恋愛/結婚がうまくいかない人へ
恋愛/結婚がうまくいかない人へ
目次
「実家に帰省すると、両親は”良い人居ないの?”とか
”結婚は?”等とプレッシャーをかけてくる・・・。
周りの友人達も次々と結婚してゆくし、私も今年でもう30歳だ。
そろそろ真剣に考えなきゃいけないんだろうけど、出逢いなんてないし
・・・」
「この前、彼と別れた・・・。今度の彼はきっと大丈夫だと感じたのだけど、
結局またモラハラ気質の人だった・・・。
今迄の恋愛でも、最初は優しく見えても付き合ってゆくうちに
モラハラ気質の人だったり、極端に依存的な人だったり、
まともな男性は居なかった・・・。
あ~あ、私は男運が無いのかな?」
私のコラムやブログをお読み頂いてる方の中にも
恋愛や婚活がうまく行かず悩んでおられる方もいらっしゃると思います。
そういった方の中には「ノウハウ動画や本」をご覧になっておられる方
もいらっしゃるでしょう。
先日、
恋愛のお悩みでお越しになったクライアントさんがご覧になっておられる
「こうすれば恋愛がうまくいく!」という動画を10本ほど見せて頂いた
のですが、
「俺は、こうしてうまく行ったから俺の言う通りにしろ!」みたいな
モラハラ的(笑)な動画や
「元〇〇ホステス(ホスト)が教える恋愛がうまくいく女(男)心の掴み方」
等の、
自身の経験が絶対だと信じておられる方の動画が多いのにびっくりしました。
その中でも、比較的マシなものも2~3本はあったのですが、
殆ど全てが心理学的な考察を無視し、独りよがりなものが多いと感じました。
私は、恋愛がうまく行かないのは個々人によって違う原因があって、
そのうまく行かないパターンが繰り返されているからだと考えます。
そこで今回からは、
うまく行かない主な原因を以下、12のタイプに分け、
それぞれの原因と解決のヒントをお書きしてゆきたいと思います。
(どのタイプにも当てはまらない方はお気軽にご相談下さい)
<恋愛/結婚がうまくいかない12のタイプ>
①無意識の抵抗
②愛着の問題(転移等)
③トラウマの問題
④強度の不安
⑤他者不信
⑥自己不信
⑦飽き性
⑧依存(被支配)
⑨支配
➉共依存
⑪相手の気持ちがわからない
⑫コミュニケーションが苦手
次回からは、上記の12のパターンについて、
一つ一つ原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない人へ
①無意識の抵抗(1)原因
そもそもあなたは何故恋愛や結婚にこだわっているのでしょうか?
「一人じゃ寂しいから」
「昔から結婚に憧れがあるから」
「子供が欲しいから」
「安定したいから」
「一人じゃ老後が不安だから」
或いは、
「適齢期になると結婚するのが当たり前だと思っているから」
「両親が結婚や孫の誕生を望んでいるから」
「周りの友人はみんな恋人が居たり、結婚していってる事に焦るから」
・・・等々、それぞれの想いをお持ちだと思います。
ここで、まず気を付けないといけない事は、
自分の中に「恋愛や結婚に反対している部分」が無いか?
を確かめてみる事だと思います。
例えば、
「恋愛や結婚、その先の出産等を想像した時に、
自分にとってのマイナス面や嫌な事は何だろう?」
と自分に問いかけてみましょう。
そして、その答えが
「気を遣いすぎる私は、相手に合わせて行っちゃうと思うから、
同棲とか結婚となると、しんどくなりそう」
「独身の時は時間もお金も自由に使えたけど、そうは行かなくなりそう」
「恋愛⇒結婚となると、今やってる好きな仕事を続けて行けるのかな?
と不安」
「ずっと独り暮らしだったから(実家に居たから)、
たとえ好きな相手でも同棲や結婚してうまく行くのかなあ?」
等のマイナス面が出てきたとすれば、
もしかすると”無意識の抵抗”があるのかも知れません。
と言いますのは、
私が前々から申し上げてる事の中に
「特に敏感な方(感覚過敏や心的過敏を持っている方)は、
心が不安定になり易く、
心を安定させる方向性として3つの方向性、
即ち
①不快刺激のシャットダウン(セロトニン型)、
②快刺激を得る(ドーパミン型)、
③他人との交流を求める(オキシトシン型)
がある」という推測があります。
この推測を踏まえて考えてみますと、
恋愛や結婚等、他人と距離を近づけ過ぎると、
たとえどんなに好きな相手でも
「気を遣う」
「相手がたてる音や声が気になる」
「自分の安らぎや自由が奪われる」
等の不快刺激を被る事になるでしょう。
もしそうであるとすれば、
「①」の割合が多く「③」の割合が少ない人にとっては、
快刺激=一緒に居る心地良さ(「③」)よりも、
不快刺激=一緒に居る居心地の悪さ(「①」が満たされない)
が大きくなってゆくでしょう。
或いは、
自由に自分の思い通りの快刺激を得て安定する、といった
「②」の割合が「③」より多い人にとっては、
恋愛や結婚はある程度は相手に縛られて、
それが満たせなくなる場合も出て来る訳ですから、
無意識は抵抗(反対)すると考えられます。
※まして子供ができると「①」や「②」は尚更満たせなくなるでしょう
それでは、
そういった無意識の抵抗が起きやすいタイプの方は
どうすれば良いのでしょうか?
次回からはその葛藤の解決のヒントをお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
①無意識の抵抗(2)解決ヒント上
前回お書きした様に、
「特に敏感な方は心が不安定になり易く、心を安定させる方法として、
3つの方向性、即ち
①不快刺激のシャットダウン(セロトニン型)、
②快刺激を得る(ドーパミン型)、
③他人との交流を求める(オキシトシン型) を持っている」
と、私は推測しています。
そしてその
3つの”適正”な比率/割合は、個々人それぞれ持って生まれて決まっている
とも考えます。
もしそうであるなら、
恋愛⇒結婚⇒出産がその適正な比率に反している時は、
無意識の抵抗が生じ、恋愛や結婚生活を長続きさせない方向へ傾いたり、
そもそも恋愛や結婚を望まない方向へ無意識が働く事もあると思います。
例えば、
「③」(誰かと親密になる)の比率が少なく「①」(不快を避ける)
や
「②」(快刺激を求める)が多い人は
誰かと親密になると誰にも邪魔されない自分だけの時間/空間や
自分の好きな事を楽しむ自由が妨げられるので、
そもそも恋愛関係や結婚生活を永続させるには不向きな傾向を持っている
と言えるでしょう。
ところが、そういった方の中でも
例えば
「①」の割合が多く「③」が少ない人が
親や周囲から、”結婚しろ”といったプレッシャーを受けた時は、
その不快刺激を避ける為に婚活しようと無理してしまう場合もあるでしょう。
或いは
「②」の割合が多く「③」が少ない人が、
”この人と居れば楽しい!”といった目先の快刺激に目が眩んで(笑)、
結婚して後悔する、という事も起きる可能性があると思います。
それでは、どうすれば良いのか?
今回と次回でその解決のヒントをお書きしたいと思います。
<恋愛/結婚がうまくいかない人へ①無意識の抵抗
(2)解決のヒント上>
A.自分にとっての快/不快の適正比率を知る
例えば、
以下の様な空想をしてみましょう。
「一生遊んで暮らせるお金と時間がたっぷりあって、
しかも何でもできる外見と才能を身につけていて、
家族や周りの人は何をしても反対しないとすれば、
何がしたい?何が欲しい?どうなりたい?」
⇒その”答え”をできるだけ多く書き出してみましょう。
⇒そしてその”答え”から、「①」~「③」の適正比率を割り出しましょう。
例「無人島に別荘を買って、年の半分はそこで独りでダイビングや
クルージングを楽しみ、残りの半年は都会のタワマンで
楽しい仲間と連日パーティーをしたい」
だとすれば、
恐らく
「③」(誰かと親密になる)は「10%」くらいで、
「①」(不快を避ける)は「40%」、
「②」(快刺激を求める)は最も多く「50%」くらいかも知れません。
或いは、
別の人の空想では、
「大きなお家を買って、好きなインテリアを揃え、
好きな人とずっと一緒に家に居てまったりしたい」
だとすれば、
「③」(誰かと親密になる)が「50%」、
「①」(不快を避ける)は「40%」、
「②」(快刺激を求める)は「10%」くらいで事足りるのかも知れません。
次回は、
今回の続きで無意識との葛藤の解決のヒントの後半
をお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
①無意識の抵抗(2)解決ヒント下
B.その適正比率に対してワガママ(正直)になる
前回の「A」でわかった自身の”適正比率”が、
もし生まれ持ったものだとすれば、
それを無視すると心が安定せず後々苦しむ事になる事が多いでしょう。
勿論、
自分の”耐性”の幅を広げるといった成長志向がある人は
多少無理しても構わないかも知れませんが・・・。
ですから、まずご自分の”適性比率”に基づいて、
(1)恋愛関係や婚姻関係を選ぶ/選ばない
(2)相手を選ぶ
(3)工夫してゆく
という事が大切だと思います。
※トラウマや成育環境等から後天的に生じた無意識と意識の葛藤によるもの
は後述したいと思います。そしてその葛藤の解消が成された後でも
無意識の抵抗がある場合は、今回のケースに当てはまると考えられます
(1)恋愛関係や婚姻関係を選ぶ/選ばない
もし、
ご自身に(トラウマや愛着の問題とは関係なく)
「③」(誰かと親密になる)の割合が殆ど無いと感じられた場合は、
恋愛関係や婚姻関係を選ばない、という選択肢も有りだと思います。
但し、
その場合は(特に「①」の割合が大きい人は)
周囲のプレッシャーを跳ねのけるワガママさや、
老後の不安等に屈しない強固な意志が必要になるかも知れません。
(2)相手を選ぶ
自身の「①」~「③」の”適正比率”とは相性が悪い相手が居る筈です。
例えば、
「①」(不快を避ける)は「10%」、
「②」(快刺激を求める)は「40%」、
「③」(誰かと親密になる)は「50%」の人は、
一人でまったりする事を好む相手にはウザがられてしまうかも知れません。
ですから、
相手の”適正比率”をいち早く知っておいた方が良いでしょう。
その為には、
「もし、一生遊んで暮らせるお金と時間がたっぷりあって、
しかも何でもできる外見と才能を身につけていて、
家族や周りの人は何をしても反対しないとすれば、
何がしたい?何が欲しい?どうなりたい?」
等の質問や、
「今迄で一番幸せを感じた場面は?」
等の質問を相手に投げかける事によって、
相手の適正比率を探っておくのが役に立つでしょう。
※これは趣味趣向の一致/不一致を探るのが目的ではなく、
あくまでも適正比率を探る為と考えましょう
(3)工夫してゆく
上記の”適正比率”的には「相性が良くない」と感じた相手でも
好きになったのであれば、そうそう諦める事は難しいと思います。
ならば、工夫をしてゆきましょう。
例えば、
「③」(誰かと親密になる)は「10%」くらいで、
「①」(不快を避ける)は「40%」、
「②」(快刺激を求める)は最も多く「50%」くらいだと感じられた方が、
「③」が多い相手と恋愛/婚姻関係になった場合は、
相手に合わせて一緒に居る時間は取るけれども、
好きなゲームや動画、本等に集中する、
或いは「面白い話をして!」等とワガママさを思い切って最初から出す、
或いはまた、
「友人と会う」とか「趣味の時間は譲れない」等と
理由を作って極力「①」と「②」を満たす時間を作る、等々。
逆に、
「③」(誰かと親密になる)が「50%」、
「①」(不快を避ける)は「40%」、
「②」(快刺激を求める)は「10%」くらいだと感じた方の相手が、
「③」が「10%」で「②」が「60%」くらいあったとすれば、
例えば、相手に自己開示し、
「あなたの趣味や交遊関係はとやかく言わないけど、
一緒に居ない時はこまめに連絡して!」
とか
「一緒に居る時間が少ないのなら、せめてその間だけは
私だけに集中して言葉やスキンシップで私を安心させて!」
とお願いする、等々。
次回からは、
「愛着の問題」によって、恋愛がいつもうまくいかない方
に向けて、その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない人へ
②愛着の問題(1)
「私が選ぶ男性は最初は優しく見えても、
付き合ってゆくうちに、必ずモラハラやDVされてしまう・・・。
いつもこうなってしまうのは、私自身にも問題があるのかな?」
「最初は”タイプだ”と思っていた人でも、親密になればなるほど
距離を置きたくなってしまい、結局自分から身を引いてしまう・・・。
こんなんじゃあ、いつまで経っても結婚できない。」
「私は自分で”尽くす女”だと感じている。
一生懸命相手に尽くすのに、何故か相手が離れてゆく・・・。
押しつけがましくならない様に気を遣っているんだけど、
私ってウザいのかな?」
いつも同じ様なパターンで恋愛や結婚がうまく行かない場合は、
愛着の”問題”が隠れている場合も有ると思います。
以下、
それらの”問題”の代表的な例を挙げてみたいと思います。
<愛着の問題>
幼少期には誰でも不安や不快を自分で処理する事ができません。
ですから、愛情を持って寄り添ってそれらを解消してくれる
安全基地となる親(養育者)の存在が不可欠です。
そうした親(養育者)との間で、
きちんとした愛着関係が結ばれていれば良いのですが、
そうでなかった場合は、
大人になってからも特に恋愛/婚姻関係において
愛着の問題が生じる事も少なく無いでしょう。
どういう事かと申しますと、
幼ない子供にとっての愛着の対象は親等の養育者です。
ですから当然親の愛情や庇護を求める訳です。
ところが、
例えば
気分屋で、すぐ怒鳴ったり手が出たりする母親の許で育った場合は、
愛着の対象は怒鳴ったり暴力的な人で、愛される為の手段は服従する事です。
そして、
その人がパートナーを選ぶ時には「愛着の対象」を選ぶ訳ですから、
無意識的にそんな母親の様なモラハラ/DVチックな相手を選んでしまう
事もあるでしょう。
そしてそんな相手に対して、子供時代と同じように
「服従」(抵抗/反抗せず、逃げもしない)という手段を採り続けるから、
相手のモラハラ/DVが益々酷くなって
気が付くと耐えられないレベルになっていた、という事も起こり得ます。
この、
親とパートナーを同一視してしまう等の、
無意識が誰かを別の人とダブらせてしまう事を「転移」と言います。
(※この「転移」は、殆ど全ての人にとって
重要な人間関係において生じると考えられています)
しかも、
本人の意識では無意識の中で「転移」が起きているなんて
知らない訳ですから、
「何でいつもこうなってしまうんだろう?・・・」
と徐々に絶望的になってゆく事もあると思います。
次回からは、
「愛着の問題」の代表的な”転移の例”を挙げてみたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題(2)転移例A
前回、
「幼少期に、親(養育者)との間できちんとした愛着関係が
育まれていなかった人に、
無意識的にパートナーを親(養育者)とだぶらせてしまう、
といった 所謂”転移”が生じた場合には、
叶わなかった”理想の親像”をパートナーに求め続けたり。
愛着を得る為の不適応的なパターンをパートナーとの間で
繰り広げ続けると考えられる。
それ故、
パートナーとの関係が悪化したり、自身が苦しむ事になる、
という問題が生じやすい」
とお書きしました。
今回からは、
親との関係性によって生じた愛着の問題を”転移”に的を絞って、
いくつかの例をお書きしてゆきたいと思います。
<転移例Aネグレクト的な親>
(1)服従型
「麗子さんは、20代後半のOLです。
彼女が幼い頃は父親は仕事人間で、毎日夜遅く帰って来て
休みもあまりなく、かまってもらった記憶もありませんでした。
そんな父親を母親はののしって、夫婦喧嘩が絶えませんでした。
彼女が小学校に上がった頃から、
母親も夜に飲み歩いたり、(後から考えたらどうやら浮気をしていた様で)
”これでご飯買って食べといて”と食事代のお金をテーブルに置いて、
家を何日も空ける事も増えてきました。
中学生になっていた姉も友達の家へ行ったりしていましたので、
麗子さん独りでカップ麺で夕食を済ませる事も多くなりました。
でも、お母さんが好きな麗子さんは”私がもっと良い子で居れば
お母さんももっと一緒に居てくれる筈だ”と
勉強や家事も真面目に頑張り続けました。
そんなある日、たまたま家に居たお母さんに
”お母さん、お父さんと居る事がしんどかったら、離婚してもいいよ”
と言ったら、
”あんた達が居るから離婚なんてできない”と母に言われ、
”あ~私のせいでお母さんは苦しんでるんだ”と、
”もっともっと良い子にならなきゃ”と誓いました。
そんな辛く淋しい幼少期を過ごした彼女も
高校生の時に初めて彼氏ができました。
ところがその彼氏は麗子さんとの交際よりも友人と遊ぶ事が大事
だった様で、よくデートの約束もすっぽかされる様になりました。
麗子さんは”私に魅力が無いからだ”と思い、
彼の理想の女性になろうと努力したり気を遣ったりしましたが、
結局、彼は離れてゆきました。
その後、2人の男性とも付き合ったのですが、
最初は優しく見えたのに、付き合ってゆくうちに、
自分よりも仕事や遊びを優先する人だとわかって
”やっぱり私なんて何の価値も魅力も無い人間なんだ”と
益々自己否定的になってゆきました。」
(2)闘争型
「一方、麗子さんの姉の陽子さんはそんな両親に反発して、
しょうっちゅう両親に文句を言って、時には喧嘩になっていました。
そして中学生の頃から髪の毛を染めて、
遊び仲間の家を転々とする生活を送りました。
その後、陽子さんが付き合った彼氏は、
ストーカーチックに束縛する相手だったり、
エスカレートしてゆく陽子さんの要求に耐えられず
逃げ出してしまう等、うまく行きませんでした。」
<解説>
上の麗子さんの例の様に、ネグレクト的な親の許で育った場合は、
「現実の親」=かまってくれない、大切にしてくれない
「理想の親」=かまってくれる。大切にしてくれる
と考えられます。
ここで私が思うに
理想的じゃない親を「理想の親」にする為に
「自分が変わる事で親を理想の親に近づける」
というパターンがメインであるタイプの人
と
「(自分は変わらず)相手を変える事で理想の親に近づける、
或いは最初から理想の相手を選別する」
というパターンがメインであるタイプの人
が居るのではないでしょうか?
