地」や
「安心感をもたらしてくれる人・物」等が不可欠だと言えるでしょう。
例えば、
・”いざ”とうい時、相談に乗ってくれる頼りになる親
・一番気持ちをわかってくれる親友
・愚痴を聴いてくれたり、落ち込んだ時に慰め励ましてくれる彼氏や夫
等々。
ところが、
不幸にも幼い頃に安定型の愛着が形成されずに
「安全基地」を得る事ができず、
しかも今現在も安心を与えてくれる人が居ない場合は
どうすれば良いのでしょうか?
次回はそういった方に向けてこの続きをお書きしたいと思います。
人生で大切な8つの事
⑦心の安全基地を持つ(2)
今回は、引き続き私が思う
「人生で大切な事」の7つ目について、
今も昔も心の安全基地や安心感を与えてくれる人が居ない方に向けて
お書きします。
<⑦心の安全基地を持つ(2)>
不幸にも幼い頃に安定型の愛着が形成されずに
「安全基地」を得る事ができず、
しかも今現在も安心を与えてくれる人が居ない方
も少なからずいらっしゃるでしょう。
そうした場合は、
安全基地となり得る様な「安心感」や「安全であるという感覚・認識」
を与えてくれる他者を探しましょう。
例えば、
パートナー、カウンセラー、ドクター、師・メンター、等。
もしそういった人が見つからなかった場合は、
まずは
神仏・祖先・”推し?”等で代用したり、
動植物、物(ぬいぐるみ、お守り、形見、音楽、絵画)
や
空間・場所(自然、カフェ、家のベッド、書斎、テント等)、
或いは
イメージの力を駆使して、過去の安心できる場所や人と居る事を想像したり、
瞑想等で安心感を得るのも良いと思います。
そういった事も含めて安全基地となり得るものを見つけましょう。
そして例えば、
ご先祖様や”推し”の写真やご本尊に悩みを打ち明けたり、
懺悔して許してもらったり、慰めてもらったりして
感情の協働調整を行いましょう。
更には、それと並行して
「今は亡き最愛のあの人だったらどう言ってくれるだろうか?」
等と想像して、
自分の中にその存在を取り込んで(内在化)、
自分自身が自分の安全基地になってゆく事(感情の自己調整)
も必要だと思います。
前掲の「ポリヴェーガル理論」に依れば、
安心感を感じて、初めて他者との社会交流システムが起動する
と言う事ですので、
まずは上記の方法で安心感を得られたら、
”代用”のものに感謝して、徐々に他者との交流に意識を向けてゆき、
”安心できる居場所”を探してゆくのも良いでしょう。
人生で大切な8つの事
⑧生きがいや天職を見つける(1)
今回からは、
引き続き私が思う
「人生で大切な事」の8つ目について、お書きします。
<⑧生きがいや天職を見つける>
前回までにお書きした「①」~「⑦」、
特に「⑦」の”安全基地”や”安心感”が得られれば、
生き甲斐や転職を見つけるといった”探索行動”に移りましょう。
但し、ここで
(1)やりたい事がわからない
(2)やりたい事はあるが、漠然とし過ぎてる
(3)やりたい事ははっきりしているが、勇気が無い
等と、感じている人もいらっしゃるでしょう。
もしあなたがこのいずれかであったとすれば、
どうすれば良いのでしょうか?
そのヒントを今回からお書きしてゆきたいと思います。
まず今回は「(1)」について。
(1)やりたい事がわからない
「もし、自分がどんな物でも手に入れる事ができる大金持ちになって、
どんな事でもできる能力を手に入れたとすれば、
何を得て、何をして、どうなりたい?」
と自問してみましょう。
そして、その答えをできるだけ沢山書き出してみましょう。
例:
「・海外旅行に行きまくる
・結婚して、大きな一戸建てに住みたい
・自分の好きなネイルサロンを開きたい
・経済の事をもっと勉強して、政治家になるのいいかな?」
等々。
いくつか書き出す事ができれば、
それぞれ(どれか一つに絞っても可)の目標に向けて、
今からできる事も書き出しましょう。
例:
「・海外旅行や結婚、ネイルサロンの開設にはお金が必要だ・・・
まずは来年ヨーロッパ旅行するとして、
バイトのシフトを増やして、節約にも励もう
・婚活にも力を入れよう
・経済誌を読むようにしてみよう」
等々。
その様にして、
”自分の目標”に向けて、できる事から少しずつ進めてゆきましょう。
人生で大切な8つの事
⑧生きがいや天職を見つける(2)
今回は前回の続きで
私が思う
「人生で大切な事」の8つ目の(2)について、お書きします。
<⑧生きがいや天職を見つける>
(2)やりたい事はあるが、漠然とし過ぎてる
「起業したいなあ~。でも、何で起業したらいいのかわからない」
「田舎暮らしに憧れるなあ~。でも・・・」
上の例の様に、
目標というよりも漠然とした憧れを抱いて、
それに向けて中々動けていない人もいらっしゃると思います。
もしあなたがそうであれば、
以下の様に考えてみるのも役に立つと思います。
A.防衛反応か否か?を確かめる
「もし、それを実現すれば何から逃れられる?自由になれる?」
と自問してみましょう。
そして、その答えが例えば
「起業すれば、・・・毎日変わり映えしない判で押した様な仕事から
解放されるし、お金ももっと稼げるかも?」
「もし田舎暮らしすれば、煩わしい人間関係から逃れて
