夫婦の危機は相互依存のバランスの崩れ
夫婦の危機は相互依存のバランスの崩れ
「理想の夫婦の有り方」とは(僕が考えるに)「相互依存(相補う)」の状態
だと思います。
夫婦は(人間関係全般にも言えますが)「持ちつ持たれつ」、
つまり相手に自分の欲求を満たしてもらい、逆に相手の欲求を満たす
という関係だと思います。
要するに「自分が相手にどれだけ甘えられるか」
と同時に「相手の甘えをどれだけ受け入れられるか」
という意味だと思います。
そして多くの場合、ここで「権力闘争(領土の奪い合い)」が起きる訳です。
この「権力闘争」をずっと続けていて喧嘩が絶えない夫婦もあるでしょうし、
逆にどちらか一方が自分が甘えるのを我慢し続けて、相手の甘えを受け入れ続けて
最終的に爆発したり、爆発できずに精神的に辛くなるケースもあるでしょう。
例えば、
妻「何で育児に協力してくれないの?!
あなたはいいわよね!仕事だけしてれば。
こっちはパートと家事と育児で大変なんだから」
夫「何言ってるんだ?!こっちは仕事で大変で
たまの休みは疲れ果てて何もできない。
家のローンだって子供の塾代だって、
俺の給料があるから払えるんだろ!?」
とまあ、この場合妻は夫に「育児の協力してよ」と甘えてる訳です。
でも、夫がそれを受け入れてくれないから腹が立つ。
逆に夫は「育児は頼むよ」と妻に甘えてる訳です。
でも妻は夫の甘えを受け入れられない・・・。
それじゃあ、いつまで経っても平行線で「権力闘争」は続くでしょう。
或いは、
同様のケースで妻は夫に不満をぶつけず、一人でパート、家事、育児をこなし、
おまけに夫のギャンブル代の借金まで抱えてしまって、必死で我慢してる妻がいる
とします。
そういう場合は、妻は夫の甘えを全面的に受け入れ、夫への甘えは断念している
訳です。
もしそれを続けると妻は不満が募り、やがて爆発するか、心身に異常をきたす事も
あるかも知れません。
もしあなたが配偶者との「権力闘争」に巻き込まれていたり、
「我慢」し続けていると感じているならば、一度「相互依存のバランス」を
チェックして、バランスを取ってゆく事を考えてみるのもいいかも知れません。
<相互依存のバランスを取るヒント>
①あなたが相手に依存している部分を全て書き出す
(例えば生活費を稼ぐ、ローンの支払いからゴミ出し、愚痴を聞いてもらう等迄)
②相手があなたに依存している部分を全て書き出す
(例えば家事・育児、着替えを用意する、女性のいる店に行くのを黙認する等迄)
③「①」と「②」を見直してみて、あなたが相手に依存し過ぎてないか?
逆に相手があなたに依存し過ぎてないか?を考えてみて、
「相手に依存し過ぎてる部分」と「自分の負担になってる部分」に印をつける
④相手の立場に身を置いてみて、自分がもし相手だったとして
「相手に依存し過ぎてる部分」と「自分の負担になってる部分」に印をつける
⑤(自分の立場に戻って)「③」、「④」で印を付けた部分を見返してみて、
「相手に依存し過ぎてる部分」、「相手の負担になってる部分」の中で、
自分ができそうな部分をピックアップする
そしてそれを「今迄やってくれてて有難う!今度からこれは私がするね」と伝え
「自分の負担になってる部分」、「相手が自分に依存し過ぎてる部分」の中で
相手にやってもらえそうな部分をピックアップし、
「その代り、これがちょっと私には負担だったからやってくれない?」と
頼んでみる
※「相手に依存する事」と「依存される事」のバランスを取る事が目的ですので、
自分と相手の立場の両方に立ってみて、「不公平感がなくなる」事
を目標にやってみましょう。
但し相手がそれを受け入れない場合は、こちらも相手があなたに甘えてる部分を
あなたがするのをやめて、バランスを取って行きましょう。
※もしあなたがシングルマザー(ファーザー)ならば
あなたの親や子、兄弟、友人や職場の人達とのバランスを考えてみる
のもいいかも知れません。
#人間関係の悩み(夫婦,恋愛,親子等)のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
最新コラム
- 2026年2月20日ブログ発達障害(ASD,ADHD等)の本当の原因を探る①共通しているものは?
- 2026年2月13日ブログ発達障害(ADHAD=注意欠如多動症)の定義(診断基準)
- 2026年2月6日ブログ発達障害(ASD=自閉スペクトラム症)の定義(診断基準)
- 2026年1月30日ブログ発達障害(ASD,ADHAD等)の全てを解明する