ここで、
前者を「服従型」、
後者を「闘争型」
と仮に名付けます。
例えば、
「服従型」と思われる麗子さんの場合は
「私なんて愛され大切にされる価値がない」、
「だから私がもっと素敵な女性にならない限りは
今のままでは愛されたり大切にされる筈がない」
という信念ができあがっていると考えられます。
ですから自分が何も変わっていないのに、
愛してくれる男性が現れてもにわかに信じる事ができず、
拒絶してしまうでしょう。
逆に、
「自分をかまってくれない、大切にしてくれない相手」の方が
慣れ親しんでいる訳ですから、
そんな相手を無意識が選んでしまい、
「私がいかに変わって、相手が愛してくれる様に持っていけるか?」
というテーマを子供時代からずっと持ち続けている訳です。
だとすれば、
はなからそんな相手を選んでしまっている訳ですから、
当然大切にはしてくれないでしょうし、
相手の男性も、服従し機嫌を取り続けてくる彼女の事を軽く見たりする
でしょう。
次に
麗子さんの姉の様な「闘争型」のタイプの人は
(自分を変えるのではなく)「相手を変える事によって理想の親に近づける」
又は
「そもそも自分の理想の親に近い相手しか選ばない」
というパターンを持っていると考えられます。
お姉さんの様なタイプの人は
「大切にされて当たり前」
「大切にしてくれない相手を許さない」
という信念を持っていると思われますので、
基本的に無意識は「大切にしてくれる人」を選ぶでしょうが、
時にそれがストーカーチックな束縛男であったりもするでしょうし、
或いは逆に「なんでもっと大切にしてくれないんだ!」
と相手への要求がエスカレートしてゆき、相手が疲弊してしまう
という事も起こり得ると思います。
※1.逃避型の方もいらっしゃると思いますが、ここでは割愛します
※2.転移によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けての解決のヒント
はこの章の最後にお書きします
次回は、
「愛着の問題」による代表的な”転移の例”のうち、
暴力的な親の許で育った場合の例をお書きします。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題(3)転移例B
<転移例B暴力的な親>
(1)服従型
「ユキさんは30代の一児の母である女性です。
彼女が幼い頃、父親は自分の思い通りにならないとキレる人で、
特にお酒が入るとよく八つ当たり的に母親を殴ったり
蹴ったりしてました。
ただ父親は事あるごとにユキさんの事を”俺とそっくりだ”と言うので、
ユキさんは”パパ、大好き!”と上手に機嫌を取っていたので、
彼女が暴力を振るわれる事はなかった様です。
母親はストレスや嫉妬もあったのか、
”お姉ちゃんなのになんで家事を手伝わないの?!”と
ユキさんを怒鳴ったり、
妹とチャンネルの奪い合いになった時には、
”お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!”と怒ったり、
それでも文句を言おうものなら、母親はユキさんに手を上げたりしました。
そんな環境でしたから、
ユキさんは、いつもビクビクして両親の顔色を見ながら暮らしてしました。
そんなユキさんも、
20代半ばの時に友人の紹介で知り合った男性と付き合う事になりました。
話し上手で面白い男性だったので、彼女は”この人なら”と結婚しました。
夫は気分屋の部分がありましたが、
結婚して1年くらいはそれでも幸せを感じていたユキさんでしたが、
出産後くらいから、夫の様子が変わりました。
何かにつけて気に入らないとユキさんに暴力を振るう様になったのです。
でも、彼女は誰にもその事を言わずに我慢して、
”夫を怒らさない様に”と、
いつもビクビク顔色を見ながら子育てを頑張っていました。」
(2)闘争型
「一方、ユキさんの妹のサキさんは”お前の生意気さは母親譲りだ!
お前のツンとした顔を見てるだけでムカついてくる!”
と、父親に暴力を振るわれていました。
ただ、母親はユキさんには厳しかったのですが、
サキさんは母親にぶたれた事は無かった様です。
それでも、母親の決めたルールに反した場合は、
二人共家の外に締め出されるという事はよくありました。
やがてサキさんは”早くこの家から出よう”
と実家から遠く離れた大学へ進学し、家を離れ
大学のサークルで出会った人と結婚しました。
夫は何でもサキさんの事を優先してくれる優しい人でしたが、
旅行や遊びの計画も”君が行きたい所へ行くよ”と自分の意見を
言わない男性で、
夜の営みもサキさんから誘わないと自分から積極的に誘ってくる人
ではありませんでした。
今、丁度結婚2年目ですが、
常に受け身で優柔不断な夫に業を煮やしたサキさんは
”あんたには自分の意志ってものが無いの?!”
”男なら私を引っ張っていってよ!”
等と夫を一方的になじる事が増えてきました。」
<解説>
上の二人の姉妹の様に、暴力的な親の許で育った場合は、
「現実の親」=尊重されず、暴力を振るう恐ろしい存在
「理想の親」=尊重してくれる、優しい存在
と考えられます。
ここで、私が思うに
理想的じゃない親を「理想の親」にする為に、
「自分が変わる事で親を理想の親に近づける」
というパターンがメインであるタイプの人
と
「(自分は変わらず)相手を変える事で理想の親に近づける、
或いは最初から理想の相手を選別する」
というパターンがメインであるタイプの人
が居るのではないでしょうか?
ここで、
前者を「服従型」、
後者を「闘争型」と仮に名付けます。
例えば、
「服従型」と思われる姉の''ユキさん''の場合は、
「私なんて愛され大切にされる価値がない」、
「だから私が相手の機嫌を取り続けない限りは
今のままでは愛されたり優しくされる筈がない」
という信念ができあがっていると考えられます。
だとすれば、
「機嫌を取り続けないと自分をかまってくれない、大切にしてくれない相手」
の方が慣れ親しんでいる訳ですから、
そんな相手を無意識が選んでしまい、
「私がいかに機嫌を取って、相手が愛してくれる様に持っていけるか?」
というテーマを子供時代からずっと持ち続けている訳です。
そうであるなら、
はなからそんな相手を選んでしまっている訳ですから、
当然大切にはしてくれないでしょうし、
相手の男性も、服従し機嫌を取り続けてくる彼女の事を軽く見たりする
でしょう。
そして
「お前が俺の機嫌が悪くさせるんだ!」と暴力を振るったり暴言を吐く
事も出てくるでしょう。
次に
ユキさんの''妹のサキさんの様な「闘争型」''のタイプの人は、
(自分を変えるのではなく)
「相手を変える事によって親を理想の親に近づける」
又は
「そもそも自分の理想の親に近い相手しか選ばない」
というパターンを持っていると考えられます。
サキさんの様なタイプの人は
「尊重されて当たり前」
「私の事を大切尊重してくれない相手を許さない」
という信念を持っていると思われますので、
基本的に無意識は「尊重してくれる人」を選ぶでしょうが、
時にそれが自分の意志を持たず、常に受け身な優柔不断な相手
であったりもするでしょう。
そして、
それはそれで”尊重されてる”とは感じないていないのが
サキさんの例です。
※1逃避型の方もいらっしゃると思いますが、ここでは割愛します
※2転移によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けての
解決のヒントは、この章の最後にお書きします
次回は、
「愛着の問題」による代表的な”転移の例”のうち、
支配的/過干渉な親の許で育った場合の例をお書きします。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題(4)転移例C
<転移例C支配的/過干渉な親>
(1)服従型
「ヤヨイさんは一流大学を出た30歳の研究員。
仕事は優秀で、会社からの評価も高く、
それでいてうぬぼれる事も無い控えめな女性です。
彼女が育った家は代々続く名家で、
母親はその家に女ばかりの長女として生まれました。
母親の家系は学業優秀な人が多く、
母親の伯父や叔父、伯母、叔母、甥等一流大学を出て
医者や弁護士、大学教授等の親戚も多かった様でしたが、
母親は体が弱くて学校を休む事も多く、地元の短大へ進学しました。
そんな家に婿養子として入ったのが父親でした。
ヤヨイさんの子供時代の記憶は、
母親がつきっきりで勉強を見ていて、
教科書の問題を間違うと”何でここを間違うのよ!”と大声で怒ったり
教科書を”バーン”と叩きつけたりしました。
学校のテストでも常に100点を求める母親でしたので、
95点だったとしても
”何で100点取れないの?!間違ったとこを 今すぐ復習しなさい!”
と金切声をあげられました。
父親は母親の言う事に従う人でしたし、
祖母もかばってくれる様な人では無く、
ヤヨイさんは”100点取れない私がと悪い子なんだ”
といつも感じていました。
また、
3つ上に兄が居たのですが、その兄も同じ様にスパルタで勉強させられ、
県外の超有名中学校へ入ったのですが、
燃え尽きてしまったのか、学校へ行けなくなってしまい、
部屋に引きこもった兄の部屋からは壁を叩く音や誰かを罵倒する大声
が聞こえる様になりました。
それでも母親や祖母達の期待を一身に浴びた彼女は
その期待に応え、見事一流大学へ入り、
母親が望む一流企業の研究員となって、
順風満帆な人生を歩み始めました。
そんな彼女に初めて彼氏ができました。
アプリで知り合った男性でしたが、
デートや旅行のプランも全部彼が細かく決め、
記念日には予めお店と打ち合わせをしておいて、
サプライズパーティーをしてくれる様な人でした。
その彼氏は母親のウケも良く
”彼の父親は歯科医で、彼も〇〇大学を出て歯科医なのね!
あなたも子を産む事を考えたら早く決めなさい”
等とプレッシャーをかけてきます。
ただ、
ヤヨイさんは彼と付き合ってゆくうちに段々不安になってきました。
と言うのも、
彼の好みで連れて行ってくれた映画の上映中に、
疲れがたまっていた彼女がついうとうとしてしまっているのがバレてしまい
”こんな面白い映画なのに何で楽しめないんだ!”とイライラされたり、
旅行先でも”もう少しのんびりしようよ”等彼女が言おうものなら、
”ダメだ!僕が決めたスケジュールに遅れてしまう”等と言われたり、
彼に全て合わせて行かないと機嫌が悪くなる事がわかってきたからです。
そんな事が続いて”このままこの人と結婚してやっていけるのか?”