のんびりできて、ペットとの時間を楽しめそう」
だったとすれば、
「刺激が無い仕事や安い給料から逃れる為の起業」
であったり、
「煩わしい人間関係やのんびりできない現状から逃れる為の田舎暮らし」
だと言えるでしょう。(”逃走”という防衛的思考)
B.防衛反応の場合は別の方向性も考えてみる
勿論、逃げる事が悪い訳ではありませんが、
人によっては様々な事情から、”そうは行かない”事もあるでしょう。
だとすれば、
今の現状でそれに代わる実現の可能性がある事に目を向けてみましょう。
例えば、
「私は元々楽しい事や人と接する事が好きで、欲しい物も沢山ある。
でも今の部署じゃあ、デスクワークでつまんないし、給料にも不満がある。
異動願いを出して営業部に行きたいなあ~あそこなら楽しそうだし、
今よりお金も稼げそう(別の方向への逃走)」
「実家暮らしで親はうるさいし、今の会社の上司もパワハラチックで、
人間関係に疲れた・・・。3年我慢したから、
これを機に 独り暮らしや転職も考えてみよう。(別の方向への逃走)
そう考えたら
どうせおさらばするんだから今迄遠慮して言えなかった事を
親や上司に思い切って言ってみようかな?(闘争)」
等々。
※この「B」の別の方向性も思いつかない場合や、
「どうしても起業したい」とか「どうしても田舎暮らししたい」等、
自分の本当の望みだけど、抽象的な場合は以下の事が役に立つと思います。
C.目標を具体化してみる(情報収集・整理)
例えば起業したいのであれば、
個人事業主の中から興味が少しでもある業種をランダムに書き出し、
ある程度的を絞る
田舎暮らししたいのであれば、情報を集めて
具体的にどこに住んでどういう暮らしをしたいか?を書き出す、
結婚したいのであれば、
どういう人とどんな家庭を築いてゆきたいのか?
を具体的に書き出す
D.リスク・メリット・実現可能性を考える
それでも、
いくつかの選択肢が残ってしまい、目標を一つに定めきれない場合等は
それぞれの目標に対して、それをする「リスク」や「メリット」、
今の自分の資力や能力、人脈、環境面等も考慮した「実現可能性」
も考えてみましょう。
E.期限を決めて動いてゆく
そして、例えば
「1年以内に起業する」
とか
「3年以内に結婚する」
とか
「10年以内に田舎暮らしする」
等、
仮にでも期限を決めて、それに向けて動いてゆきましょう。
但し、
「〇年以内に△△をする」といった中長期の目標を立てたのであれば、
それに向けて「今月はこうする」⇒「今週はこうする」⇒「今日はこうする」
等とより短期に目標を細分化して、
「まず今日できる事」から実行してゆく事が大切だと思います。
人生で大切な8つの事
⑧生きがいや天職を見つける(3)
今回は、
前回の続きで私が思う
「人生で大切な事」の8つ目の(3)について、お書きします。
<⑧生きがいや天職を見つける>
(3)やりたい事ははっきりしているが、勇気が無い
A.自分の不安や怖れをあぶり出す
例えば、
「起業してもし失敗したら、今の職場に戻れないし、
家族を養ってゆけなくなり、大切な妻子が離れていってしまう・・・」
等。
B.不安の芽を摘み取ってゆく
上の例でしたら、例えば
「失敗のリスクを減らす為に今何ができるか?」
「万が一失敗したらどうするのか?」
と自問し、
「万が一失敗したら、勤め人に戻るしかない。
その為に今できる事は、マネージャーになって、
マネージメントの経験と能力を身につけておけば
転職にも有利になるだろうし、独立費用も稼げる。
そして空いてる時間は、起業したい業種にまつわる情報を集め
マーケティングにも力を入れよう!」
といった答えが出てくれば、まずはぞの目標に向けて力を注ぐ、
等。
C.成功を五感でイメージする
自分がやりたい事で成功している姿を五感をフル活用し、
今まさにその真っただ中に居ると繰り返しイメージする事
が役に立つでしょう。
※但し、不安の芽を摘み取って、少しでも安心感を得ておかないと
イメージは続かないと思いますから、その場合は上の「B」に
まず注力しましょう
D.より強い恐怖による防衛反応を利用する
例えば、
「もし今自分がやりたい事をせずに死んだとすれば、どう感じるか?」
と自問してみましょう。
その答えが例えば
「これをする事を怖がって、やらないまま死んだら、
悔やんでも悔やみきれない。
”クソー!私の人生は何だったんだろう?!”と感じるだろう」
だったとすれば、
「余命1年」として、今やりたい事へのモチベーションを上げてゆく
方法もあります。
(より強い不快や恐怖への防衛反応である”逃走・回避”や”闘争”を利用する)
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
最新コラム
- 2026年8月21日ブログ学習障害(LD)=限局性学習症について②原因
- 2026年8月14日ブログ学習障害(LD)=限局性学習症について①診断基準/定義
- 2026年8月7日ブログRSD(拒絶過敏症)と発達障害,HSP②それらの関連性
- 2026年7月31日ブログRSD(拒絶過敏症)と発達障害,HSP①RSDの原因

