何故新しい環境が怖いのか?

何故新しい環境が怖いのか?

<前回からの続き>

前回お書きした様に、

進級・進学・就職等によって、新しい環境に身を置く事に
恐怖を感じる人もいらっしゃいます。

そして、
それは決して「メンタルが弱いから」ではないと私は考えています。



だとすれば、
何故恐怖を感じてしまうのでしょうか?

今回はその原因を分析してみたいと思います。




<新しい環境に恐怖を感じる原因>






①感覚過敏を有している

(多くの場合)持って生まれて感覚過敏を有していると、
特に、見た事の無い景色・場所、大勢の知らない人達等の
新奇の刺激が多すぎると、

五感や第六感(内受容感覚等)からの情報入力が過多となって、
処理しきれずに圧倒されてしまうでしょう。



逆に、
「全然平気」という人はその部分は鈍感であると言えるでしょう。

つまり、
「弱い/強い」ではなく、「敏感/鈍感」の違いであると思います。






②プチトラウマを有している

感覚過敏を持っているせいで、新奇刺激に圧倒されて
例えば、幼稚園の入園式の中へ入っていけず、親に注意された
とか

みんなの前で固まってしまって一言もしゃべられず
みんなの冷たい視線や嘲笑を感じた・・・



感覚過敏を持っている人はこういった
”恥”を感じるプチトラウマを持っている場合が多いでしょう。



そうなると、
同じような新奇刺激にさらされるであろうシチュエーションでは、
トラウマがフラッシュバックし、
「またそうなるのでは?」という予期不安に襲われる事もあるでしょう。






(不快)刺激を無くす事で安定するタイプだから

以前お書きした様に、

特に心が不安定になり易い感覚過敏を持っている人が
心を安定させる方向性として、

(不快)刺激を無くす事で安定する

(快)刺激を得る事で安定する

③他人との繋がりで安定する

3つの方向性があるというのが私の考えです。



この中で、
「②」「③」の方向性が強い人は
「不安だけど、楽しもう」
とか
「怖いけど、友達をまず作ろう」
という方向へ行ける訳です。



ところが、
「①」の方向性が強い人
新しい環境で一気に押し寄せる膨大な刺激(勿論”不快”刺激も沢山入っている)
を無くしてゆくには相当時間がかかってしまうでしょう。

そして、
それに耐えられなくなると、学校や職場に行けなくなる
等の根本的に不快刺激をシャットアウトしようとする力動が働く
事も起き得るでしょう。






それでは、
そういった感覚過敏を有している人が
新しい環境に順応するにはどういった工夫が役に立つのでしょうか?

そのヒントを次回からお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。