と感じる様になったのですが、
一方では”お母さんの期待に応えなきゃ!”という気持ちとの板挟み
に悩む様になりました。
(2)闘争型
「ヤヨイさんの兄のケンタさんは、中学で燃え尽きて不登校になった後、
通信高へ進学し、コンピューターの専門学校を出て、
今は家を離れて都会で独り暮らしをしながら
システムエンジニアとして働いています。
30歳を過ぎてから、同じ会社の女性と付き合う様になったのですが、
その女性は、アニメの声優の”推し活”に夢中で、
ケンタさんから連絡をしないと何日も連絡をくれる事も無い人で、
デート中も常にスマホをいじってるので、”何見てるの?”と彼が聞いても
”〇〇(推しの声優)のスケジュールをチェックしてる”
等と答えるのみでした。
ケンタさんは”僕に気が無いのかな?”と疑心暗鬼になってきましたが、
デートに誘ったら断ってこないし、
ケンタさんの事が嫌いな様子でもなさそうなので、
別れるに別れられず、その女性とずるすると付き合っています。」
<解説>
上の兄妹の様に、
支配的/過干渉な親の許で育った場合は、
「現実の親」=支配/過干渉的で自分の意志や自由を許されない存在
「理想の親」=干渉せず、自由にさせてくれる存在
と考えられます。
ここで、私が思うに
理想的じゃない親を「理想の親」にする為に、
「自分が変わる事で親を理想の親に近づける」
というパターンがメインであるタイプの人
と
「(自分は変わらず)相手を変える事で理想の親に近づける、
或いは最初から理想の相手を選別する」
というパターンがメインであるタイプの人
が居るのではないでしょうか?
ここで、
前者を「服従型」、
後者を「闘争型」と仮に名付けます。
例えば、
「服従型」と思われる妹のヤヨイさんの場合は、
「私は親の言う通りにして、初めて愛される」
「親の期待に応えられない私は幸せにはなれない」、
という信念ができあがっていると考えられます。
だとすれば、
「言う通りにしないと許さない、愛してくれない相手」
の方が慣れ親しんでいる訳ですから、
そんな相手を無意識が選んでしまい、
「私がいかに言う事を聞いて、相手の期待に応えて幸せになるか?」
というテーマを子供時代からずっと持ち続けている訳です。
そうであるなら、
はなからそんな相手を選んでしまっている訳ですから、
当然自分の要求を聞いてはくれないでしょうし、
相手の男性も、言う事を聞き続ける彼女の事を軽く見たりするでしょう。
そして
「俺の言う通りにしない奴は要らない!」と距離を取られたり
付き合いを絶たれたりする事も出て来るでしょう。
次に
兄のケンタさんの様な「闘争型」のタイプの人は、
(自分を変えるのではなく)
「相手を変える事によって親を理想の親に近づける」
又は
「そもそも自分の理想の親に近い相手しか選ばない」
というパターンを持っていると考えられます。
ケンタさんの様なタイプの人は
「俺にかまうな!」
「放っておいてくれ!」
「自由にさせろ!」
という信念を持っていると思われますので、
基本的に無意識は「その通りの人」を選んでしまっている訳です。
※1.逃避型の方もいらっしゃると思いますが、ここでは割愛します
※2.転移によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けての
解決のヒントは、この章の最後にお書きします
次回は、
「愛着の問題」による代表的な”転移の例”のうち、
過保護.甘やかす親の許で育った場合の例をお書きします。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題(5)転移例D
<転移例D過保護.甘やかす親>
(1)服従型
「ヒロシさんは、地元の市役所に勤める20代後半の男性です。
彼は柔和で年齢よりも若く見られ、
先輩や上司から可愛がられるタイプですが、
少し難しい仕事を頼まれると困ってしまい、すぐに周りの人に頼ってしまう
といった甘え上手な所もありました。
ヒロシさんは、地元で二人兄弟の次男として生まれました。
彼の母親は愛情深い人でしたが心配性で
二人の息子が幼稚園の頃から”忘れ物しない様に”と
カバンの中身を毎日チェックして入れてあげたり、
”息子たちには自分の様に苦労させたくない”という考えから、
息子が欲しがる物は何でも買ってあげたり、宿題等も手伝う様な人
でした。
現在、ヒロシさんは2つ年下の彼女と同棲していますが、
職場での出来事や愚痴も一方的に毎日細かく彼女に話していましたし、
彼女も働いているのに、家事も遊びのプランを立てる事も全部彼女任せ
でした。
彼女は最初はそんな彼の甘えたさんの部分を可愛いらしく感じていた
のですが、
何一つ引っ張っていってくれる部分の無い彼の事を
”頼りなさ過ぎ!”と段々嫌気がさしてきて、
最近では別れ話を口にする事も増えてきました。
思い返せば、前の彼女も
同じ様に彼の頼りなさや依存心の強さに辟易して去ってゆきました。」
(2)闘争型
「ヒロシさんの兄のヒデキさんは、
”ここに居たら自分はダメになってしまう”と、
母親の反対を押し切って全寮制の高校へ進学し、東京の大学を出て、
そのまま東京に残り、中堅の商社に就職しました。
他人に頼らず、独りで仕事を抱えてしまうヒデキさんは、
いつも忙しく、ストレスフルな毎日を送っていました。
ヒデキさんの彼女はクールな女性で、
彼が鬱っぽくなって仕事の話をしようとしても、
”そんな暗い話は聞きたくない!自分で選んだ仕事でしょ?!”
と突き放されるので、
”お前は俺がどうなってもいいのか?!”等と喧嘩になる事も
しばしばでした。
イケメンでモテるヒデキさんは、
今迄何人もの女性と付き合って来ましたが、
”別れるのなら、死んでやる!”と脅されたり、
”私と仕事とどっちが大事なの?”と詰め寄ってくる様な
依存的な女性であったり、
今カノの様にクールな女性ばかりで、
”どいつもこいつも自分の事なっかりでちっとも俺の事を考えてくれない!”
と嘆く日々が続いています。」
<解説>
上の兄弟の様に、
過保護.甘やかす親の許で育った場合は、
「現実の親」=何でもやってくれて、甘えさせてくれる存在
「理想の親①」=何でもやってくれて、甘えさせてくれる存在
「理想の親②」=自主性を尊重してくれて、自立心を養ってくれる存在
と考えられます。
ここで私が思うに
「理想の親」が①のタイプの人は
恋人や配偶者等、親密な関係になる相手に(自分は変わらずに)
「理想の親像①」を求め続けるというパターンがメインであると考えられ、
「理想の親」が②のタイプの人は
恋人や配偶者等、親密な関係になる相手に(自分も変わろうとしながら)
「理想の親像②」を求め続けるというパターンがメインである
と考えられます。
ここで、
前者を「服従型」、
後者を「闘争型」
と仮に名付けます。
例えば、
「服従型」と思われるヒロシさんの場合は、
「僕が好きな人は僕の事を一番に考えてくれて甘えさせてくれるはずだ」
という信念ができあがっていると考えられます。
だとすれば、
「僕の事を一番に考えて!」「甘えさせて!」「何でも許して!」
等と相手への要求がエスカレートしてしまうでしょう。
そしてそうなった時に、
相手がうんざりする
か、
そうしてくれない相手に不満を持ってしまうか?
になってゆく事が多いと思います。
次に
兄のヒデキさんの様な「闘争型」のタイプの人は、
「理想の親像②」を好きな相手にダブらせてしまう(転移)
と考えられますので、
(自分の自立心を養おうとしながら)
自主性を尊重してくれて、自立心を養ってくれる存在を
無意識が選ぼうとするでしょう。
それ故、
甘えを許さない人やクールな人を選んでしまう事が多いと思います。
ところが、
冷たくされ続けると、それはそれで
「俺の事を大切にしろ!」となってしまうでしょう。
何故なら、
「闘争=反発」以前は、「服従=享受」、
つまり
親の過保護を受け容れていた自分が居て、
無意識のその部分では、”大切にされて当然だ!””もっと甘えさせて!”
と感じているからです。
※1.逃避型の方もいらっしゃると思いますが、ここでは割愛します
※2.転移によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けての解決のヒント
はこの章の最後にお書きします
次回は、
「愛着の問題」による代表的な”転移の例”のうち、
依存的な親の許で育った場合の例をお書きします。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題(6)転移例E
<転移例D依存的な親>
(1)服従型
「ノゾミさんは結婚して30年の主婦です。
子供は独立し、自営の夫の手伝いをしながら夫と義母の三人暮らしです。
父親の跡を継いで経営者になったプレッシャーからか、夫は不安定で、
すぐお酒に逃げて、ノゾミさんに”俺はもうダメだ”等と気弱な事を言い、
その度にノゾミさんは夫を励ましたり、なだめたりしながら
経理の仕事だけではなく、資金繰りにまで駆け回る時もありました。
夫の母親も高齢で体調が思わしく無く、それでいてワガママな所があり、
それでもノゾミさんは長男の嫁として甲斐甲斐しくお世話をしていました。
決算が終わって、やっと一息つけた頃に
嫁いでいる娘から誘われて旅行へ行った時に、
”何で私は損な役回りばかりしてるんだろうか?”とふと我に返って
思い悩み始めました。
ノゾミさんが幼い頃の母親は父親からよく怒鳴りつけられていて、
陰でしくしく泣いている事が多く、
そんな母親をかばって父親に文句を言ったら、
逆に父親から折檻された事もありました。
おまけに妹は体が弱く、”お母さんを助けてあげたい”という一心で
妹のお世話も率先してやってきました。」
(2)闘争型
「ノゾミさんの妹のカナエさんは、
最初は”お母さん可哀相”と感じて、姉と一緒に母親を助けよう
としていましたが、
成長と共に身体も健康になるにつれ、
何かをお願いしても”お父さんに聞いてみる”と自分で決めずに、
父親の顔色を窺ったり、
ビクビクして姉に頼り切っている母親の事が次第にうっとおしく感じる
様になり、反抗する様になりました。
やがて
成人したカナエさんは今の夫と巡り合いました。
最初は”引っ張って行ってくれる頼りがいがある人”
と好感を持っていましたが、
結婚生活が長くなるにつれ、”俺の言う通りにしろ!”といった
モラハラチックなワガママさが目に余る様になり、
今は家庭内別居状態で、”子供が成人すれば・・・”と
熟年離婚も頭をよぎる今日この頃です。」
<解説>
上の姉妹の様に
依存的な親の許で育った場合は
「現実の親」=弱くて頼りなく、助けてあげなければいけない可哀相な存在
「理想の親」=強くしっかりして助けてもらえる頼りがいのある存在
と考えられます。
ここで私が思うに
理想的じゃない親を「理想の親」にする為に
「自分が変わる事で親を理想の親に近づける」
というパターンがメインであるタイプの人
と
(自分は変わらず)「相手を変える事で理想の親に近づける、
或いは最初から理想の相手を選別する」
というパターンがメインであるタイプの人
が居るのではないでしょうか?
ここで、
前者を「服従型」、
後者を「闘争型」と仮に名付けます。
例えば、
「服従型」と思われる姉のノゾミさんの場合は、
「親を助けなきゃ愛してもらえない」
「自分の事より親の事を優先して、初めて愛される」
という信念ができあがっていると考えられます。
だとすれば、
「助けなきゃいけない相手、優先しなきゃいけない相手」
の方が慣れ親しんでいる訳ですから
そんな相手を無意識が選んでしまい、
「私がいかに相手を助けたり優先して幸せになるか?」
というテーマを子供時代からずっと持ち続けている訳です。
そうであるなら、
はなからそんな相手を選んでしまっている訳ですから、
当然助け続けなきゃいけない依存的な相手を選ぶ事になるでしょうし、
そうする事で、
相手の依存心がどんどん強くなって自分が苦しくなってゆくでしょう。
(共依存)
次に
妹のカナエさんの様な「闘争型」のタイプの人は、
(自分を変えるのではなく)
「相手を変える事によって相手を理想の親に近づける」
又は
「そもそも自分の理想の親に近い相手しか選ばない」
というパターンを持っていると考えられます。
カナエさんの様なタイプの人は
「私を引っ張ってくれなきゃ困る!」「強く頼り甲斐がある人でなきゃ!」
という理想に基づいて相手を選ぶと思われます。
ところがそうした場合は、
カナエさんの例の様に、
「モラハラ・自己中」な相手に引っ掛かってしまう事もあるでしょう。
或いはそうでない相手であっても、
頼りなさや優柔不断さは許されない訳ですから、
そこを責められた相手は、逃げるか?反撃に出るか?等と
いずれにしても二人の関係性が悪くなる方向へ行く事も多いと思われます。
※1.逃避型の方もいらっしゃると思いますが、ここでは割愛します
次回からは、
「愛着の問題」が根底にある場合の、
転移によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けての
解決のヒントをお書きしてゆきたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題の解決のヒント(1)
前回までにお書きした様に
幼い頃に親等との間に特に”愛着の問題”があった場合、
パートナーの相手と親等とを無意識のうちにダブらせてしまう、
といった所謂”転移”が生じた時に、
二人の関係性がうまく行かなくなって、苦しむ状況になる事がある
と思われます。
では、
今現在そうなってしまって苦しんでいる方はどうすれば良い
のでしょうか?
或いは、
今後、相手との関係性で困らない為にはどうすれば良いのでしょうか?
今回からは、
「愛着の問題」(特に転移)で悩んでおられる方に向けて
その解決のヒントをお書きしてゆきたいと思います。
<愛着の問題(特に転移)の解決のヒント>
①無意識の転移に気づく
(1)パートナーの相手への強い感情を感じる
パートナーの相手への強い感情(怒り/憎しみ・蔑み・悲しみ・哀れみ・
寂しさ・恥・居心地の悪さ、等)が出て来た時に、
それを打ち消すのではなく強く感じ続けてみましょう。
(2)過去に遡ってゆく
それと似たような感情を感じた、一番古い過去の場面(恐らく幼い頃)まで、
イメージの中でタイムスリップしてゆき、どんどん時代をさかのぼって
ゆきましょう。
(3)転移元の相手を突き止める
「これ以上過去には遡れない」と感じた場面にたどり着いたと感じたら
自分が何歳くらいで、どこに誰と居て、何が起きてるか?
