多重人格障害(解離性同一症)の治療法①カウンセリング(6)前頭前野の機能強化

多重人格障害(解離性同一症)の治療法①カウンセリング(6)前頭前野の機能強化

<前回からの続き>  

 

前回までのやり方で、

基本人格(前頭前野)による、
SP(サブパーソナリティー=交代人格)達や
インナーチャイルドのケアを行っても、

解離(SPが前頭前野を乗っ取る)する事もある
と思います。

そんな場合には、
更なる前頭前野の強化が必要だと思います。

それでは、
前頭前野を強化するには一体何をすれば良い
のでしょうか?

今回はそれについてお書きしたいと思います。

 

<多重人格障害(解離性同一症)の治療法
 ①カウンセリング
 (6)前頭前野の機能強化>

前頭前野を強化するには、
(SP達にはできなくて)前頭前野にしかできない事を

増やしてゆく事だと思います。

●”今・ここ”での自分の感情や欲求を感じる

SP達は”今・ここ”を生きてるのではなく、
過去の時間・空間に閉じ込められている
訳ですから、

”今・ここ”にある自分の感情や欲求を感じてみましょう。


例:「あ~お腹が減っちゃった。何が食べたいかな?」
  「わ~、夕日がきれい!風も心地よくて、
    小鳥のさえずるに癒される」

等々。

※「代理人格」等の一部のSPは”今・ここ”に生きている
 様に感じるでしょうが、実際は”今・ここ”に合わせているだけで
 過去に閉じ込められてる筈です

●”今・ここ”に足場を置きながら、
  未来の目標や計画を立てる

 
計画を立てて実行する、という事も
前頭前野が働いていないとできない事です。

例:「このしんどさが無くなれば、
          何をしたい?どうなりたい?何が欲しい?」

 と自分に問いかけて、
    その目標に向けての計画を書き出し、

 今日できる事から少しずつ行ってゆく。

例えば、「来年中には〇〇の資格を取りたい。そのための計画として・・・」
    「それに向けて今日する事は?・・・」

    ネットでその資格について詳しく調べる。

    或いは、
    今日一日の予定を書き出し、予定通りに実行してゆく

    とか、

    今度の長期休暇の旅行の計画を立てる、
 

    等々。

 

●”今・ここ”に足場を置き、過去を振り返る

これも前頭前野の働きが必要です。

例:「幼稚園にあがった頃以降は、あんな事があったり、
   あんな事もあったよなあ・・・それにあんな事も。

   京香ちゃんにとっては毎日地獄だったよなあ。
   でも、よく我慢したよな。

   そして、〇〇ちゃん(SP)も△△ちゃん(SP)も
   京香ちゃんを守ろうとしてくれてたんだよなあ~」

   等々。

※これらの事は
 それぞれ毎日決まった時間に行う事が良いでしょう。

 

(子を案じる親の様に)
 常にSPやインナーチャイルドの事を思う

例:「今日は”幼い京香ちゃん”に無理させたから
    疲れてるだろうなあ。

    ちょっと京香ちゃんをいたわってあげよう」

  「これからやろうとしてる事には
          きっと”ナルト”は反対するだろうなあ。

    ちょっと”ナルト”と話してみよう・・・」
等々。

※それでも記憶が空白の時間が出てくるようであれば、
 一時間ごとに「この1時間は誰とどこで何をしたか?
 +どう感じたか、何を考えたか?や、
    感想等をメモに書いてゆきましょう。

 そして空白の時間があれば、
 周りの人からその間の自分の様子を聞いたり、

 想像して、「どの子が出て来たのか?」推測し、
 その子と対話してケアしてみるのも良いでしょう

<次回へ続く>

 

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