カウンセリングのQ&A⑦お宅ではどんなカウンセリングをするの?
カウンセリングのQ&A⑦お宅ではどんなカウンセリングをするの?
<前回からの続き>
今回も引き続き、Q&A形式でお書きします。
Q.お宅ではどんなカウンセリングをするの?
A.お悩みや症状の根本原因を割り出し、
その解決策をご提示してゆきます
①今のお悩みや症状をお聴きする
初めてカウンセリングをご利用なさる方は、
多くの場合はきっかけとなる出来事があって、勇気を出していらっしゃった
筈です。
ですから、
まずは今一番お困りになっていらっしゃる事を把握します。
例:
「昨日また彼氏が私のLINEを無視したので、彼氏にキレてしまい、
過呼吸になった・・・
彼の事がすきなのに、そんな自分が情けないです」
②その原因を確かめてゆく
原因としては、
(1)「環境因」
(2)「人間関係における相互作用」
(3)「個人の(先天的な)特性」
(4)「個人の(後天的)な性格」
等が予想されます。
そして
それらがどのくらいの割合で、今のお悩みや症状に関係しているのか?
を掌握する為に、
「症状や悩みがマシだった時」をお聴きします。
<主に(1),(2)の特定>
更には
症歴や成育歴、家族歴、幼い頃のエピソード等をお聴きします。
<主に(3),(4)の特定>
例:
(CO.=カウンセラー、CL.=クライアントさん)
CO.「同じような状況で、彼氏にキレなかった時はどんな時でしたか?」
CL.「仕事が忙しくなくて、友人とよく旅行に行けてた時にはマシでした」
CO.「前の彼氏との間でも同じ事が起きてましたか?」
CL.「はい・・・
でも、そう言えば大学生の時の最初の彼氏の時はそうならなかったです」
CO.「それは何故なのでしょうか?」
CL.「多分、会う時にはいつもサプライズ的に楽しませてくれたから
かな・・・?」
CO.「子供の頃どうでしたか?」
CL.「私は甘えたさんで、ママが忙しくて相手してくれない時は
物凄く淋しくなって、よくママにキレてた記憶があります・・・」
等々。
③傾聴によって得られた情報を基に仮説を立ててゆく
例えば、
上の「②」の「例」から原因の仮説を立てると、
・このクライアントさんの場合は、持って生まれて不快刺激に敏感で、
寂しさや不安を強く感じ易い
・だから子供時代は依存的だったが、
自分の感情の自己調整の部分が不十分ではないか?
・そこから来る不安定さを安定させる方向性としては、
「快刺激を満たす事」が大きなウエイトを占めてそう
④仮説を確かめる質問をしてゆく
この質問によって、仮説を検証してゆきます。
(※省略します)
⑤仮説に基づいて解決策を提示する
例えば、
上の例のクライアントさんなら、
・不安定さは自分のせいではなく、遺伝的なものだと納得頂いて、
自己否定される事を避ける
・感情の自己調整の方法を具体的にお教えする
・心を安定させる為に、
今できる快刺激のバリエーションを考えて頂き、実行して頂く
等々。
これはあくまでも一例にしか過ぎません。
例えば、
恋人や我が子等との人間関係の悩みの中には、
うまく行かないコミュニケーションのパターンが繰り返されてる場合
もあります。
そういった場合はその原因を特定し、
解決策へ導くために相手の言動の捉え方を変えるお手伝い(リフレーミング
と言います)を差し上げ、
クライアントさんサイドからのコミュニケーションのパターンを変える事で、
お二人の間に生じている”問題や症状”(子供の不登校や家庭内暴力等も含めて)
を解消するお手伝いも可能です。
※ですから、1回~3回という超短期で
お悩みや症状が解決・解消される方が多いです
※詳しくはお問合せ下さい
<次回へ続く>