をイメージしてみましょう。
例:「私が幼稚園児の頃、お家で父と母が居て、父に殴られて
母が泣いている・・・
私は父が怖かったけどお母さんは私を守るどころじゃない
し・・・」
等々。
(4)その時にできた自他への信念や欲求を割り出す
その時に感じた強い感情によって、
自分がどんな”信念”や”欲求”を持つ様になったか?
を割り出して、書き留めてみましょう。
例:「私は、”お母さんが可哀相”と強く感じて、
”愛する人を助けなきゃいけない”と強く思ったし、
同時に”お母さん、もっと強くなって私を守ってよ”とも思った」
等々。
上記の手順に沿って、
まず今のパートナーを幼い頃の誰とだぶらせているのか?を突き止めて、
”私は彼の事をお母さんとダブらせてしまっているんだ”等と気づく事
ができれば第一段階クリアです。
※イメージが苦手な方は、パートナーの相手との関係性の中で
望んでいないのに繰り返される出来事の裏には、
どんな自分の信念や欲求が隠されているのか?を考えてみて、
自分が子供の頃、それと似たような信念や欲求を抱いていた相手
は誰だったか?を考えてみましょう
次回は、
この続きである「②転移を解除してゆく」方法について
お書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題の解決のヒント(2)
前回お書きした手順に従って、
今の(或いは今迄の)パートナーを自分が幼い頃の誰(親等)と
無意識にダブらせてしまっている(転移)のか?がわかれば、
その転移を意識的に解除してゆきましょう。
<愛着の問題(特に転移)の解決のヒント>
②転移を解除してゆく
(1)無意識に存在する幼い頃の自分に気づく
パートナーを幼い頃の親等と思い込んでしまい、
満たされなかった思いを満たしてもらおうとしたり、
その為に作った信念を曲げる事ができなかったり、
満たされなかった時の強い感情を感じているのは、
”今のあなた”ではなく、無意識の中に存在する”幼い頃のあなた”です。
ですから、
パートナーに対して自動的に出て来る思考や要求、強い感情等は、
「”幼い頃の私”から出て来ているんだ」と意識しましょう。
(2)無意識と意識を区別する
意識(前頭前野)が無意識(大脳辺縁系)に支配されてしまうと、
「今の自分=幼い頃の自分」となってしまい、
無意識から湧き出て来る思考や感情、衝動に巻き込まれてしまい、
制御不能になってしまいます。
ですから、
意識が無意識に呑み込まれない様に、
意識と無意識を区別し、常に無意識を俯瞰で見続ける必要があります。
その為の第一歩として、
無意識の中の自分にもアイデンティティを与える、
即ち名前を付けてあげましょう。
例:「お姉ちゃん」」「小さなミカちゃん」「ヒロ君」等。
(3)”無意識の中の自分”が出て来た時に(意識的に)気づく
例えば、
パートナーと一緒に居る時に、強い怒りを感じたり、
離れている時に強い寂しさが出て来たりする事があるとします。
そういった”自動的に出て来る思考や感情、衝動”等を感じた瞬間に
それは無意識の中の自分が出て来たんだと気づきましょう。
例:「(彼がLINEの返信をくれない時に私の事なんてどうでもいいんだ
と思って、強い寂しさや絶望感が出て来た時に)
あ!今、幼いチエちゃんが出て来た!」等々。
(4)”無意識の中の自分”の転移を(意識が)解除してあげる
上の「(3)」の要領で、無意識の中の自分の”出現”に気づいたら、
”その子”に今の現実を知らせてあげましょう。
例「(幼い時の自分を胸の中に抱いてるとイメージして)
この人(パートナー)はお母さんじゃないよ!
ほら、顔をよく見てごらん。違うでしょ?
背の高さや体形も違うし、声や話し方も違うよね!
だから、この人はお母さんじゃないの。お母さんじゃないのよ。
何故かって言うと、私はもう大人になったの。
あなたは私がいくつになったと思う?・・・・28歳になったのよ!
だから今はお母さんから離れていても平気だし、
この人は私の彼氏なの。
お母さんと違って優しいし、私の事を大切にしてくれるのよ。
だからこの人はお母さんじゃない。お母さんじゃないのよ。
だからあなたを傷つけたりしないよ。」等々。
※無意識の中の幼い自分が出て来る度に”その子”に気づき、
何度も何度も言い聞かせてあげましょう
次回は、
この続きである「③幼い頃の自分(インナーチャイルド)をケアする」方法
についてお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題の解決のヒント(3)
前回お書きした手順に従って、
今の(或いは今迄の)パートナーを自分が幼い頃の誰か(親等)と
無意識にダブらせてしまう、といった所謂転移の解除に慣れてくれば、
幼い頃の自分(インナーチャイルド)をケアしてゆきましょう。
<愛着の問題(特に転移)の解決のヒント>
③幼い頃の自分(インナーチャイルド)をケアする
(1)インナーチャイルドが自分の身体のどこに居るか?を感じる
パートナーとの関係性の中で強い感情を感じた時に、
「この強い気持ちは私の身体のどの辺りにあるかな?・・・
頭?喉?胸?お腹?・・・」と探ってみます。
例;「お腹の辺りがギュッとなってる感じがする・・・
幼いチエちゃんは、お腹の中に居そう」
(2)インナーチャイルドが何歳位で、
どこに誰と居て、何をしてるか?をイメージする
例:「幼稚園児くらいかな?黄色い帽子と茶色の制服を着ている。
リビングでお母さんと居て、いう事を聞かないその子は
お母さんに”いう事を聞かない子はママの子なんかじゃない!”
と怒られて、泣いてる」
(3)インナーチャイルドの感情と信念を感じる
例:「お母さんに見捨てられる・・・という寂しさと恐怖を感じて、
”もっと良い子にならなきゃ!”と決意している」
(4)大人の私として、その子の許へタイムスリップして共感してあげる
例:「チエちゃん、私は大人のあなただよ。
辛かったのに今迄放っておいてごめんね。
こんな私でも許してね・・・
なのにあなたは一人でよく頑張って来てくれたね!
あなたが頑張ってくれたお陰で今の私があるの。有難う!
そして私は今28歳になって
やっとあなたを守れる位、大きくなったの。
寂しかったね、怖かったよね!
これからは私がず~っとあなたの傍に居てあげる。
だからもう大丈夫だよ」
(と、イメージの中でハグや抱っこ、頭ナデナデしてあげる)
(5)インナーチャイルドを”今”の安全な場所に連れて来る
(インナーチャイルドが拒否しなければ)
その子をイメージの中で胸の中に入れて
今の安全な場所まで連れて来ましょう。
そして、
”ここは安全で誰もあなたを否定したり攻撃する様な人は居ない”
とか
”助けたり言う事を聞かなくちゃいけない人も居ない”と伝えましょう
等々。
例:「チエちゃん、良かったら私のお家に来ない?
あなたにつらく当たる人も、”こうしなさい!”って命令する人も
いない場所よ。
そして私はあなたがどんな子でも何をしても、
何ができなくてもず~っと好きで居続けるよ!」
等々。
(6)インナーチャイルドを育てる
インナーチャイルドを”今”の安全な場所に連れてくれば、
我が子を育てる様に、毎朝毎晩「お早う!」「お休み」と言ってあげたり、
しんどそうだと感じたらケアしてあげたり、一緒に遊んであげたり、
誕生日等にお祝いしてあげたり・・・
と常に気にしてあげましょう。
※1.できれば”その子”を感じる度に
何度も何度も繰り返しケアしてゆきましょう
※2.イメージが苦手な人は交換日記の要領で、
大人の私として”その子に”かけたい言葉を書いて、
”その子”として、それへの返事をひらがなで書いてゆきましょう
次回は、
この続きである「④(幼い時に作った)信念を変えてゆく」方法
についてお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題の解決のヒント(4)
前回お書きした手順に従って、
幼い頃の自分(インナーチャイルド)のケアが進めば、
その時に作った”信念”を変えてゆきましょう。
<愛着の問題(特に転移)の解決のヒント>
④(幼い時に作った)信念を変えてゆく
(1)幼い頃に作った”信念”に基づいて生きる事で、その後~今迄
どんな辛い目に遭ってきたか?を思い浮かべる(書き出す)
例:「小学校の時、”良い子でなきゃ”と先生のいう事をきく
優等生をやってたなあ~。でもクラスのみんなから”お前は先生の犬だ!”
っていじめられ、言い返さなかったからどんどんいじめが酷くなって
孤立して凄く淋しかった・・・。
中学の時も自分の意見を言わず、友達のいう事を全部きいてたら、
パシリみたいに便利に利用されてたよな・・・。
3年前、彼氏に浮気をされても何も言わなかったので、
どんどん外遊びが酷くなって、しまいには帰って来なくなって
何日も死にたい程、辛い夜を送っていたよなあ・・・」
等々。
(2)大人の私として、その子の信念を緩めてあげる
例;「チエちゃん、あなが小学生の時に・・・
(と上の「(1)」で書き出したその後の出来事を伝えてあげる)
だから、”良い子でなきゃ!”をやり続けて幸せにはならなかった・・・
そして、あなたを幸せにする事ができなかった、ごめんね。
私はチエちゃんが、良い子であってもそうじゃなくっても大好きだよ!
あなたがどんな子でも私はあなたの味方だよ!
だから、もうこれ以上、我慢しなくてもいいよ、
もうこれ以上、頑張らなくてもいいよ!好きな事していいよ!
そこまで良い子じゃなくてもいいよ!そして一緒に幸せになろうね!」
等々。
※「幼い頃の自分の”信念”が出て来た」と気づく度に
何度も繰り返し伝えてあげましょう
次回は、この続きである「⑤現実の行動を変えてゆく」方法
についてお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
②愛着の問題の解決のヒント(5)
前回お書きした手順に従って、
幼い頃の自分(インナーチャイルド)の”信念”が緩んでくれば、
現実の行動を変えてゆきましょう。
<愛着の問題(特に転移)の解決のヒント>
⑤現実の行動を変えてゆく
(1)幼いころに作った”信念”に反する言動を具体的に書き出す
例:
(信念)
「私の場合”良い子でなきゃ”と”他人を助けなきゃ”が強いと思うので・・・。」
(信念に反する言動)
「彼の仕事の愚痴を聞かない」、
「体形の事を言うのを”やめて!”と言う事」、
「彼にお金を貸さない」・・・等々。
(2)上で書き出したものの中で一番ハードルが低いものから実行してゆく
例:
「私が本当に疲れている時は、
”ゴメン”ちょっとしんどいのでまた今度にしてくれる?」
と思い切って言う、等々。
(3)”幼い頃の自分”が抵抗して実行できない場合
幼い頃の自分に大丈夫な事を伝え、
”その子”が受け容れてくれるところまで落とし込み、
抵抗が無くなってから実行する事が大切だと思います。
例:
(幼い自分)
「怖いよ~そんな事言ったら嫌われるよ~。」
(大人の自分)
「そうだよね!お母さんに自分の意見を言ったら、
凄い怖い顔で怒られたよね・・・。
でも、よく見てごらん!彼はお母さんじゃないんだよ。
お母さんと違って優しいし、私の事を大切にしてくれるんだ。」
(幼い自分)
「でも、嫌われちゃったら怖いよ!断れないよ!。」
(大人の自分)
「じゃあ、”今ちょっとしんどいから悪いけど5分だけしか聞けないけど、
それでもいい?”って言うのはどう?」
(幼い自分)
「5分と言うのは怖いな・・・10分なら。」
(大人の自分)
「わかったわ!じゃあ、”10分だけ”って言うね。」
等々。
次回は、
「トラウマの問題」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
③トラウマの問題
今回は、
幼い頃に受けた虐待や性被害等による「トラウマの問題」によって
恋愛/結婚がうまくいかない方に向けてお書きしたいと思います。
<トラウマの問題>
例:
「A子さんは男性と二人きりになると”恐怖”を感じて、
心臓がバクバクしてきて身体の動きもぎこちなくなってしまい、
逃げ出したくなり、会話もできない状態になってしまいます。
その為、彼氏を作りたくてもできないまま”適齢期”を迎えました。
A子さんは、幼い頃に継父から暴力を振るわれ、
時に”性的な嫌な目”にも遭って、
母親に相談しても取り合ってもらえなかった、という過去がありました。
だから彼女は”これはトラウマから来てるんじゃないか?”
とわかってはいたのですが、
自分ではこの反応をどうする事もできませんでした。」
上の例の様に、
「トラウマ」が原因で異性と親しくなれなかったり、
性的な関係に拒否反応が起きるという人もいらっしゃると思います。
それでも
「恋人が欲しい」「結婚したい」と思っている人は
どうすれば良いのでしょうか?
以下に簡単に解決のヒントをお書きします。
<トラウマの問題の解決のヒント>
(1)トラウマケア
(詳述は避けますが)
EМDR等のトラウマケアは有効だと考えられます。
(必要な場合は必ず専門家からケアを受けて下さい)
(2)無意識の反応パターンを変える
トラウマによってできた無意識の反応パターン(恐怖で凍り付く、逃走、
回避等)を変えてゆく必要があると思います。
そのやり方は前回までにお書きした、
「②愛着の問題の解決のヒント(1)~(5)」をご参照下さい。
次回は、
「強度の不安」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
④強度の不安(1)
今回は、
愛着やトラウマの問題は見受けられないにも関わらず、
「強度の不安」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしたいと思います。
<強度の不安>
例:
「B子さんは幼い頃は甘えたさんで、両親の愛情を受けて育ち、
これと言ったトラウマになる様な出来事もなく、すくすくと育ちました。
ただ、幼い頃から不安が強く、
”忘れ物をしたらどうしよう?”と何度もカバンの中を見直したり、
”運動会の駆けっこで、ビリになったらどうしよう?”
とか
”定期テストで、点数が取れなかったらどうしよう?”等と考えると、
夜もまともに眠れない事も多かった様です。
やがて、
成人した彼女は”彼氏が欲しいな””子供が好きだから結婚もしたいな”
と思いつつも、
”もし、付き合った人がDV男だったら・・・”
とか
”結婚して子ができて幸せを感じている時に地震や事故で愛する人を
失ったら、立ち直れない!”等と言った想像をしてしまうので、
どうしても恋愛に積極的になれませんでした。
そんな中でも、B子さんに好意を持ってくれる男性が現れて
お付き合いする事になりました。
その彼は優しい人で、順調に愛を育んでいました。
ところがそんな或る日、些細な事から喧嘩になってしまい、
イライラした彼の、今迄見せた事のない様な冷たい目ときつい口調
を感じた彼女は、
”あ~・・・この人はきっとDVやモラハラをする人なんじゃないかな?”
と不安が募ってきました。
そして、
彼女は自分でも気づかないうちに次第によそよそしくなり、
二人の関係は破綻しました」
<解説>
上のB子さんの例の様に、
(恐らく先天的・遺伝的に)不安を強く感じるタイプの人は
たとえ愛着やトラウマの問題が無かったとしても
恋愛・結婚・出産・受験・就職等の、自分の選択次第で幸不幸が
大きく左右される様なライフイベントに際して、
より不安が強まると考えられます。
これは心理学的に言いますと「ネガティビティバイアス」と言って、
「誰しもポジティブな情報よりも、ネガティブな情報に注意を向けやすく、
記憶にも残りやすい」といった傾向を持っているからです。
これは生物が生き延びる為には、
ネガティブな状況(捕食者の脅威や食糧の枯渇等)がクリアされない限りは、
楽しさや幸せ等の”快”を感じる事などできない訳ですから、
当然の事と思います。
ところが、
生まれつき不安への感受性が強い人にとっては、
特に人生の重大な局面では、
不安になる要素に常にベクトルを向け続けてしまい、
ちょっとでもその兆候を感じたら、それを回避しようとするでしょう。
それでは、
このB子さんの様に、強い不安を感じ易いが為に、
恋愛や結婚がうまく行かない人はどうすれば良いのでしょうか?
次回は
その解決のヒントをお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
④強度の不安(2)解決のヒント
今回は
前回お書きしたB子さんの様に、
強い不安を感じ易いが為に、恋愛や結婚がうまく行かない人に向けて
その解決のヒントをお書きしたいと思います。
<強度の不安で恋愛/結婚がうまくいかない人の解決のヒント>
①不安と対峙する
(1)出て来た不安が的中すれば、最悪自分はどうなっちゃうか?
を掘り下げてゆきます
例:
「彼氏がDV男だとすれば?」
(だとすれば最悪どうなるか?)
⇒「最悪、暴力を振るわれる」
(だとすれば最悪どうなるか?)
⇒「命を取られてしまうか、逃げる気力を失って奴隷の様になってしまう」
(2)そうならない為に自分ならどうするか?を考えましょう
例:
「そうならない為に・・・彼が手を挙げてきたら、すぐに離れよう!」
(でも、最悪ストーカーだったら?)
⇒「警察に相談しよう!」
(それを逆恨みされて復讐に来たとしたら?)
⇒「彼が知らないお姉ちゃん宅へ避難しよう!」
等々。
②安心・幸せの未来を想像する
(1)安心の材料集め
不安になる材料集めではなく、その反対の材料を沢山集めましょう。
例:
「彼は優しい。
並んで歩く時は私を歩道側を歩かせるし、
私の荷物が多い時はすぐ気が付いて持ってくれる。
彼は動物にも優しく、
ペットが亡くなった時の話をしている時に涙ぐんでた。
でも感情的なところもあるので、
気になって”ねえねえ、子供の頃カッとなって友達を殴ったり
してたんじゃないの?”
と冗談めかして聞いてみたら、
”俺は人を殴れないんだ・・・”と言ってた。」
等々。
(2)素晴らしい未来の想像
「ある日突然不安が無くなったとすれば、
どんな素晴らしい未来にしたい?」
と自分に問いかけて、
その”未来”を細かく想像してみましょう。
例:
「今、気になってる男性と付き合って、彼は優しく頼りがいがあって、
ユニバでデートして・・・
私の好きなアトラクションで二人共大はしゃぎして、
美味しいランチを食べて、
大きなスヌーピーのぬいぐるみを買ってもらって・・・」
それを
”今ここ”で起きているかの様に、
お互いの声や音楽、景色、感覚、味・匂い、触った感触など、
リアルに感じるところまでイメージしてみましょう。
③無意識と意識を区別する
「”私”は彼氏が欲しい」
とか
「”私”は結婚したい」
という時の”私”は意志・意識(前頭前野)であり、
「でも不安がどんどん出てきてしまう」のは
無意識(大脳辺縁系)の働きだと考えられます。
この時、
意識が無意識に支配されてしまうと
「私=不安」となり、
無意識から湧き出て来る不安に巻き込まれてしまい
意識では制御不能になり、
自分の力ではどうする事もできなくなってしまいます。
ですから、
意識が無意識に呑み込まれない様に、
意識と無意識を区別し、常に無意識を俯瞰で見続ける必要があります。
その為の第一歩として、
無意識の中の自分にもアイデンティティを与える、
即ち名前を付けてあげましょう。
例:「不安ちゃん」「怖がりちゃん」等。
④無意識の中の自分”が出て来た時に(意識的に)気づく
例えば、
ふと何かを考えたり、何かの出来事があった時等、
何らかの刺激によって不安が出て来たとします。
そういった”自動的に出て来る思考や感情、衝動”等を感じた瞬間に
それは無意識の中の「不安ちゃん」や「怖がりちゃん」が出て来たんだ
と気づきましょう。
⑤”無意識の中の自分”を安心させる
「不安ちゃん」や「怖がりちゃん」が出て来たと気づく事ができれば、
上記の「①」を使って、
「最悪、もしそんな事になっちゃったら、〇〇するから大丈夫」
とか
「そうならない様に〇〇するから大丈夫」
等と何度も言ってあげましょう。
⑥不安に向いてるベクトルを少しずらす
「不安ちゃん」や「怖がりちゃん」が出て来た!と気づく事
ができる様になれば、
アラームやタイマーをセットし(例えば30分)
アラームが鳴るまでは、上の「⑤」の要領で、
その子達の相手をしてあげましょう。
そしてアラームが鳴ったら、
その子達に「ちょっと休んどいてね!」等と言ってあげて
上の「②」を実行して、
「幸せ・安心」の方向へベクトルをずらしましょう。
※「幸せ・安心」を五感で感じる事ができる様になれば成功です
※不安が出て来る度に、上の「①」~「⑥」の手順を繰り返しましょう
次回は、
「自己不信/他者不信」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑤自己不信/他者不信
今回は、
「自己不信/他者不信」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしたいと思います。
<自己不信>
「私なんて、顔もスタイルも良く無いし、性格も暗めだし・・・。
だから男性経験も無いし・・・
こんな私を好きになってくれる人なんて居るわけない!」
いつもそんな風に感じて、
出会いを求める事を怖れたり、
折角素敵な出会いがあっても、積極的になれなかったり、
自ら引いてしまう人も居ると思います。
勿論、
生まれた時から「私なんて・・・」等と思っている赤ちゃんは居ない
訳ですから、
①幼い頃、親等との間で「愛着の問題」があり、
傷ついたインナーチャイルドがそう思い込んでしまっている
か、
②誰かに傷つけられた経験がトラウマになって、
そう思い込んでしまったか
のいずれかだと思います。
(特に生まれつき敏感な人は、ちょっとした事でも
容易にトラウマになります)
<自己不信解除のヒント>
上の「①」の場合は、
2月9日からお書きしました
「恋愛/結婚がうまくいかない②愛着の問題の解決のヒント(1)~(5)」
がヒントとして役に立つと思います。
また上の「②」の場合は、
それプラス2月21日にお書きした「トラウマの問題」もご参照下さい。
<他者不信>
「きっと彼は私より他の女性を好きになるに違いない」
「どうせこの人は私の事なんて大切にしてくれない」
他者不信も自己不信と同様に、
①幼い頃、親等との間で「愛着の問題」があり、
傷ついたインナーチャイルドが、そう思い込んでしまっている
か、
②誰かに傷つけられた経験がトラウマになって、
そう思い込んでしまったか
或いは
③今のパートナーや異性を
幼い頃の身近な誰かとダブらせてしまっている(転移)
のか、
のいずれかだと考えられます。
<他者不信解除のヒント>
だとすれば、
これも2月9日からお書きしました
「恋愛/結婚がうまくいかない②愛着の問題の解決のヒント(1)~(5)」
と
2月21日にお書きした「トラウマの問題」
が他者不信を解除するヒントとして役に立つと思います。
次回は、
「飽き性」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑥飽き性
今回は、
「飽き性」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしたいと思います。
<飽き性の人の例>
例:
「C子さんは30代の魅力的な女性ですが、何故か恋愛がうまく行きません。
一人の男性と何年も続く事が無く、
時には同時並行で2~3人と付き合っていた事もありました。
以前結婚していた時も、夫は優しく穏やかな人でしたが、
C子さんはすぐに浮気に走ってしまい、
結局それがバレて別れる事になってしまいました。
”私は恋愛依存なのかなあ~・・・
このままじゃあ、歳取ってから淋しい人生になるのかも・・・
それは嫌だなあ~”と思い悩んでいます。」
<解説>
以前からお書きしております様に、
私の推察では
「持って生まれて自分にとっての快/不快といった刺激に対して敏感な人は
心が不安定になり易い。
そして安定させる方向性としては、主に
①不快刺激のシャットアウト(セロトニン型)
②快刺激を求める(ドーパミン型)
③他人との交流を求める(オキシトシン型)
の3方向があり、個人によってその適正比率は決まっている」
と考えています。
もしそうだとすれば、
色々なストレス(不快刺激)に晒された時、
特に「②」(次に「③」)の比率が高い人は
快刺激を必要とするでしょう。
ところが、
快刺激を満たしてくれないパートナーや満たされない環境に置かれた場合、
或いは
”慣れ”が生じて来た場合は、当然受ける刺激が減少しますので、
自ずと刺激をより多くもたらしてくれる対象へ移行するでしょう。
※因みに「恋愛依存」は特に「③」(次に「②」か「①」)の比率が高い人が、
それが満たされていないと感じた場合に生じる事が多いと思いますし、
特に「②」(次に「③」)の比率が高い人が
それが満たされないと感じた場合で、
それの満たし方が「性的な行為」に集中した場合が「性依存」
だと思います
次回は、
「飽き性」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けて、その解決のヒントお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑥飽き性の解決のヒント
今回は、
「飽き性」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてその解決のヒントをお書きしたいと思います。
<飽き性によって恋愛/結婚がうまくいかない人の解決のヒント>
①自分にとっての”快(刺激)”を書き出す
例:
(独りで満たせる快刺激)
「グルメ、ショッピング、旅行、メイク・ファッション、ゲーム」
(相手に満たしてもらう快刺激)
「愛情表現、褒めてもらう、面白い話、サプライズ、
ドライブに連れてってもらう」
等々。
②”快刺激”を満たす為の自分側の工夫
上の「①」で書き出した
一人で満たせる快刺激をできるだけ実行してゆく
③”快刺激”を満たす為の相手側への要請
上の「①」で書き出した
相手に満たしてもらう快刺激を相手に頼んでみる
例:
「”好きだよ!”って言ってくれたら安心するからできるだけ言ってね!」
「私は褒められて伸びる子だから、できるだけ褒めてね!」
「私と会う時は何でもいいから面白いネタを繰って来てね!」
「月に1度は、サプライズして私をビックリさせてね!」
「そして私が行きたい所へドライブへ連れてってね!」
※一方的に自分の要求だけを言うのはフェアではないと思いますので、
相手の要求も聞いてあげましょう。
但し、その中でも”自分にとっても快刺激”が得られるもの
(少なくとも不快でないもの)を実行してゆきましょう
④自分にとっての今の”不快刺激”を書き出す
例:
(個人的な不快)
「バイト先の店長がムカつく」
「髪の毛のセットが決まらない・・・評判の美容院へ行きたいけど、
お金が無くて我慢しなきゃならない」
(相手に対する不快)
「彼氏は、上司がパワハラチックな人みたいで、
会うといつも職場の愚痴ばかりを言ってくる・・・
私にはどうでもいい話で、つまんない!」
「デートのコースのプランは彼が決めるんだけどワンパターンで、
おまけにスケジュールを詰め込み過ぎて自由が無いし面白くない!」
⑤”不快刺激”を減らす為の自分側の工夫
例:
「バイト先の店長にこちらの要望を伝えて、
それでも尚ムカつくのであれば時給の良い別のバイトを探す」
⑥”不快刺激”を減らす為の相手側への要請
例:
「彼氏に”その上司のパワハラを面白いネタにして私に話して”と要望する」
「彼氏に”今度のデートのプランは私が決める!
でも思い付きで振り回すかも知れないけど、我慢してね!・・・
だって私もいつもあなたに合わせて我慢してるんだから!”と伝える。」
等々。
※一方的に自分の要求だけを言うのはフェアではないと思いますので、
相手の要求も聞いてあげましょう。
但し、その中でも”自分にとっても快刺激”が得られるもの
(少なくとも不快でないもの)を実行してゆきましょう
次回からは、
「依存」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けて、その解決のヒントお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑦依存型
今回からは、
「相手への依存」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしたいと思います。
<相手への依存によって恋愛/結婚がうまくいかない人の例>
例:
「A子さんは20歳の女子大生です。
友達は多いのですが、
悩み事があると、すぐ友達やお母さんに話して慰めてもらい、
また寂しがり屋で、
友達と一緒でないと独りではカフェやトイレにも行けません。
でも、そんな彼女の事を友人達は好意的に見てくれていて
”A子の甘えたさんの所が可愛い”と思ってくれる友人も居ました。
そして彼女は彼氏にも
”ねえ・・・寂しいからもうちょっと一緒に居よ?”
とデートの後に駄々をこねたり、
社会人の彼氏が
”今度の休みは大事なプレゼンの準備をしなきゃいけないから会えない!”
等と言おうものなら、
”仕事と私とどっちが大事なのよ!”と拗ねたりしました。
そんな彼女の”ワガママ”に次第にうんざりしてきた彼氏は
彼女と徐々に距離を取っていきました。」
<解説>
上のA子さんの例では、
母親や友人、彼氏を””安全基地”と認識している点から
幼い頃の愛着形成は成されていると考えて良いでしょう。
ただ、
その次の段階で必要とされる愛着の内在化(内的作業モデルの確立)
という点では、疑問が残ります。
特に、自己慰撫力や感情の耐性、
つまり
自分の感情等の自律神経系を「自動調整」(自分独りで落ち/着く)する能力
が、あまり身についていないと考えられます。
ですから、
寂しさや不安等が生じた時に、自分で自分の機嫌を取ってあげる事ができず、
他人に調整してもらう必要が出てきてしまい、
それを彼氏が鬱陶しがる、という構図が出来上がります。
安定型の愛着をもたらす親は、
ストレスから子供の興奮が高まったら、安心を与え落ち着かせたり、
逆に子供の気分が落ち込んでいる時は、気分転換させたり元気づけたりして
活力を取り戻そうとします。
こういった、子供の自律神経系(感情等)の調整をする事を
「相互調整」(他者によって落ち着く)と言います。
そして、
こういった感情と身体の体験を繰り返してゆくと、
それが潜在的な手続き記憶となり、
子供の脳の右眼窩前頭前野の発達が促進され、
自己慰撫力や感情の耐性、
つまり
「自動調整」(自分独りで落ち/着く)する能力が身について来る
と考えられています。
ところが、
①親の愛情が深すぎる為に、
子が大きくなってもずっと「相互調整」を続けた場合
或いは
②子がいくつになっても親離れできずに、
「自動調整」する能力が身につかなかった場合
(恐らく子が極端な感覚過敏を有していると、
そこから生じる情動に圧倒されるから
独りでは難しくなるのではないか?と私は考えています)、
等は、
いずれも右眼窩前頭前野の発達が遅れる等の理由によって、
「自動調整」する力が不足して依存的になるのでは?と思います。
次回は、
「相手への依存」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けて、その解決のヒントお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑦依存型の解決ヒント
今回は、
「相手への依存」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けて、その解決のヒントお書きしたいと思います。
<相手への依存によって恋愛/結婚がうまくいかない人
の解決のヒント>
①「自分」と「自分の中の甘えたちゃんや寂しがり屋ちゃん」
を分ける
「私=淋しい」
とか
「私は彼氏が居ないとやっていけない」
等と感じているとすれば、
自分ではどうする事もできなくなり、相手に頼るしかなくなります。
ですから、
「私」(前頭前野)
と
「私の中の”甘えたさん”や”寂しがり屋ちゃん”」(辺縁系)
を区別してゆく訓練が必要だと思います。
②二者を区別してゆく訓練1
我慢せずに、今迄通り相手に甘えたり、駄々をこねたり、拗ねたり
を続けます。
但し、
「お~っと!今、甘えたちゃんが出て来た」
とか
「私の中の駄々っ子ちゃんが大泣きして彼の手を離さない」
「私の中の拗ねるちゃんが口を尖がらしてる!」
等と
「私」と「私の中の子達」を区別する練習をしてみましょう。
③二者を区別してゆく訓練2
「①」がある程度できる様になれば、
次に
「私の中の子達」の感情や思考、発する言葉や行動を
逐一(心の中で)実況中継してゆきましょう。
例:
「あ!今、”寂しがり屋ちゃん”が出て来ました!
すると”独りの部屋に帰りたくない”と”駄々っ子ちゃん”が出て来て
駄々をこねていま~す!
彼氏は困った表情で
”ごめん、俺明日早番なんで帰らなきゃいけないんだ”と言ってます。
でも”甘えたちゃん”が、
”え~帰るの嫌だな・・・ねえ、今晩だけ一緒に付き合って・・・”
と、涙目になって彼氏の腕を離しません!」
等々。
④他者の視点を取り入れる
上の「③」の実況中継に慣れてくれば、
”寂しがり屋ちゃん”や”駄々っ子ちゃん”、”甘えたちゃん”等の
”自分の中の子供達”に
「お母さん(や親友等)なら、どう言って落ち着かせてくれるだろうか?」
と考えてみます。
例:
「え~っと、お母さんなら”私が一緒に居てあげるから大丈夫よ!”
と言って抱きしめてくれるかな・・・。
そして、私の大好きなプリンを出してくれるかな?・・・。
親友の順子なら・・・
”あんまりしつこくすると前彼みたいにウザがられて
別れる事になっちゃうよ!・・
あの時のA子は死ぬほど辛そうだったよね!
私はA子のそんな姿をもう見たくないの。
今彼が好きだったら、彼の事も考えてあげて!・・・
そうすればきっと彼もA子の事をもっと好きになるから。
明日もあさってもまた彼と会うんでしょ?・・・
私から見たら彼もA子の事が好きだと思う。
結婚式には呼んでね!(笑)”って言うかな?」
等々。
⑤”自分”が”自分の中の子供達”の感情調整をする
上の「④」ができれば、
母親や親友等が言ってくれるだろう言葉やしてくれるだろう事を
自分が自分の中の子供達の親になったとして、
言ってあげたりしてあげる。
※上の「例」だと、
母親や親友等がが言ってくれるであろう言葉を
”自分の中の子供達”言い聞かせて、
ハグしてあげたり、プリンを買ってあげる、等
次回からは、
「被支配」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けて、その解決のヒントお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑧被支配
今回からは、
相手の支配から抜け出せないといった「被支配」
の状態に陥り易いが為に、
恋愛/結婚がうまくいかない方に向けてお書きしたいと思います。
<被支配よって恋愛/結婚がうまくいかない人の例>
例:
「B子さんは2児の母である専業主婦です。
夫は自分の思い通りでないとキレる人で、
”この前も言っただろ!なんでワイシャツにアイロンをあててないんだ?!”
とか
”昨晩は早く寝ようと思ったのに、チビの夜泣きで眠れなかった!!
お前は子供を寝かしつける事もできないのか?!!”
等と、
夫は所謂モラハラ男で、時には物を投げられたり、
突き飛ばされて怪我をさせられた事もありました。
最初の頃は、言い返そうとしましたが、
”言い訳をするな!!”と怖い顔で怒鳴られたので、
今は夫の機嫌を損ねない様に、毎日”ゴメンなさい”と謝ってばかりいます。
そんな毎日でしたから、B子さんは離婚も頭によぎるのですが、
”お金の面でも自分独りで子供二人を育ててゆく自信が無い・・・”
と我慢の日々を過ごしています。」
<解説>
上のB子さんの例では、
”暴君”とみなされるモラハラ夫に対して、
闘う事も逃げる事もできず、無意識が凍り付きや服従といった
防衛戦略を採り続けていると考えられます。
そして、
この様な防衛戦略を採り続けている原因として、
以下の2つが考えられます。
①幼い頃の養育者や年長者(兄・姉・親戚・教師・コーチ・先輩等)から
トラウマチックな攻撃を受けてその相手を夫にダブらせてしまっている
(転移)
②トラウマになる様な出来事が無くても、遺伝的に生まれつき
大きな声や他人が怒っている表情、怒られる事等の不快刺激に対して
超敏感である為に、逃げたり戦ったりできない様な
幼い頃の防衛反応がそのまま持続され続けている
(※その両方が合わさっている場合もあります)
特に学校や職場等の”他の相手”になら
言い返したり距離を取る事ができるのに、
何故か恋人や配偶者にはそれができないとすれば、
「①」の転移の可能性が高いでしょう。
ただ、このB子さんの場合は、
「夫と別れた後の不安が強い」=不安・不快への過敏さ
「(独りで子を育ててゆく自信の無さ)」=逃げたり戦ったりの経験が乏しい
と想像できますので、上の「②」による所が大きいのでは?と感じます。
次回は、
「被支配」によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けて、
その解決のヒントお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑧被支配型の解決ヒント
今回は、
相手の支配から抜け出せないといった「被支配」
によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けて、
その解決のヒントお書きしたいと思います。
<被支配によって恋愛/結婚がうまくいかない人の解決のヒント>
①転移の解除
もし、
転移が疑われる場合は、2月9日~お書きしました
転移の解除の方法を使ってみて下さい。
②恐怖・不安の減少
(1)相手への恐怖の減少
相手の恐怖によって支配されている場合は、
その恐怖を感じる事を緩和する事がまず大切だと思います。
その一つの具体策として、
「相手がどんな声や脅し文句で、或いはどんな怖い表情を作って
モラハラして来るか?」を予想してゆきましょう。
例:
「きっとあのモラハラ夫は、私があいつの思い通りに動かない時に
ヤクザ映画の高倉健の相手役の人みたいになりきって、
眉間にシワを寄せて眉毛を吊り上げて、
ドスを聞かせた大声で怒鳴りつけて来るだろう」
(予想通り夫が怒鳴りつける)
(ほら、思った通りだわ!
でも、お前みたいな華奢なチビはエキストラにも使ってもらえないわ)
通常、
B子さんが置かれている様な状況では、
「夫を怒らせない様に」と常に気を遣っているのに、
意に反して怒ってくるといったギャップが恐怖に拍車をかけている筈です。
(特に敏感な人にとっては、
ギャップ=強い刺激⇒ショック/パニックとなります)
ですから、
相手の反応の予想精度を上げてゆき、「想定内」にする事
ができればショックやパニックを軽減できるでしょう。
(2)自分の未来の不安の減少
不安は「〇〇になったらどうしよう?・・・」で止めてしまうから
グルグル廻り続けます。
ですから、
不安と向き合って”最悪の事態”を想定し、
それを避ける為に自分ができる事と自分が持っている資源
(助けてくれそうな人や行政)に意識を向けてゆきましょう。
「夫と別れたらお金の面でも自分独りで子供二人を育ててゆけないのでは?」
という不安に対しては、
「本当にそうなのか?」を調べて検証してゆきましょう。
例:
「もし別れたら・・・調べてみたら夫の収入からすると養育費は月〇万円、
実家(母子寮?)に住み、子を保育園に預けられたとして、
私がフルタイムで働けば、月〇万円の収入+母子手当が〇万円・・・。
でも、あいつ(夫)の事だから途中から養育費を払わなくなる可能性がある
・・・。
そうなったら私学の学校とか塾や習い事へ行かせるのは無理っぽい
・・・。
兎に角子供達には我慢を強いてしまうけど、
大学を望むならば奨学金を貰うしかないかな?・・・
でも
恥ずかしいけど親の援助も受けたら、何とか親子三人生きてはゆけそう。」
(3)不安・恐怖のケア
不安・恐怖のケアについては、
2月26日にお書きした
「恋愛/結婚がうまくいかない④強度の不安(2)解決のヒント
をご参照下さい。
③戦う/逃げる戦略へのシフト
今迄が
「凍り付く/服従する」といった無意識の戦略によって、
相手の支配がエスカレートして来たのであれば、
少しずつ「戦う/逃げる」戦略へとシフトしてゆきましょう。
例:
(1)相手の良心に訴える作戦
「あなたの言う通りにできない私が全て悪いの・・・消えてしまいたい!」
等とがっくりとうなだれて自室にこもる。
(2)説教してもらう作戦
相手の親や共通の知人などの理解が得られれば、
その人から夫に言ってもらう
※但し(1),(2)共に、相手の立場に立ったり、自分を省みるといった
”想像力”が欠如している相手(暴言/暴力をした後に謝らない相手)
の場合はヤブヘビになったり難しいと思います
(3)戦う為の味方を作る
親や弁護士やカウンセラーに相談して味方を作る
(4)戦う為の証拠集め
相手の暴言や暴力をいざと言う時の証拠として、
録音(録画)したり日記に付けてゆく。
※暴力を振るわれて怪我をした場合は、必ず医者へ行って診断書をもらい、
同時に怪我の箇所の写真を撮っておきましょう
次回からは、
「共依存的な傾向」によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けて、
その解決のヒントお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑨共依存的な傾向
今回からは、
自分を犠牲にしてでも相手を助けてしまうといった「共依存的な傾向」
によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けてお書きしたいと思います。
<共依存的な傾向によって恋愛/結婚がうまくいかない人の例>
例:
「C子さんは、シングルマザーの母親の許で育ちました。
彼女は幼い頃から純粋でとても優しい子で、幼い妹の面倒を見たり、
言われなくても掃除や料理を作ったりと母親を助けてきました。
学校でも、いじめられて仲間外れにされた子と友達になったり、
クラスに馴染めずにいつも淋しそうにポツンと独りで居る子に
積極的に声を掛けたりしていました。
恋愛でも、どこか寂しそうな影がある人に魅かれたり、
”可哀相”な生い立ちを聴いてしまうと放っておけなくて、
いつのまにか付き合う事になっていたという事が多かった様です。
”今彼”も壮絶な子供時代を過ごした様で、同情から恋に落ちてしまいました。
彼はトラウマを抱えてまともに働く事ができず、
その辛さを紛らわす為にお酒や女遊び、ギャンブル等にはまってしまう、
という事でした。
C子さんはそんな彼を不憫に思い、給料の半分近くを彼に渡し、
彼の散財を咎めるどころか、愚痴の聞き役、慰め役を担ってきました。
ところが、彼の散財は次第にエスカレートしてゆき、
C子さんは消費者金融に手を出し、多額の借金を抱える様になりました。
周りの友達からは”彼氏と別れた方がいい”と言われても
”私が彼を見捨てたら、彼の味方が居なくなってしまう”といった
C子さんなりの強い正義感から別れる事ができずに、ずるずると来てしまい、
最近では、彼女自身もうつっぽくなってきて、限界を感じています。」
<解説>
上のC子さんの例では、
彼女は「他人を助ける事に依存している」、即ち「共依存」の傾向が強い
と考えられます。
それでは、
彼女は何故そういった強い傾向を持つ様になったのでしょうか?
私の考えでは、
①生まれつき(恐らく遺伝的に)自分の快/不快(感情)に敏感であり、
しかもそれと同等かそれ以上に 相手の快/不快に対してとても敏感
である
②相手の為にやった事で報酬(例えば褒められた等)を得た経験をした
または
③相手の為にしなかった事で罰(例えば怒られた、悲しい顔をされた等)
を受けた経験をした
(或いは「②」と「③」の両方)
例えば、
C子さんの場合は、
妹の世話をし、家事を手伝った事を
母親から「有難う!本当にあなたが居てくれて助かるわ!」と
満面の笑みでハグされたとすれば、
自分の快/不快に敏感な子は強い快感情(報酬)を得るでしょうし、
同時に相手(母親や妹)の快感情にもとても敏感であれば、
そこからも強い快感情を得る、
といった二重の報酬が得られる訳です。
逆に、
妹の世話をしないとか家事をしていないとみなされて、
母親に文句を言われたたり、がっかりされたとすれば、
自分と相手の不快感情、即ち二重の罰を受けてしまう訳です。
そして、
それらの「報酬」や「罰」がその傾向に拍車をかけてゆき、
特に「報酬」を得られる相手に無意識に魅かれ、
報酬を得る/罰を避ける事を繰り返してゆくうちに
(共)依存状態から抜け出せなくなるのだと考えられます。
次回は、
「共依存的な傾向」によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けて、
その解決のヒントお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑨共依存的傾向の解決ヒント
今回は、
自分を犠牲にしてでも相手を助けてしまうといった「共依存的な傾向」
によって恋愛/結婚がうまくいかない方に向けて、
その解決のヒントお書きしたいと思います。
<共依存的な傾向によって恋愛/結婚がうまくいかない人
の解決のヒント>
①長期的な視点を持つ
前回お書きしたC子さんの様に、
自分を犠牲にしてでも相手を助けてしまうといった「共依存的な傾向」
を持っている方は、
持って生まれて自分の快/不快(感情)に敏感であり、
しかもそれと同等かそれ以上に相手の快/不快に対してとても敏感である
と考えられます。
それでは、
何故そこまで愛情豊かで慈悲の気持ちが強い人が
自分も相手も苦しくなる方向へ進んでしまうのでしょうか?
恐らくそれは
「(自分や相手にとっての)”今の”不快刺激を取り除き、
”今の”快刺激を得よう」といった、ごく短期的な視点しか持たないから
だと思います。
だとすれば、
意識的に「長期的な視点」、特に自分と相手にとっての長期的な”不快”
を想像してゆく事が大切であると思います。
<具体策の例>
「相手とのこの関係を今のまま続けて行くと、
相手と自分は”最悪”どうなってしまうだろうか?」
と自問し、その”答え”を書き出してゆく
例:
「このまま私がお金の援助を続けると私が破産し、
彼も散財をやめる事ができず、他からお金を借りて返せなくて破産する
だろう。
そして、
自分の力では稼いだり生活できない様な廃人に なっちゃうかも?」
次に
「本当に相手や自分の幸せを考えた時、じゃあどうすれば良いのだろうか?」
と自問し、その”答え”を書き出してゆく
例:
「彼が廃人にならずに立ち直る為には、
心苦しいけど、お金を渡すのはやめてゆこう・・・。
そして、彼が自立へと向かえる方向で応援してゆこう」
等々。
②自分の快/不快の強化
共依存的な傾向をお持ちの方は
自分の快/不快(感情)よりも相手のそれを優先してしまう、
と考えられますので
(相手との関係で生じる感情を切り離して)自分自身の快/不快(感情)を
優先する様に意識してゆきましょう。
<具体策の例>
まず、
(相手との関係で生じる感情を切り離して)”自分の快/不快(感情)”
を書き出してみる
例:
「私のお金を自由に使えないのは不快だ。
それに、借金してしまったのも嫌だ!
折角あげたお金を彼がギャンブルやお酒や女遊びに使うのもムカつく。
自分で立ち直ろうとしない彼を見るのは不快だ・・・。
けど、彼の辛そうな気持ちが伝わってくるとたまらなくなっちゃう
⇒(あ!ダメダメ、・・・
これは彼との間での感情なので切り離して書かないでおこう)
それに、私がお金を渡すと
彼は本当に喜んで”有難う!君だけだよ、僕を助けてくれるのは”
と言われると嬉しい!・・・
⇒(あ!これも彼との間での感情なので書かないでおこう)」
等々。
次に、
相手を
”依存が強い甘えたさんの駄々っ子”だと思って、
自身は、
その子の将来の幸せを真剣に考える”優しくも厳しい親”になったとして
考える事が役に立つでしょう。
例えば、
学校に行かず、昼夜逆転して夜通しゲームにのめり込んで、
課金を沢山してしまい、
”お母さんだけだよ・・・僕の味方で居てくれるのは”
と毎月〇万円のお金をせがむ中学生の息子が居たとすれば、
その子の将来の事を思うと、
あなたが母親なら、どう対応してゆくでしょうか?
例:
(あなた)「課金はしないようにして!ママはもうお金は渡さないから
・・・」
(息子)「いやだいやだ、課金できなきゃ生きてゆけないよお!
ママは味方だと思っていたのに裏切る気?」
(あなた)「(その言葉に引っ掛からない様に)何言ってるの?
私はこのままじゃ、あなたはダメになってしまうと心配してるの
・・・あなたにはちゃんと自立して幸せな人生を歩んでほしいの!
このままじゃあ、ダメになっちゃうと思わない?」
(息子)「でも、僕辛いんだ・・・
ゲームで紛らわさないと耐えられない!」
(あなた)「じゃあ、課金はダメだけど、ゲームは禁止しないわ。
但し、このまま昼夜逆転を続けて欲しくないの。
だから今夜から少しずつ起きる時間も寝る時間も
早くしてゆかない?」
等々。
そして、
”自分”の快/不快を優先して、
相手の人を「甘えたさんの駄々っ子」だと思って、
その人の将来的な幸せを思って、諭してゆく様に伝えてゆきましょう。
(それでもダメなら離れましょう)
※どうしても離れる事ができない方はご相談下さい
次回からは、
「相手の気持ちがわからない」為に恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けて、その解決のヒントお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
➉相手の気持ちがわからない
今回からは、
「相手の気持ちがわからない」為に恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしたいと思います。
<相手の気持ちがわからない事によって
恋愛/結婚がうまくいかない人の例>
例:
「D男さんは20代後半の公務員です。
彼は学生時代から”個性的な奴”、”変わった奴”と思われていた様で、
例えば、級友の話を聞かず、自分が話したい事を一方的に話し続けたり、
級友達が”普通、こうするだろう”とか”普通、こう言って返してくるだろう”
から外れているみたいで、”空気の読めない奴”とか”自己中”
と言われる事もあった様です。
そんな状況でしたので、学校には友達は居ませんでしたが、
学校外の同じ趣味の仲間との付き合いはありました。
そんな彼も、親から”お前は跡継ぎの長男なんだから、
そろそろ結婚も考えてくれないと・・・”
と言われた事で、婚活を始めました。
相談所に入会して、何人かの女性とお見合いをしたのですが、
ことごとく、初回のお見合いの後に先方から断りの連絡が入りました。
彼は”おかしいなあ、また今度!と言ってたのになあ”等と、
不思議でしたが、仲人さんから”それは断り文句よ”と言われても
どうも合点がいきませんでした。
そして、10何回目かのお見合いの時も
彼はいつも通り自分の趣味の話を沢山喋って、
”あ~、今日はうまく喋れた”と独り満足してると、
仲人さんから”先方の方は、あなたの言葉に傷つけられた
とお怒りになってたわよ”
と言われましたが、彼はそんな覚えも無いのでショックを受けて、
”僕にも問題があるのかなあ”と思い悩む様になりました。」
<解説>
上のD男さんの例では、
(恐らく生まれつきに)興味/関心や注意の対象が、他人や周囲ではなく、
”自分”のそれだけに集中してしまう傾向を持った人だと考えられます。
もしそうだとすれば、
そもそも相手や世の常識、人間関係における暗黙のルール等に
関心を持たない訳ですから、
「空気が読めない」(読まない)
とか、
「相手の気持ちを感じられない」(感じようとしない)
とか
「常識や暗黙のルールがわからない」(関心が無い)
という事になりがちだと思います。
それ故、
相手が
「私の事なんて全く考えてない自己中な人」
とか
「空気が読めずに、私を傷つけても平気な人」
というレッテルを貼ってしまい、
恋愛や婚活がうまく行かない事も多いと思われます。
それでは、
そういった傾向を持っておられる方はどうすれば良いのでしょうか?
次回は、
「相手の気持ちがわからない」為に、恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けて、その解決のヒントお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚うまくいかない
➉相手の気持ちがわからないの解決
今回は、
「相手の気持ちがわからない」為に、恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けて、
その解決のヒントお書きしたいと思います。
<相手の気持ちがわからない為に
恋愛/結婚がうまくいかない人の解決のヒント>
①”意識的に”相手に関心を向けてゆく
(1)まず、家族でも友人・知人でも、誰かと話をする時は
”相手の話を聞こう”と意識して、極力”聞き役”に徹する様にしましょう
(2)「(1)」に慣れてきたら、次は
「相手が何を言いたいか?」を想像しながら聴く事を意識しましょう
(3)次に、相手の声のトーンや強弱を気にしながら聞いてゆきましょう
(4)更には、相手の表情や仕草や姿勢等の変化にも注意してゆきましょう
(5)家族等を練習台にして、同じ言葉でも声の感じや表情、仕草や姿勢
等で違う意味を持たせたものを聞き分ける練習をしましょう。
例;
例えば、同じ「うん、いいよ」とか「うん、いいよ・・・」とか
「別にいいけど・・・」、「いいわ!」とかに別の意味を持たせて
わかりやすい声の感じや表情や仕草/姿勢などを変えて伝えてもらい、
自分なりに「どういうニュアンスの”いいよ”」なのかを感じ取って、
後で答え合わせをしましょう。
そして、その訓練を重ねる事ができれば、
相手の
「本当は嫌だけど、渋々言ってる」
とか
「心から同意してくれてる」
等の、
言葉と気持ちの”ズレ”の有無がわかる様になってくるでしょう。
そうして、最終的には”相手が欲しい言葉”がわかる様になれば、
相手も”わかってくれる人だ”と思ってくれる事が増えてくるでしょう。
但しこの訓練は、
自分にとって元々関心が薄い部分の練習ですから、
続かない可能性もあります。
そこで、
”相手に関心を持つ事に関心を持つ”という事が必要になってくると思います。
その為には例えば、
自分の関心=「どうしても彼氏彼女が欲しい/結婚したい」
とか
自分の関心=「趣味の話が合う相手と一緒に居たい」
とか
自分の関心=「こちらの反応に対する相手の変化を
研究者の様に追究してゆきたい」
等の、自分なりの動機付けを見つけてゆく必要があると思います。
次回からは、
「コミュニケーションが苦手」(特に話下手、等)な為に、
恋愛/結婚がうまくいかない方に向けて、お書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑪コミュニケーションが苦手(話下手等)
ひと言で
「コミュニケーションが苦手」と言っても、
人によって様々な種類があると思います。
例えば、
前回までにお書きした「相手の気持ちがわからない」為に
相互的でスムーズなコミュニケーションが難しい場合もあると思います。
今回からは、
会話/発話が難しく黙り込んでしまう等の
話下手の為に恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けてお書きしてゆきたいと思います。
それではまず、
そうした”話下手”の人の
私が考える主な3つの類型をお書きしたいと思います。
<話下手の為に恋愛/結婚がうまくいかない人の主な3つの類型>
(1)会話したい内容が何も頭に浮かんでこない
(2)会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない
(3)会話したい内容は浮かんで来るが言葉にする事に大きな抵抗がある
では、
そうした”話下手”の人はどうしてそうなってしまうのでしょうか?
次回からは3つの類型の一つ一つに関して、
(私が考える)そうなってしまっている原因をお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑪話下手の原因(1)
今回は、
「話下手の為に、恋愛/結婚がうまく行かない人」
の中でも、
前回の私の類型の「(1)」である、
「会話したい内容が何も頭に浮かんでこない」というタイプの方
に向けて、
そうなってしまう原因を私の考察を基にお書きしたいと思います。
<(1)会話したい内容が何も頭に浮かんでこない原因>
Aタイプ(無関心型)
そもそも他者への興味/関心が薄く、
他者と関わりたいという欲求が余り無い方もいらっしゃるでしょう。
そうなると、
「相手を知りたい」とか「自分の事をわかって欲しい」という欲求は
生じにくくなり、
「自分が話したい事」や「相手に聞きたい事」も
必然的に浮かんで来なくなると思います。
この原因として考えられるのは、
◎「愛着の形成不全」
幼い頃の親等との間の愛着形成がうまく行かず、
”社会的関わりシステム”が構築されなかった。
◎「先天的な原因」
愛情や絆のホルモンと言われるオキシトシンの受容体の数が
先天的に少なかったり、その働きが弱かったり、
或いは共感や他者理解に必要なミラーニューロンの働きが
生まれつき弱かったり、等の原因が考えられます。
Bタイプ(感覚/感情鈍麻型)
「この人の事が気になる」とか「私に好意を持って欲しい」等の
自分の感情や感覚を感じられないと、
当然「話したい事」や「聞きたい事」は浮かんでこないでしょう。
この原因として私が考えるのは、
先天的なものではなく、
後天的に身に着けた無意識(辺縁系等)の防衛反応ではないか?
という事です。
何故なら、
自分の感情や感覚が鈍麻(麻痺)したまま生まれて来るとすれば
生物学的には生き残る事が難しくなるでしょうから、
先天的にそうした状態で生まれてくる事の確率は、非常に少ないと考えます。
だとすれば、
(後天的に)どうしてそうなったのか?
例えば、
生まれつき感覚過敏を有して生まれて来た子が、
それを抑圧せざるを得ない環境で育ったり、
その特性の為にトラウマチックな経験をしたり、
或いは本人自身の無意識(辺縁系等)が
感覚過敏の過覚醒を制御する必要を感じ、
一気に低覚醒状態に持ってゆき、感覚/感情をシャットダウンしている、
とも考えられるでしょう。
つまり、
不適応的(危険)な感覚過敏を環境に適応できる(安全)様に、
無意識(辺縁系等)が感情/感覚鈍麻といった防衛戦略を採っているのでは?
と考えます。
※類型(タイプ)別の解決のヒントは後述致します
次回は
「(2)会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない」
といった類型について
(私が考える)そうなってしまっている原因をお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑪話下手の原因(2)
今回は、
「話下手の為に、恋愛/結婚がうまく行かない人」の中でも
前回の私の類型の「(2)」である、
「会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない」というタイプの方
に向けて、
そうなってしまう原因を私の考察を基にお書きしたいと思います。
<(2)会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない原因>
このタイプの方は、
恐らく持って生まれて(後天的な要因が隠れている場合もあるでしょうが)
感覚過敏であり、
しかも新奇の刺激に対しての欲求が生まれつき強い方であると考えます。
どういう事かと申しますと、
感覚過敏であると、当然不快刺激に対しても過敏である故、
不安や不満等の負の感情といった内的な不快刺激に対しても敏感であり、
ストレスを感じ易いと考えられます。
そうした場合に、
自分にとって興味が有る事等の快刺激/快感情へ舵を切る事で
過覚醒状態に持って行くといった防衛戦略を採る事によって、
不快刺激/感情を相殺しようとする訳です。
(私は「ドーパミン安定型」と名付けています)
例えば、
話題をころころ変えながら、
今頭に浮かんだ自分の興味がある事を多弁に話をされる方は
皆さんの近くにも一人か二人いらっしゃると思います。
そうした人に対しては「楽しい人」「明るい人」「エネルギッシュな人」
として好印象を持つ事も多いでしょう。
ところが、このタイプの人の中には、
頭に浮かんだ事をそのままを発話する事に大きな抵抗があり、
「ちゃんとまとめて話さなきゃ」・・・「でもまとまらない」
等の理由で、話せなくなる人がいらっしゃると思います。
そうなってしまう原因としては、
以下の2つが考えられます。
◎相手の快/不快にとても敏感である
このタイプの人は、(恐らくミラーニューロン等の過度の発達等により?)
自分の快/不快よりも相手の快/不快に対してより敏感であり、
「こんな事言っちゃうと、相手の人を傷つけるかも?」
とか
「うまくまとめて話さないと、相手の人が混乱しちゃう」
とか
「丁寧に話さないと、相手の人に対して失礼にあたる」
等と考えてしまい、
より混乱して発話できなくなる、という事が想像されます。
◎トラウマチックな経験による防衛/抑制
このタイプの人は、
恐らく生まれつきに、自分にとっての快/不快を敏感に察知する傾向
を持っていて、
元々は自分が話したい事を話したい様に話す人だったのが、
例えば、
それをした為に相手に傷つけられたり、否定されたり、たしなめられたり、
馬鹿にされたり、といったトラウマチックな体験によって、
相手の快/不快に対して(後天的に)敏感になった。
それ故、
”自分が不快を感じない為に”相手の快/不快、つまり顔色を見る様になり、
それを意識するあまりに、自由な発話ができなくなってしまった、
と考えられます。
※このタイプの方については、次回の考察も併せてご参照下さい
※類型(タイプ)別の解決のヒントは後述致します
次回は
「(3)会話したい内容は浮かんで来るが言葉にする事に大きな抵抗がある」
といった類型について
(私が考える)そうなってしまっている原因をお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑪話下手の原因(3)
今回は、
「話下手の為に、恋愛/結婚がうまく行かない人」の中でも、
以前お書きした私の類型の「(3)」である、
「会話したい内容は浮かんで来るが言葉にする事に大きな抵抗がある」
というタイプの方に向けて、
そうなってしまう原因を私の考察を基にお書きしたいと思います。
<(3)会話したい内容は浮かんで来るが
言葉にする事に大きな抵抗がある原因>
「(1)の低覚醒状態」でも、「(2)の過覚醒状態」でもなく、
コミュニケーションには適切な(耐性領域内)覚醒状態にも関わらずに
思った事、感じた事を言葉にできない方は、このタイプだと思います。
このタイプの方は、
快/不快刺激(感情)にとても敏感であると考えられます。
そして、
その敏感さの方向性としては、
以下の2種類があると思われます。
①自分の快/不快>相手の快/不快
「こういう言い方をすれば、相手はどう感じるだろうか?」
とか
「相手が気を悪くして不機嫌になるのは嫌だな」
とか
「私の事を馬鹿にされたり、否定されない様に話さなきゃ!」
等と
相手に不快を与えない(=相手から攻撃されない)事ばかりに集中すると
言葉選びもとても慎重になり、
最悪、発話できない状態になる事もあるでしょう。
②相手の快/不快>自分の快/不快
「こういう言い方をすれば、相手はどう感じるだろうか?」
とか
「相手が傷ついたり、不快を感じない様に話さなきゃ!」
とか
「相手のプライドを損なわない様に、失礼にならない様に」
等と、
相手に不快を与えない(或いは快を感じてもらう)事ばかりに集中すると
言葉選びもとても慎重になり、
最悪、発話できない状態になる事もあるでしょう。
そして、
上の「①」と「②」の方向性の違いの原因として、
私が考えるのは、
(持って生まれた感覚過敏⇒感情過敏がベースにあって)
ミラーニューロンやオキシトシン受容体等の器質的(先天的)な差異、
もしくは、
「否定的、虐待的な家庭環境で育った」、
「共依存的な家庭環境で育った」
等の生育環境による場合もあるのでは?と思います。
※家庭環境以外でも、友人等との関係性の中で
敏感さ故にトラウマになる出来事を経験する事によって
「①」の様に防衛的になったり、
「②」の様に相手の気持ち優先になる事は起こり得ると思います
それでは、
「話下手」を改善して、恋愛/結婚がうまく行く様にするには
どうすれば良いのでしょうか?
次回からは、
3つの類型それぞれについて、
改善のヒントをお書きしてゆきたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑪話下手の改善のヒント(1)
今回からは、
話下手の為に恋愛/結婚がうまく行かない方に向けて、
その改善のヒントを、
先にお書きした3つの類型ごとにお書きしてゆきたいと思います。
まず今回は、
類型(1)の「会話したい内容が何も頭に浮かんでこない」から。
<話下手の為に恋愛/結婚がうまくいかない人の
改善のヒント(1)>
(類型1)会話したい内容が何も頭に浮かんでこない
(1)恋愛や結婚へのモチベーションを高める
そもそも相手に関心が持てなかったり、
自分の感覚/感情が鈍麻してしまっている為に
会話したい内容が何も頭に浮かんでこないのだとすれば、
「何故恋愛したいのか?」
とか
「何故結婚したいのか?」
といった自分の欲求や感情をまず整理する必要があると思います。
その為には、
「恋愛や結婚がもたらす自分にとってのメリット」
や
「恋愛や結婚を通した自分の幸せな未来像」
等を想像して書き出してゆき、
それを毎日読み返す、等の工夫が役に立つでしょう。
(2)理想の相手像を絞り込む
例えば、
上の「(1)」で、
「自分にとって結婚する事のメリット=淋しい老後を送らずに済む」
だったとすれば、
”選ぶ相手”は
「ずっと傍に居てくれそうな人」であったり、
「この人だったらずっと傍に居たいと思える人」
であるかも知れません。
(3)相手への関心や自分の感情を感じる事を高めてゆく
上の「(2)」で、
理想の相手像をある程度絞り込む事ができれば、
その為に必要な”情報”を書き出してみましょう。
例:
「相手が老後をどう過ごしたいと思っているのか?」
「浮気したり、裏切ったりしなさそうなのか?否か?」
「自分はどんな相手ならずっと一緒に居たいと思えるのか?」
等々。
(4)知りたい情報を得る為の、自然な質問を準備する
例:
「〇〇さん(相手)にとっての理想の結婚生活は、どんな形でしょうか?」
「老後はどんな関係で居たいですか?」
その他、相手の趣味や”推し”を聞いたり、
今迄の恋愛の事を聞いたりして、
”一途な人”なのか否かを探ってみてもいいでしょう。
また、
”自分の理想の相手”の話をした時の相手の反応を観察するのも
よいと思います。
※但し、尋問みたいにならない様に、
さりげない会話の中に質問を挟み込めるように
”台本”を作っておいてもよいと思います
(5)相手への関心を持つ
「(3)」,「(4)」で、”相手のどの部分に関心を持つのか?”が定まれば、
それに纏わる知りたい情報と知る為の準備のパターンを
増やしてゆきましょう。
(6)相手を評価してゆき、ターゲットを決める
例えば、
自分の欲求や感情を満たしてくれる相手なのか?否か?
とか、
そうではない部分を感じたとしても、妥協できる範囲なのか?
等を評価し、”ターゲット”を決めましょう。
(7)相手に関心を持ってもらう
”ターゲット”が決まれば、
「相手の興味・関心」を探り、
それに共感して話を膨らませたり、
自分が知らない事柄であれば”教えてもらおう!”
等といった意識で質問したり、
相手が気持ちよく居られる様に気を遣ったり、
喜ばそうとしたり、
等の工夫をし、
相手に関心を持ってもらう様な作戦と準備を行ってみましょう。
次回は、
話下手の為に恋愛/結婚がうまく行かない方の中で、
類型(2)の「会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない」方に向けて、
改善のヒントをお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑪話下手の改善のヒント(2)
今回は、
類型(2)の「会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない」方への
改善のヒントをお書きします。
<話下手の為に恋愛/結婚がうまくいかない人の
改善のヒント(2)>
(類型2)会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない
(1)相手の興味・関心に意識を集中する
「自分の話したい事」に意識が集中する為に混乱したり、
トラウマが引き出されて話せないのであれば、
「相手の話したい事」に意識を集中して、
それを引き出したり、膨らませる事に力を注ぎましょう。
例:
(自分)「私は休みの日とかはゲームばっかりしてしまうのですが、
〇〇さん(相手)はゲームとかなさいますか?」
(相手)「あ~、ごめんなさい・・・私はゲームはしないんです」
(自分)「じゃあ、〇〇さんが今はまってる事は何ですか?」
(相手)「私は結構料理が好きで、煮物なんて下ごしらえをきっちりしないと
気が済まないんで、一日がかりになっちゃったりします」
(自分)「へ~!一日がかりで作られるなんて、プロみたいですね!
煮物と言えば、私はタケノコの煮物とか肉じゃがが好きなんですが、
〇〇さんがよく作られるのは?」
等々。
(2)「自分」⇒「相手」のキャッチボールを心がける
自分の話したい事だけをべらべら喋ると、
大概相手に引かれてしまいますので、
「自分の話したい事」は簡潔にし、相手の話したい事を優先する事
を心がけましょう。
でも、
「話し過ぎたな」と感じた場合は、
すぐに相手の興味がある事・話したい事に水を向けて、
それ以上に話してもらう事を意識しましょう。
(3)入念な準備
例えば、
デートやお見合いの前に、
頭に浮かんでくる「話したい事」を全て書き出して、
簡潔にまとめたものを台本として作っておく、
或いは、
相手に聞きたい事も同様にまとめておく、
更には、
「僕の話をしていいですか?」と断ってから話す訓練、
話している最中の相手の反応を見ながら(興味持ってるのか?否か?等)
話をストップするのか?続けるのか?等の判断の訓練、
「話過ぎた」と感じた時の為の謝罪の訓練、
等、
事前の準備や訓練をしっかりやっておく事も必要だと思います。
次回は、
話下手の為に恋愛/結婚がうまく行かない方の中で、
類型(3)の「会話したい内容は浮かんで来るが
言葉にする事に大きな抵抗がある」方に向けて、
改善のヒントをお書きしたいと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
恋愛/結婚がうまくいかない
⑪話下手の改善のヒント(3)
今回は、
類型(3)の
「(3)会話したい内容は浮かんで来るが言葉にする事に大きな抵抗がある」
方への改善のヒントをお書きします。
<話下手の為に恋愛/結婚がうまくいかない人の
改善のヒント(3)>
(類型3)
会話したい内容は浮かんで来るが言葉にする事に大きな抵抗がある
このタイプの方は以前の”原因”の所で述べましたが、
主に2つのタイプに分類されると思われます。
即ち、
①自分の快/不快>相手の快/不快
つまり、相手の不快反応に意識が集中し、
その反応から自分に生じる不快感情を避けようとして発話ができなくなる
と考えられます。
②相手の快/不快>自分の快/不快
つまり、相手の不快反応に意識が集中し、
その反応をもたらせてしまった自分に対して、
不快感情''(例えば後悔や自責等)を感じてしまうのを避けようとして''
発話ができなくなると考えられます。
ここで、
どちらにも共通している事は
「相手の不快」と「自分の不快」に意識が集中しているという事です。
だとすれば、
意識の向け先を「相手の快」と「自分の快」に変える事が有効だと思います。
(1)自分の快に意識を向ける
・「何を話したいか?」(自分にとっての”快”の話題)を予め決めておく。
・自分にとって”快”を感じる相手の表情や姿勢、身なり、仕草、声、
話の内容等に意識を向ける。
例:「(この人はオシャレで清潔そうだな・・・)」
「(優しそうな眼をしてる人だな・・・)」
「(無邪気に笑う所が好感を持てるよな・・・)」
「(声優さんみたいに良い声だなあ・・・)」
「(話が面白い人だな・・・)」
等々。
(2)自分が感じた”快”を言葉にする
・相手の不快を和らげる為の前置きの言葉の準備:
「間違ってるかも知れませんが・・・」
「失礼だったらごめんなさい・・・」
「馬鹿な事聞いてもいいですか?・・・」
等と”前置き”を考えておく
・相手が不快を感じた時の為のリカバーする言葉(言い訳)の準備:
「ごめんなさい・・・
私ってすぐ思った事言っちゃう悪い癖があって・・・
本当にごめんなさい」
「あ~・・・またやってしまった。友人からも言われるんですが、
”天然”でほんとごめんなさい」
等々。
・家族や友人との練習
上記の事を意識して、気が許せる人相手に実際に練習を重ねた上で
”本番”に挑みましょう。
例:「失礼だったらごめんなさい。あなたの声って、私の好きな声優の
〇〇さんに似てて、とても親近感を感じます」等々。
(3)相手の快に意識を向ける
・相手の表情や姿勢、仕草、声や話し方等から相手の”快”を感じる
・相手の快をふくらませる会話をする
例:
(相手が”推し”の話をしている時に、笑顔で声が弾んでる)
⇒自分はその”推し”の事を知らなくても
「へ~その人のどんな所が魅力的ですか?」
等と、話をふくらませる質問をしてゆく。
(4)再度、自分の快に意識を向けてそれを伝える
・相手の快を感じた結果、自分側に生じた快を伝える
例:
「あなたが〇〇さん(相手の”推し”)の事を楽しそうに話されるので、
私まで笑顔になっちゃいました。有難うございます。」等々。
※お独りでは難しい場合は、お気軽にご相談下さい
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
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